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本づくり学校→美篶→いなまちライブラリー@それぞれ

長野県伊那市美篶の製本所と、
東京と新宿区、飯田橋・神楽坂どちらからも徒歩10分の本づくりハウス。出来れば毎月半々くらいで滞在したいものの、まだ東京にいる時間が長いです。

6月8日、土曜日は本づくり学校基礎科11期「活版印刷」の講義の日でした。嘉瑞工房・高岡昌生先生のタイポグラフィのお話しです。次回の実技の前に、高岡先生が普段どのような眼差しで、本や街や美術館や映画を見ているか、たくさんの事例をみながらお話しくださいました。

本づくりハウス内美篶堂東京ショップで販売している、嘉瑞工房の著書や、タイポグラフィ関連の書籍やノートなど。
髙岡先生がたくさんの事例の画像を準備してくださいました。リモートと対面で参加のみなさんと、同時に授業をします。

6月9日、ロックの日に移動開始。新宿から伊那市までは3時間30分かかります。大抵はバスタ新宿から駒ヶ根行きのバスで、伊那バスターミナルで降ります。
この日の到着は18時。
まだ少し明るかったので、徒歩で美篶まで歩きました。

伊那市駅の脇を通り、ハイキングのはじまりです。
今、伊那市は街中、バラが咲いています。
天竜川を渡ります。
中央通りから、みらい通りを抜けて、高遠線をひたすら歩きます。
この道はみな車で移動します。徒歩では誰にも会いません。歩道は草に覆われて通るのが怖かったです。
美篶までくると陽がすっかりくれました。


伊那市から美篶まで約1時間20分でした。

6月10日、美篶堂伊那製本所に出勤します。この日は、かなりタイトな仕事が二つ重なりました。
取材依頼があり、製本の様子を撮影します。
その様子はお客様の作品のため、ここでは掲載せず、美篶堂
新作を紹介します。
ソフトノート寒冷紗仕立て、ジャケット付。「虹色」です。
ついにオンラインショップ販売まで辿り着きました!

サイズは文庫本と一緒です。
虹色のソフトカバーははじめてつくりました。画像はいつかの水たまりの中の虹です。
ジャケットを取り外すと背中に寒冷紗がみえます。


さくら色、空色、虹色を作りました。

製本所には8時から今回の滞在では、19時に仕事を引き上げました。いとこの真一さんの自病がぶり返してきているため、社員みんなで、仕事の分担を変え、私も暗くなる前に仕事を終えるようにしました。

田んぼの水に夕焼け空がうつる、美しいひとときです。
美篶は伊那谷をぐるりとかこむアルプスを360度見渡せる場所なのです。

美篶にいる間は、お客様が製本所を訪ねてくれたり、
美篶のみんなが、本づくり学校の授業の他、さまざまな大学や美術学校から依頼の製本ワークショップの準備をしてくれている確認。見積確認、そして製本作業に入ることもあります。

6月12日は駅前、通り町に、いとこのさなえさんと出かけました。平賀研也さん(元、県立長野図書館館長、ひーさん)、平賀裕子さん(ワイルドツリー、ゆうこさん)がはじめた、新しい試み「本と駄菓子と…、それぞれ」というスペースです。
看板がとても可愛いのに、写真とらずでした。次回に。

「いなまちライブラリー@それぞれ」に美篶堂が本箱ひとつお借りしまして、伊那市の真ん中で発信させていただけることになりました!書籍や製品などを紹介しながら、子ども製本クラブ(大人も可)の拠点とします。

本箱ひとつ借りました!
いとこのさなえさんがさらさらっとチョークで書いてくれた美篶堂看板がカッコいいです!
和綴じの見本。「子ども製本ワークショップ(大人も可)」というグループを作ります。まずは三つ目綴じ、四つ目綴じのかがりからはじめて、ハードカバーもつくります!和紙をさわったり、紙を染めたり、美篶の製本所に工場見学も企画します。
美篶堂伊那製本所の紙のはかり売りコーナーを、それぞれさんにも持ってまいります。


8/5(月)に開催される第一回めワークショップで作れる和綴じノートのサンプルを置いてまいりました。

ただいまは東京に移動中です。高速バスに乗って、noteを書いてます。ではまた。

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