ドラフトチームバトル(vsチームイカロス戦)

本番まで

24でフィッシャーが導入された時に何局か指して150近くレートを溶かしたぐらいフィッシャー適正がないと思いましたので、この1ヶ月間フィッシャー漬けの日々を送り、また、チームメンバーやコーチに手解きを受けて、具体的なことはまだ試合が残ってますのでここでは控えますが今回のフィッシャーの方針が固まりました。

時間の使い方は重要だと実感したので、指す順並みに対策が効いてくるなと思い、更に追い風でチームとしては3試合目と期間も長く、本番に向けてはりきりました。
夏休みの宿題を最終日まで溜めている子供みたく、対戦相手の棋譜を確認するのを伸ばし伸ばしにしてしまい、当日を向かえました。わかることは対戦相手全員が強いということと、レート差的に自分が必ず先手になることでしたので、戦型の悩みは半分に済みました。

如月モコナさん戦


(26:05~)

2戦目で使命され、お相手は如月モコナさんになりました。何を指されるか検討がつかずその場の勢いで指すことになりました。

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普段であれば強者やレート差にビビって戦う前から負けてるメンタルですが、そこはチーム内の特別コーチのにっしーさんはじめ、強者との事前対局でリセットされ、負けたくないという燃える闘志で指していきました。

そして自分は袖飛車を選択しましてモコナさんは右四間となり、陣形的にに諸刃の剣だなと思いながら一発入らないよう考えていきました。

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攻め合いを選択し、玉頭を狙った手を指した瞬間悪手と気付き、歩が成られて攻めが決まってしまうと思い、指さないで!と念じました。

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念が通じたのか迫真の玉頭攻めが効いたのかわからないですが、4二玉と別の手を指されたので、歩成りから攻められる前に5五歩と角の道を止めました。

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この時に5六銀と進められるのが痛いと思い、歩は節約したかったので、5七金と上がり、序盤に比べ持ち直したかなと判断しました。

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あからさまな歩の叩きで、取っていいためしがなかったので、ここは飛車を6八に転換させて、6筋の攻守に補強しました

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角交換して銀が丸得になったのではっきりと自分が指しやすいだろうなと思い居玉なので後々の9五角・1五角のような手に刺さらないよう、意識しました

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この瞬間相手は角と歩なので、相当自玉は詰ましづらいんじゃないかと思い小瓶の5四歩と叩きました。

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銀を取られることなく、歩成同玉となって、金引けば安全ですが、相手玉に迫る手がかりが減るので技があるならこの瞬間だなと思い、時間的にも余裕があったので投資して読みを入れました。

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歩・飛車・角と直接打ち込みましたがこの8二玉が厄介で角を打ったからには南無三と4一金と取りました。

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相手も5六竜と、金をとりいよいよ自玉も危ないなと焦りと諦めもありながら駒を埋めても送りの手筋からポロポロと取られるなと思い、はや逃げをかましました。

6七歩と駒を足してきたので攻防手として、6三飛車成で金を打たれても耐えてると指運と直感を信じて成りました

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直感は同竜でなんとか凌いでるのではと思いましたが歩を叩かれて相手玉に迫る手がかりがなくなるのは勝ちの見込みがないと思い、同玉と取って委ねました。

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角が怖いなと思った矢先、秒読みに終われたかタップミスかわかりませんが、同銀とかなり振えた手で指しまして相手の投了となりました。

序盤のやらかしから中盤なんとか捲って終盤に持ち込んだものの、全くわからず薄氷の上を歩く将棋でチームの皆さんは肝を冷やしたかもしれません。終盤時間も切迫して手の振るえが収まらずクリックミスだけ気をつけて指し手を模索しました。何度か負けていた将棋を最後の最後で勝ちを拾えたので次戦以降は序盤で失敗しないようにと改めて意識しました

島ノ葉 尚さん戦


(1:05:00~)

6局目として使命されお相手は島ノ葉 尚さんになり、チームメイトに棋風の印象を伺うと対抗形を好むと教わり、3~5局目が穴熊に組まれていたので、自分も穴熊に組もうと考え、棋力差で居飛車も振り飛車も差異はないだろうと振り穴に決め打ちして6局目を向かえました。

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チーム内で聞いた相手の得意の対抗形になりましたが決め打ち通り振り穴に潜れて、自分も不満のない序盤でまずまずといった印象でした。

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先に相手の飛車先が通ってしまいましたが、止められないので無視して銀を進めました。

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銀を引いたので歩の叩きが入り、飛車をただでは成らせないようにとできましたが取ることはなく、△6七歩と飛車を狙われたので一度は同じようにと8七歩と止めて一手ずらしました。△7八飛車と回ってきたので陣形的にぶつけて交換するのは大丈夫と7七飛車としました。

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拠点の歩を払われましたがこの2回舞った桂跳ねが筋だろうと自画自賛し、形勢は互角であろうと判断しました

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飛車の打ち合いの後、△4六歩▲8一竜と成りましたがあまり感触としては良くなく空振りに終わってしまい

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逆に一発歩の雷を落とされ、一気に首回りが寒くなりました。相手に駒を渡すと一気に寄せられそうだと思い自分も攻めなければ姿焼きだと5三に雪崩れましたがここはじっと我慢するべきでした

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2枚取らせてでも睨みの飛車を狙い辛抱をしました。

より迫った2歩成とされたので最後の勝負と飛車を打ち込みました

この金銀のバリケードがゴツく解体は難と判断し2七銀と手を戻しました

桂馬で一度力を溜めましたが竜を取られ▲同竜△1二金で再びバリケードが組まれたので、上に送るのが筋だろうと


この銀が!瞬間1cmぐらい体が跳ねるぐらいの大悪手だと愕然とし、当然取られて投了級ですが、すぐには投げきれなかったので、

相手の玉回りをスッキリさせて投了しました。

序盤中盤は実際はどうであれ悪くないと思ってましたが、飛車の打ち合いで次の一手が空振りに終わってしまい一手の重みから焦って攻め急いでしまい、かえって自玉を危険に晒してしまいました。
銀に歓喜し銀に泣いた2局でした。
次回はこの2局の反省を活かして望みたいと思います。再来週だから準備も問題ないでしょう。

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