価格の提示のやり方色々。

ああ、なるほどなって思ったツイートを見かけたので。

元のツイートが消されるとよく分からないことになるので、初めのツイートとその後に続いていたご本人のリプを繋げたものを引用しておきます。

「Webサイトいくらで作れますか?」
『100万円ぐらいですね』
「他社は〇〇万円で出来るって聞いたけど...」
『(では他所でどうぞ)』
なんて、しょうもないやりとりするよりも、
『弊社のお客さまは皆さん100万円ぐらいかけてますね』
と主語を相手側にしてあげたほうが色々と建設的に進む認識。
文脈次第ですがこれは「相手からいきなり値踏みされたときに」
「それでも諦めずこちらから少し歩み寄る」ために使っています。
値踏みされるケースは大体2つ、
A.相手の生業に対して認識ゼロ
B.本命の当て馬にするために聞き出したい
Bは正直「さっさと切っちゃおう」と思考が進みがちです。
一方でAは全く悪意がない場合があるんですね。
悪意が無ければ失礼に当たらないなんてことはなく、しかし歩み寄る余地があります。
なので今回の手法は同調圧力カウンターではなく、相手に深く考えてもらうキッカケ作りを主としています。
『弊社のお客さまは皆さん100万円ぐらいかけてますね』
「何にそんなにかけるの?意味あるの?」
『型にハメて終わりではなくて、webで皆さんのどういったユーザーにどんな効果をもたらしたいか、具体的に事業にメリットを出せるかなど、戦略から考えてたりします。その上で(略』
相手の意図を聞きこちらも考えや意義を真面目に紐解いていくと
「確かにそうやってくれるならXX万円ぐらいかかるよね。以前お願いしたところは話聞かずいきなりデザインきたからそういうもんだと思ってたよ」
と相互理解のチャンスに。
もちろん何も得られないこともありますが、経験談の一つとして。

私が以前に個人で仕事を請け負った時、見積もりをくださいって言われた場合に、たまにこの言い回ししてたんですけど、これを使った時と使わなかった時の、自分への精神的ハードルというか、辛さが違ったなって思いました。

今後は積極的に使っていこうかなとも思いつつ、嘘はついてはいけないよねっていう意識がふわっと浮かび上がってきた。

よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートは、今後の撮影機材費・遠征費としてありがたく使わせていただきます。