父は膵臓癌末期〜第四章〜
父親は膵臓がんになり約2年3ヶ月になります。
先生はこれだけ生きられる事は素晴らしい事、しかし余命ではこの春と宣告されました。
この春...
今この時期になります。
でも今父は生きています。
元気で食欲もあります。
少し歩行は困難になってきていますが...
酸素濃度も低く、肺に水が溜まったりもして何度か入院はしていました。
父はその度にお家に帰って生活をしていました。
先月には次は脳の両側慢性硬膜下血腫の手術をしました。
頑張ってリハビリをしてお家に戻ってきました。
そして今月また再発しました。
こんなに早く再発するとは誰もが予期せぬ事で現在入院しています。
本当に私達の家族は諦めかけていました。
もうそのまま戻らないのでは?
みんなで集まってまたご飯を楽しく過ごす事ができないのでは?
そして寝たきりに状態になり私の名前すらわからない状態だったので、みんなの事も忘れてしまうのでは?と...
昨日素早い対応をしていただき、また血を抜く手術をしました。
その後先生とお話しをして手術は無事終わり、次は様子をみて、心臓の方も悪い為、血をサラサラにする薬も飲んでいます。
それを飲んでいなければ、繰り返しも少ないようですが、その薬を止める事もできません。
ですから、繰り返すかもしれないがそれを長くさせる為にもカテーテルで脳に接着剤の様なものを入れる手術をした方が良いとこの事。
その説明などを受けて母とお家へ帰りました。
不安なやはりあります。
その手術で本当に戻るのだろうかと...
不安を抱えながら、私は自分のお家へ帰り、とにかく原因がわかり手術も出来て帰れると言う希望を持てた事に大泣きしました。
まだ父は生きられる!
生きる力がある!と確信しました。
それだけでも私は嬉しい気持ちです。
もう諦めていましたから...
何でもすぐに諦めてはいけない!と思いました。
父は頑張っている。
そして今日の朝を迎え、朝早くに病院からの電話にドキッと!
え!悪くなったの?の頭によぎりました。
出たくない!とも思いました。
でも聞かなければいけない...
そして先生からのお話し、朝調子も良く右腕や足も上がる様になり、そしてしっかりと会話までもできる言うお話しでした。
もう本当に悪い事しか頭にありませんでしたので、その言葉を聞いて本当に嬉しくてホッとしました。
そして予定通り来週にカテーテルの手術をすると言う事でした。
母にすぐに電話をしてよかった!と安心した様子でした。
本当に本当によかったの一言!
父はまだまだ生きられる。
父のリハビリ次第で退院を目標にしましょう。と言う事でした。
すぐに対応をして下さった、主治医や訪看さんのお陰だと感謝しています。
退院をしてまたみんなで集まれる事を楽しみに生きていこうと思います。
父の生きる力は本当に素晴らしい。
頑張っている事も素晴らしい。
感謝でしかありません。
これからももっと大変な事が待っていると思います。
それも家族や病院などのご協力をしていただき、頑張りたいと思います。
父はまだ諦めていません。
戦っています。
私も一緒にこれからも戦います。
読んでいただき、ありがとうございました。
父の生活状態を残せる時に、この場をお借りして残しておこうと思います。
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