子育でにはどれくらいのお金が必要？ざっくりシミュレーションしてみた結果・・

子育てにはいったいどのくらいのお金がかかるかご存じでしょうか。

私も結婚するまで、家族ができたときにお金がどれくらいかかるかなんて考えたことがありませんでした。

ましてや子供を育てるのにお金がどれくらい必要かなんて、自分自身、もしくは大切なパートナーとの間に子供ができない限り考えません。

このレポートでは、子供一人に対して、いわゆる教育費がどれくらいかかるのかを具体的な資料をもとにシミュレーションしてみました。

まず、子育て費用というと「教育費」を考える方が多いと思います。

教育費といえば、学校にかかるお金や受験費用、お稽古事、学習塾などいわゆる教育に関連する費用が該当します。

養育費とは、食費や衣服代、おもちゃ代、文具代、保育園代、レジャー費用など、子どもを育てるうえでかかる教育費以外の費用が該当します。

養育費はどれくらいかかる？

まずは、養育費を見ていきましょう。

AIU保険「AIUの現代子育て経済考2005」によれば、出産から大学卒業まで、一般的に子どもが社会人となるまでの22年間における養育費は、約1,640万円と試算されています。

では次に教育費について考えてみます。

教育費とは

教育費は、子どもの進路によって金額が大きく異なります。

以下は幼稚園から大学卒業まで一人あたりにかかる費用をまとめたデータになります。

幼稚園から高等学校：文部科学省「子どもの学習費調査（平成24年）」
大学：独立行政法人日本学生支援機構「平成24年度学生生活調査」

この表を見ると幼稚園から大学まですべて公立だった場合でも教育費は776万円ほどかかるとわかります。

仮に幼稚園から大学まで私立で、大学は私立理系（4年間）の場合ですと、約2,206万円にもなります。

子供一人育てるのに必要なお金は？

ここからいえることは、子供ひとりに対する教育費はトータルで776万円～2,206万円ほどかかるということ。

これに養育費約1,640万円を加算すると、子どもの誕生から大学卒業まで、2,416～3,846万円かかることになります。

一時にキャッシュ（現金）で何千万円が必要になるというものでもありませんが、こども一人を育てるには、平均して1年間で100万円から200万円かかるということがわかります。

年収400万円の人が子供を一人育てるに、大体年収の3分の１から4分の１必要になってくるということです。

子どもにかかるお金は長期間にわたって必要なものです。

しっかりと計画をしてお金を運用することが大切です。