指す将順位戦四回戦(6th
四回戦、さらさらさん戦
オールラウンダーを目指しますというお言葉通り、角換わり、相掛、対抗系、振飛車と何でも指される印象を持ちました。前期、前々期の自分の理想のような将棋を体現していて、自分もその端くれとして負けないよう挑みました。
戦形によって攻めや受けの比重が変わっているのは前提として、24棋譜からの印象でしかないですか、守りが固く、しっかりと囲って指されていると感じました。
振飛車を指されているといっても相振飛車派ではないという所、相手が振飛車ならば直近はミレニアムや穴熊を指されているということで、わざわざ穴熊にくまらせることもないだろうと思い、さらさらさんが振らなければ相居飛車になるだろうと思いました。
相居飛車と言ってもまだ選択肢は多く、角換わりや相掛系にならなければ左美濃に組む可能性が高いと感じてはいたものの、お相手の情報も少ないので別のアプローチから今回の作戦を決めようと考えました。
今期、自戦記を多くの方が上げられていますので、その中でも対居飛車党での、準備や実際の序盤での考え方を参考にさせていただきました。
・想定局面に持っていく
振り飛車なら穴熊になりそう(本末転倒
・相手の得意系にはさせない
得意系がわからない
・自分の得意系に誘う
そんなにない
どれも達成が難しそうなものでしたので、いつも24将棋で指してるように指そうと思いました。
一応事前に右四間・急戦矢倉・角換わりを指して感覚を掴もうと練習しました。
それでは聞いてください。
対四間飛車だった
そして
KKSだった。
まっっっっったく候補になかったです。
いや、振り飛車指されるのは知ってましたけれども、相居飛車になるだろうと勝手に決めうちして振り飛車の可能性を切ったのは作戦前から大大大悪手でした。
そして不味いことにkksは勉強不足で、どう対応していいかわからないまま局面は進み
あっ(察し
と思い、穴熊まで組まれ早々にさせたいことを全部させてしまい、対局前に決めていた真逆な状況にしてしまいました。
といっても序盤を大きく損ねることはたまにあるので、やられたなと思いつつ、方針を地下鉄飛車にして一矢報いればと切り替えました。
本局は▲6六銀としましたが局後▲6六角がいいと教えていただき、まさしくその一手じゃん!
となりました。
相手の攻めはどうも止められないので、飛車まで進められたら短手数で終わってしまうと思い、駒の取り合いは当然相手の方が有利ですが、せめて飛車先を止めようと指しました。
とにかく、一手でも攻めを遅らそうと、と金を払い桂跳ねには▲2七飛車と、桂馬を成らせないようにして、
最初の方針ならば飛車さがって追われても7筋に移動して将来的に9筋にと思いましたが、最早この局面では攻めの手は考えておらず、
▲1五銀と相手の攻め駒を狙っていく手で勝負していきました。
銀を打った時から△2六馬成の時、飛車か馬、どちらを取るのがいいか迷いましたが対局中に結論はでないと思い馬取りを選択しましたが、まだ持ち時間に余裕があるのでもう少し考えてもよかったです。
桂馬を持たれてるので△5四桂を嫌いまた、攻めの種も残さないといけないと思い、銀を上がりました。
いよいよ駒が一方的に搾取され指す手さえもなく辛い中盤になりました。
▲2三歩から鈍足な攻めを噛まそうとしたところ、
△3七桂成▲2二歩成△同竜と指されたので
▲3七馬と成桂を取り外しました
将来的に送りの手筋から竜を進入されるのを防ぐのと
5七・7七の地点を守る意味で指しました。
守りの駒を剥がされ、いよいよ詰まされてもと思った所角の効き案件を発生し、苦しいながらも折れていた心が修復されたかなと思いました。
流石にもう一枚成り込まれたら、治った心がバラバラになるなと絶対に阻止をしようとしました
先程のようなうっかりがあるかもしれないと、1%の望みをかけて、とにかく自分への嫌みを消そうと馬を引き守りを強めました。
タダで角を取られるわけにいかないと飛車を打ち、いずれ金を取りに行こうと指しましたが
金を取れるチャンスはなく、また玉が中段に追われる展開になりました。
詰みを回避することはできても根本は解消できず
玉回りの駒を剥がされ一手一手と寄せられて
捕まりました。
最初から最後まで相手のペースで完敗でした。
不勉強で更に対策してなければこうなると晒してしまい恥ずかしい限りです。
恥ずかしいといっても内心は、めちゃくちゃ落ち込んでおります。4連敗もあり、慰めてほしい限りです。自業自得ですが。
さらさらさん、ありがとうございました。
次の梅球さん戦も頑張ります。
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