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ありがとう! と ごめんなさい。

この言葉に尽きます。

12年です。よく営業を続けて来ました。
気持ちを繋げて来ました。
そして想いや人が本当にたくさん繋がった!

まずは
共に歩んで来た気持ちを別々にまとめてる
暁子さんへ。
意味も分からず始めた事を、時々イヤになって僕が投げだす期間を、
そして今回もだけど急展開する色々にお付き合い頂き感謝しています。

きっとみなさんも感じていると思いますが、夫婦というより戦友、全く真逆な意見になることも多く、きっと今回の事への視点もそれぞれなんだと思って別々に書いたりしています。笑
それが僕たちの良い所で、続けてこられた一番の秘訣だと思います。

感謝の気持ちでいっぱいです!

本当にFunFactoryでお客さんと繋がって、
お店をコミュニティビルドで豊川に出店してくれた、

Noisetteノワゼット 宮本さん
via erre -ヴィア エッレ-深見さん
SALON DE THÉ ÉGAL エガル 福井さん

ずっとFunFactoryと一緒に居てくれて、
ビルドはしてないけどお店までたどり着いてくれた
𝗕𝗼𝗻𝗵𝗲𝘂𝗿-ボヌール- りなちゃん

ぼくが描いた夢のような物語を現実のものにしてくれて、
同時に皆さんが描いていた夢を共有出来て、
何より皆さんの描いていた夢の通りかどうかは分からないけど、
現実にお店を立ち上げることが出来て、
他の皆さんが不思議がったり、
羨ましがったりする様な営業を今も続けてくれていて、
ほとんどがコロナ禍という大変な中、外から見てたら分からない苦労もたくさんあったと思うけど、本当に本当に感謝しかないです。

僕の職業人生で何が後世に残せたのか?と問われたら、
お店というカタチある建物とかでもなく、
繋がりって簡単に言える様なものでもなく、

何か大きな困難を乗り越えないといけない時に
新しい家族や親せきのような関係で成し遂げられる事として実際に起こして来た物語。
きっとこれからの未来に贈るアイデアそのものを残したと答えると思います。

【アイデアとデザインを未来と地域のために】

2005年に得体の知れない恐怖を感じ、大前研一さんのアタッカーズに入塾してつくったこの理念は皆さんのおかげで完結しました。

皆さんのお店の存在が未来の安心感です。FunFactoryは終えますが、その分の時間とチカラが生まれます。今後もまた皆さんと一緒に考えて、一緒に物語の続きをお供させて頂けたら嬉しく思います。

更に、間接的ではありますが、お客様として出会い、地域の中で地域のためになるお店を一緒につくらせて頂いた、
Old Book Cafe 『BookCup』さん
ブルーベリーガーデン・とよかわさん
僕たちは挑戦の場としてのコミュニティ運営を終えますが、

これからは【居場所】としてのコミュニティの存在が大きく育っていくこと、そして【素材】というものにどう向き合いどう自力を高めるのか?

こういった事が大きく見えてくると思います。
どちらの可能性も秘めている皆さんのこれからを楽しみにしてます。
というか今度は遊びに行きますね!

そしてこれからの約半年も含めて
12年間にFunFactoryをご利用頂いた皆様。

本当に本当にたくさんの方にお世話になりました。
お一人お一人名前をあげられなくてごめんなさい。

遠くでお店を営んでる子、
いまでも修行を続けてる子、
お母さん、お父さんになって頑張ってる子、
同じようにコミュニティに向き合って頑張ってる子、
お世話になったのに天国に行ってしまってもう会えない方、、、
同様な志で交流させてもらい、共に頑張ってる全国各地の皆さん。

そして時に公の場に呼んで頂き、後方支援をしてくださった行政の担当者の方、企業の皆様、地元も県内も県外も、つたない経験を伝える場を頂けて感謝しています。

会社のレセプション施設で従業員の皆さまに
ソーシャルシネマの上映会をさせて頂いた事もありました。

お店に彩りを加えて下さったアーティストの皆さん。

飾りや小物といえば、ハナサカ堂さん、絵と言えば原田章生さん
音楽と言えばご自宅までおせわになってしまった横野さんのプロデュース。
佐中コーコー君に瀬戸口正樹くん、僕のお気に入り小池マキコさん、
HIKARUさん、他にもたくさん演奏や歌を歌ってくれた方たちが居ます。

みなさん本当に本当にありがとうございました!!


