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プラポ展の思い出。

あっという間に過ぎ去った展示期間。
1800人ご来場、という、ちょっと現実味があまりない数字にビビっております。

ご来場下さいました皆様、同じ場所で展示させて頂きました皆様に、感謝しかないです。
本当にありがとうございました!まずはお礼を伝えさせて下さい。

感想ノートへのコメント、展示期間中にお声掛け下さって感想仰って下さった皆様、アンケートに書いて下さった皆様、ご覧下さった皆様、本当にありがとうございます。

今回の展示では男性を被写体として撮影させて頂きました。
元々、プラポ展では男性を撮影して展示したいと思っていたし、公言していたので、そういう意味では実現できたという喜びもありました。

元々、プラポ交流会にて壁に飾る写真もそうですが、主に女性の写真を出す方が多い会でした。
ただ、私は元々、男性女性関係なく撮っていたので、プラポだから男性の写真を必ず出すぞ!と意気込んでいた訳でもなかったのですが、なんとなくプラポに出すなら…という程度ではありました。

どんな写真にするのか、これはかなり悩みました。
今年に入ってからあちこちで展示させて頂く機会に恵まれて、予定してた展示のラストというか、締めくくりみたいな感じもあって、でも今までとは違う感じにしたい、だけど自分の撮りたいものを撮って出していいのかと、グルグルしてました。

そんな時に、夜景の中でストロボの練習に付き合ってくれた男性の友人が、自転車屋さんだということ、工場もあるよ、とのことで、洗車してるとこを撮りたいなって思ってお願いしてみたらOKを頂きまして。
この時はまだ、洗車してるとこを1冊の写真集にまとめられたらいいなーぐらいにしか思っておらず、頭の中で写真集を組む様に色んな画角で撮影できるようにズームレンズ使ってて。
2台目の洗車する前にお昼ご飯を作っていただいて食べてる時にお酒を勧められてクイっと飲んで後半撮影してw
撮りたいままに好きなように撮ってました。ピント合わせる場所も、セオリーなんてまるっと無視して好きなとこに合わせてました。
工場だったので広さもあるし、そんなに風も吹いてない日だったので、持って行ったストロボの光をトレペで、自転車に向かって真横から当てて、影を作って遊んでた、と言った方が正しいぐらいに、本当に好きなように撮っていて。
…その好きなように撮った写真が、やはり自分でも好きな写真でして。

撮ってる間も、後も、色んな話を聞いて、その中で写真集の中に手紙を入れようかな…とはボンヤリと考えてたんですが、伝え忘れ(おいおい)
写真を組んでる時に、これは手紙を入れないとダメだろう…!!と思って連絡して、ふとした流れから手書きでの手紙を書いてくださる事になり。
枚数の指定はしなかったけど、サイズは写真集の中に入れる関係上、あまり大きいと縮小することになって読みにくくなるなーと思ったので一応指定して。
彼の私生活もあるし、書く内容も多分、相当大変だというのも解ってはいたので、プラポ展に間に合えばいいやーという気楽な感じでいたら、彼の誕生日に書いてもらえることになり。
そんなこんなしてるうちに、彼の方の状況も変わり、その話を聞いて再度、撮影したいと思い、日程を決めて2回目の撮影をしました。

そして2回目の撮影で撮らせてもらった写真2枚と、1回目の撮影での写真1枚で展示を組んで。
2回目の撮影の翌日にはピクトリコ工房にデータ持って行きました。簡単に現像だけして、レタッチはしませんでした。

この時はまだ、手紙読んでなかったです。ただ、伝えたい想いは色んな話をしてく中で端々に出ていたので、多分合ってたんだなって思ってます。

写真集もほぼ組み終わってから、手紙をひらいて取り込んで初めて読ませていただいて。
最後の2ページは手紙の内容に続くようにと追加しました。
多分手紙なかったら、この2ページは入れてなかったんだろうなって、今でも思ってます。

展示で写真集も置きたい、とは伝えてたけど、元々文章書くの慣れてるんですかね、書き始めから読み進めたくなるように書いてくださって。
彼としては多分、伝えたいことを書いただけ、なのかもしれませんが、構成うますぎて。
私も写真集として手元に届いて確認してたつもりなのに、全体をパラパラとめくっていくと泣きそうになってて。

