006)孫氏の兵法
年齢もあるだろうけれど、中国古典に立ち位置や進むべき道筋も求めてしまう。孫氏本人の実像には疎いけれど、やはり言葉は重く、Web開発現場という戦場においては、学ぶべきことが多い。
詳細な言葉の意味は下記の「ref(erence)」に任せるが、日々の葛藤の中、先人たちはどんな知恵をその戦場から得たのだろうと想いを馳せる。
1)戦いを始める前にチェックする項目
• 道( 君主と国民の関係) → チーム/ 組織力
• 天( 自然の事象) → トレンド/ 競合状況
• 地( 地形) → 市場/ ユーザ
• 将( 将帥の力) → リーダーシップ/ 上司力
• 法( 軍事制度) → システム/ インフラ
2 戦闘が始まったなら従うルール
• 度たく( 基準) → 視点/ 目標/ KPI
• 量( 評価) → 計測+判断
• 数( 計算) → 判断+戦略
• 称( 比較) → 検証+改善
• 勝( 勝利) ⇒ 兜の緒を締める
自分が感じる労苦は、他にも感じる者がいて、今ならそれを誰かがBlogやSNSで解決方法を書いてくれていて…と考えていて、何度も何度も助けて頂いた。Webのために何かを成したいと考えつつ、いつもWebから助けられる日々。
同じ感覚で、中国古典を観ている。戦という、かなり異なる状況だけれど、殺し合う点以外は似ていなくもないのではないかと考える。クライアントとの折衝/衝突、チーム内の不和、開発側の社内紛争…主戦場とは違った場面でも神経を削られるが、その辺りこそ似ている部分なのかもしれない。同様の神経戦があるが故に、少しでも効率よく勝利せざるを得ない状況もあったのかもしれない。だからこそ役に立つ。
以上。/mitsui
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