そして

ごめんなさい!

未来を語ってくれたみなさんへ。ごめんなさい。

【またチカラをつけてからお店をやらせて下さい。】
【いつかFunFactoryでお店をやりたいと思っています。】

そう言って下さっていたみなさん。
本当は僕もそうして欲しかったのですが、
正直なところ僕の力不足です。申し訳ない!

nonohanaさんや
次を予定してくれてる皆さん
ずっとじゃなくなってごめんなさい。

もともと建築業の広告費を運営費に置き換え、信用を仕事に変換しつつ、とても複雑な構造で営業をしています。事業単体ではどうしてもチカラ及ばず、店舗や住宅を建設する事業あってのお店という構造である以上、今起こっている資材不足、人材不足、価格高騰の中でFunFactoryを包み込む余力を失いました。

数年前にプレゼンした動画も残っていますが、その構造はいつか限界がやってくるので、行政や大きな企業さんのチカラを得てという部分をイメージしていたのですが、この事に関しては感謝の絶えない人が居る一方で、あらためて考えなおさないといけない事も多々経験しました。(ここは今書きたくないのでやめておきます)

なので、経営構造に関しても今回、今一度考えなおしたいと思っています。

ここまで繋いで来て下さったみなさんへ。ごめんなさい。

どのお店、どの事業もそうだと思いますが、
突然FunFactory が思い付き、出来上がることなんてありません。
当然、僕の人生の中で経験をさせてもらったり、ヒントやアドバイスを頂いたり、背中を見てるだけでワクワク元気が出て、今のFunFactoryに繋がってると思っています。なので直接的な恩返しではないですが、出来るだけ長く続ける事が恩返しにもなると思っていた方たちが居ます。

例えば、
学生の時のアルバイト先のBarのマスターや同僚たち。
金村さんには豊川までアドバイスに来てもらったりもしました。
今でも頑張ってる外山君とか会えなくても勇気をもらってます。

社会人になって知った人が集うお店の雰囲気
勤めていた設計事務所の近くにはバロックさんがありました。うたばなさんとか同じ感じを覚えます。

地域の中のお店ということでいうと、
勝手に戦友の様に思ってる安形君のはちどりとか、
地元が合併でもめてる時から地域の頑固おやじの様に存じ上げていて、その背中は頑固である自分も勇気を頂きました。
御油の弥次喜多茶屋さん。
お二人ともFunFactoryを訪ねてくれました。

そしてオープン前、コミュニティフェのお手本みたいだったcafe 爾今さん 先日門谷でお会い出来てやっぱり少しだけ前を歩んでおられるなあと感じたばかりです。僕たちもあの時のお二人の様な年齢になったのかなとも思っています。

そして、レンタルスペースに専念する様にアドバイスを頂いた、
池尻セレクトハウスの 竹岡さん
おかげで生き延びたのかなと思う時があります。

常に全国に及ぶ範囲で書籍やネットでFunFacをご紹介頂き、かつ色々な場所へお繋ぎ頂いたソーシャルデザインサロンの長沼さん
一言では表せない感謝があります。

言葉を交わす事なくとも皆さんが力強く活動する事で僕たちがお店を続けるためのエネルギーを頂き続けていたと思います。きっと他にもたくさんの方たちのエネルギーも頂いていたと思います。

最後だから一回だけですが正直にお名前まで明かして書かせて頂きました。僕も活躍する皆さんへのエネルギーでありたいという願い自体が僕の原動機でしたが、一旦歩みを止めさせてもらいます。ごめんなさい!

