指す将順位戦七回戦(6th

七回戦、Arjunaさん、棋譜を確認しました所、純粋居飛車党で左美濃を好まれてるかなと思いきや、角交換の将棋も指されていて指すまで戦形は絞りきれませんでした。

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こういう時は自分が何を指すかを想定して、勝負になりそうな形にしようと構想を練っていましたが、残りの対戦相手のことも考えて、第一候補だった●●は諦め、

今回は

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矢倉系の将棋になりました。

戦形は決めうちしてませんでしたが、序盤の手の流れから矢倉系がいいと思い組んでいきました。

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本筋は△3四歩だろうと思いましたが、いつか▲4六角の時に銀で追いかけれないかなと思い銀を立っていきました。

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歩がなく心もとなかったので、取りに動きましたが、

歩を取った後に▲3四歩から▲4六角が痛いと気付きよくありませんでした。

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銀を取ったり、角を捨てて△8六歩から攻めていけないかと思いましたが、飛車と玉の位置的に将来的に王手飛車がありそうと思い、無難に△4二角としました。

この自制がよく、考えていた変化では劣勢にたたれていました。

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陣形的には甲乙つけがたく、こちらは時間差、相手は持ち駒があるという所で互角ではあるものの、指しにくい感覚ではいました。

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先の通り、時間差をアドバンテージと思い、変に攻めて紛れがあるよりは確実に差を広げようとここから受けを意識して指していきました。

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どう対応しても嫌な歩が叩かれ対局前眠気に襲われていた所から目が覚めきってこの一局だけに意識が入り込みました。

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ここで相手からの攻めが途切れたと思い、攻めに入りました。

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いままでの受けてばかりの鬱憤をはらすかのように角を切って、相手の飛車を追う展開にしようと思いました。

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両面攻撃で悪くないかなと思いましたが実際にこの盤面になった時、持ち駒がなく取れるものものなく、またやらかしたかなと反省しました。

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角を切った展開からは想定してない局面になり、負けパターンになりつつあるなと自己嫌悪になりながらも切り替えて、飛車角交換から相手玉に迫れないかと思いそれには6六金が邪魔と思い、先に△6五銀としました。

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狙い通り、△2六飛と逃げた後に▲6七角成と相手玉に迫れはしたもののいつまでたっても持ち駒の無さは解消されず流れが掴みきれてない感覚でした。

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横に利く駒が一枚もなく、相手玉には数手かかると理解しつつ、相手の攻めが決まりそうで怖かったものの、正しく対応すれば詰まないだろうと判断し、△7九歩成としました。

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一瞬持ち駒が銀なので、するりと入玉されるのではと冷や汗をかいたものの8一の桂馬を跳ねて8五の位置を抑えれば入玉されないと思い、先に8九の桂を取りましたが、検討してると△8七銀から

▲同玉△7八角▲同金△同馬▲9八玉△8七金

と詰んでいたことがわかりました。

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そんなことはつゆ知らず△8九と▲8七玉△7三桂

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と対局中での狙い通り使えてない桂馬が使えつつ相手玉にも迫れる手で漸く勝ちを意識しました。

▲5四金と下駄を預けられましたので

△7七馬▲同玉△8八角▲8七玉△7三銀で詰ますことができました。

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一局を通して心臓に悪い将棋で何度も肝を冷やしました。恐らく今期の戦績でなければ、自制心や慎重さがなく負けていたかもしれません。残り4戦、厳しい相手ばかりですが、一勝でも多く勝てるように頑張ります。

次戦、ゆーすさん、2期連続負けてるお相手なので今期こそ勝てるように頑張ります。

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