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「多様なつながりの価値」を考える

こんにちは!ミテモの谷口真里佳です。
私は先日、宮崎で教育のイベントを主催しました。

最近東京などを中心に話題のドキュメンタリー映画『Most Likely to Succeed(※)』を見て、その感想をワークショップ形式で、参加者同士がシェアしあうというイベントでした。

5月に宮崎に移住してきて、どれくらいの人がこれからの教育に関心があるのだろう、一緒にこれからの教育について考える仲間が欲しいと考え、このイベントを主催しました。

宮崎では初めてのイベント開催ということもあり、何名くらい来てくださるのか不安だったのですが、当日はなんと!45名もの方が参加してくださいました。学校の先生、行政の方、私のように教育事業に関わる一般の方など様々な業種の方に、ご参加いただくことができました。

今回は、イベントを通じて私が再認識した「多様なつながりの価値」についてお話しします。

冒頭に述べた、様々な業種の皆様とご一緒に映画を見終わった後のワークショップで、ある一人の参加者(教員の方)がこんな話をしてくださいました。

「今、生徒たちと新商品の開発をしているのだけど、本当は外部の人からアドバイスが欲しいと思っている。でも、自分にはつながりがなくて、誰に言えばいいのかわからない」と。

すると、同じテーブルの参加者の方が、「自分は、企業に勤めていて、そうしたことに力になりたいと思っているし、会社としてこれまでに中学生などの受け入れ、支援もして来たので、手伝わせて欲しい」とおっしゃったのです。

まさに多様な人との出会い、繋がりが形になった瞬間でした!


「つながり」がもたらす効果

今回は、この先生が「こんなことで困っています」とオープンにして相談をしたこと、そしてそこに支援できるリソースを持つ人がいたこと、この二つの要素が重なったから起こった出来事だったのですが、こうしたことって、企業活動の中でもあるのではないでしょうか。

例えば、「新しい企画・プロジェクトを立ち上げることになったのはいいけれど、どこから始めればいのか」とか

「◯◯について困っているけど、なかなか解決できない」というお悩みです。

自分の業務に関する知識、経験、人脈を広げていくことはもちろん大切です。でも、全く予想していなかった人や出来事を通じて、悩んでいたことが思いもよらず解決に繋がり、業務が一気に加速するという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。

その時には直接関係のないようにみえることの重要さは、あのスティーブ・ジョブスの有名なスピーチでも触れられています。

大学生の時、今の自分と将来を結びつけることなんてできなかった。でも10年後に振り返ってみると、過去と未来はしっかりつながっているのだとはっきりと分かった。

先を見ても分からない。でも、後から振り返れば、すべてはつながっている。たとえ道をそれたとしても、いつかどこかで役に立つと自信を持てる。
(スピーチより著者訳・抜粋)

(※) 映画『Most Likely to Succeed』とは
「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、世界の有識者や多くの学校取材を積み重ねて制作されたドキュメンタリー作品です。米国のカリフォルニア州にある High Tech High というチャータースクールに通う二人の高校1年生の成長を追いかける過程で、受験偏重型教育と、生きる力を身につける実践的な教育のバランスをどう考えるかといった、日本と同様の課題も出てきます。 

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