そして最後は
豊橋のBACKYARDの三石さん、彼は何年か前にお話を聞きたいと連絡をくれまして、アドバイスというかお話をしました。つい先日2周年をきっかけに初めて現地にお邪魔した際もその時の話しになり、自分が言った事なんて忘れてたのですが、しっかり覚えてくれてました。そして何より彼は、同じ様に空間を持ちたいという人に何人もFunFactoryの事をお話した事があるのですが、後にお店のオープンと感謝の気持ちを伝えて来てくれた唯一の人です。驚くなかれ、この長い間にたった一人だけですよ。

なぜ最後に彼の名前を出したかというと、大袈裟な話になってしまいますが、貴乃花が出て来て千代の富士が引退したように、最近の将棋界に藤井君が現れたように、全く価値観の違う世代と同じ土俵で会った時の衝撃みたいな事なのかな。彼の空間を訪ねて、悩みを聞いて、その後の展開もいろいろあって、なんか僕の中で今回の覚悟が出来ちゃいました。

もう新しい世代の空間の姿はここに見えてるなあって。【居場所】という事を意識する様にもなりました。

この前は悩みも聞いたりして一緒に頑張ろうって言ったけど、なんかごめんなさい。笑
(マジっすかー!って笑うとこね!)

【人】として。


上手に表現できないですけど、コミュニティとか言ってる界隈で、起こる事を見る時は、【意図的であり、自然であり、必然である】この3つを意識します。

最近目にすることが多いのは意図的である一方で、自然も必然も感じない事が多い。

この約10年で思う事は、

僕たちの目の前に起こる事は僕たちが描けた事が起こって行くのだけど、描くことになった意味が存在しない事は起こらない。そして描くことになる意味は僕たちの中には存在せず、突然ふいに訪れ、後に必然だった事を知る事になる。

そんな感じです。

お店をやめることなんて、これまでに頭にカーーーーッと血が上って何度も考えた事があります。実際にそう言って口に出したこともあります。
でもそうはなりませんでした。きっとやめる意味が整わなかったからだと思います。そして自分から投げ出す行動だったから。

今回は少し違います。頭の中のどこかでは今もこのまま続けたいと思ってたりしています。だけどヤメルイミがそこには色々存在しています。
そしてそれは僕たちの内側から出てきたものではなく、外部から与えられたヤメルイミです。まさに突然にそう思いましたし、経験からこの後それが必然だったと知る事になるんだろうと思います。

AIがまさに目の前に現れて来る様になりました。
これからは【人】としてというイミを考える時代の到来なんだろうことは明らかです。

最後に何かを書こうと思って、
書いては消して、書いては消してを繰り返して残った文章が【人】への感謝のありがとうと、【人】としてお礼を兼ねたごめんなさい。だけでした。

きっとこんなにも複雑な感情は人工知能には分からないだろうと思います。

そして、ここまで読んでくださる皆さんでしたら、きっとつたない文字や言葉や行の間から書いてある文面以上の感情を読み取って頂けてるんだろうと思っています。

なので行間に託して感謝と謝罪で閉めます。

みなさん。
ありがとう!&ごめんね!

そしてこれからをお楽しみに!

最初に作ったパンフレットやホームページに書いてありますFunFactoryの説明です。

「ファンファクトリーの”ファン”には様々な意味があります。「Fun」(楽しみ)を送り出す「Fan」(送風機)として機能することで、まちの人たちがお互いの「Fan」(支持者)になり、そしてみんなで「Fuan」(不安)を吹き飛ばす。そんな多くの”ファン”が集まる場所。それがファンファクトリーなのです。」

この意味がファンファクトリーである以上は、ずっとどこかがファンファクトリーです。

風を感じたらまた来てね!!

【2024年1月8日に向けて】   2023年 6月8日 井上貴仁







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