私に撮らせてくれて、写真集も作らせてくれて、本当に感謝しかないです。

プラポ展のほかのメンバーにも、ずるいって言われてました。笑
あと、見に来てくださった以前の写真展の主催者にも。笑

しかし、こうして自分が表現したかった世界に協力してくださる方がいて、幸せだなぁって実感してます。

着飾らない、今のその人を撮る。伝える。残す。繋げる。

私自身、ジャーナリストでもないし、真実を伝えなきゃみたいな使命感があって写真を撮ってるわけじゃないんですけど、記録写真は頼まれて撮ることが多いので、なんとなくそっち方向の方が撮りやすいのかもですが、今回記録としての役割もちゃんと果たせていたかなと不安にもなってますけど、それはまだ結果の出ない話なのと、結果を聞けるかは分からないですけど、そうなったらいいなって思ってたりなんだりで。

ただ、こういう写真(というか写真集)はもっともっと撮りたいって思いました。
アンケートの結果が思ってたより良かったから、ではないですけど。(というかむしろ良かったから次作るのが怖かったりはします。。)

プラポ展は、初めにも書いたように、女性のモデルさんの写真を展示する人が多いんです。
作り込み系や、ナチュラルポートレート含めて、カメラマンがイメージしてる世界を表現してる方が多いような気がしてて。
(むしろ他の展示もそうなのかも…?商業はもちろん除いて)
でも、私の場合、元々が被写体さんありきというか、この被写体さんはどんなことを表現したいんだろう…?から入ってイメージ出来たら撮る、みたいな感じがあって。

そこに私の写真、出してて平気なの?!って戸惑いはかなりありました。
展示の場所は、今回展示する写真を印刷に回してから知ったんですけど、まじかーーーー!!この二人に囲まれるんかぁぁぁああああああー!って家で叫んでました。笑

だって、、、だって、、、清田さんとシュンさんですよ?!
私、完全に引き立て役やーん、って思ってました。
けど、自分で言っちゃうのもアレなんですけど、あの壁、これぞポートレート!みたいになっててビビりました。
挟まれてるのにアンケートやらツイートやらで感想もらえたりしてて、まじか隣の方がすごいやんって思ってました。

多分、毛色が違いすぎて、比べる対象じゃなかった、という感じだったんでしょうね。
もちろん、レベルで言ったら両隣りには勝てませんけども。

でも、あれだけの人数が一度に出す写真展で、色んな方に見てもらえる機会を下さったのも多分、両隣りのお二人のおかげだったりしたと思います。
設営の時からお世話になりっぱなしでした。平日もお二人は会場で活躍してくださったようで。(そしてそのお陰で、あの写真は、私が私の父を撮ったと思う方が思ったより多かったというのを知ったのですが)

本当にお世話になりました。

相変わらず振り返りを書こうとすると長くなりますが。。。
書き足りない部分や、反省点とか書けてないので、それはおいおい別の記事にしようと思います。

プラポ参加出来て本当に良かった。
1800人分のアンケート取り込みも本当に大変だったと思います。
平日、在廊出来るメンバーはほぼ、受付やらなんやらで、見に来てくれたお客様に作品説明とか出来なかったと聞いてます。
土日もコアメンバーを軸に受付を回したり色々仕事があって、去年外から見てたプラポ展と、今年中の人になって関わったプラポ展とでは、思い入れもそうですが、見え方も全然違ってて。

元々は交流会を通じて知り合ったメンバーの展示なので、自然と助け合ったり、ほかのメンバーの展示見に行ったり、少ない時間でも交流しようとお話ししてたりと、楽しく過ごせました。
また来年も開催されることになったら、参加したいと思います。どんな写真を出すかはまったく決めてませんが、それはその時の出会いで変わるんだろうなと思ってます。
そして来年は多分大学卒業してるはずなので、有給を展示期間に使えるはず…!!!もっと平日の仕事担当出来るように頑張ります。

やはり長くなりましたが。一旦このあたりで。

最後に、今回の展示のポスターを。
撮ってたけど出してなかったな。。。

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