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君とはハッピーエンドが見たいよ


2023年3月21日(火祝)
ラストクエスチョン・ワンマンライブ
【マジカント】ありがとうございました!


改めて、ご報告させて頂きます。
私たちラストクエスチョンは2023年6月24日(土)の渋谷GUILTYでのワンマンライブをもって、この長い冒険にピリオドを打つことになりました。

本当に、今思い返せばとても長く本当に困難な道のりだったなぁと思います。
2014年4月19日から始まった私のアイドル人生。
2015年2月25日にラストクエスチョンに改名し、2016年3月末からセルフ運営として、ここまで駆け抜けて来ました。


私のアイドル人生は、ここにしかありませんでした。
改名前を含めた約9年間。
自分でも驚く程に毎日ラスクエのことを考え、ラスクエのために生きて来たなぁと思います。
そんな生活に終止符を打つ、という決断を遂に下してしまった訳ですが…まだ実感はないです。
でもやっぱり、ラスクエの勇者としてみんなと会って、笑いあって、熱飛ばしあって、みたいな生活があと3ヶ月なんだなぁと思うとめちゃくちゃ寂しいなって思います。


簡単に自分の言葉で、どうして今冒険を終わらせることにしたのかを伝えておきたいなと思いました。


そんなに大きな理由なのかと言われれば、そんなことはないと思っています。

まず私にはアイドルをする上で2つの顔があります。
それは大体の方はご存知の通り、アイドル・勇者と運営・桃井の顔です。


まず1つに運営として。
基本的な決定権だったり、方向性を決めたり何かをすると決めた時に矢面に立ち、進めていくのが私の仕事の大きなところでしたが、そうした物事を話したり進めたり、色々考えたりしていく中で、どうしても私自身のプロデュース力に限界を感じるところがありました。
これ以上、ラスクエを上に導ける程の運営としての力が私には無いなと思っちゃったんです。

きっとこの先も私たちはみんなが楽しめる熱いライブが出来る保証や確信は正直あります。
何よりもライブが大好きな私たちなので。
上を目指し、売れることよりもこの日常を続けるだけならきっとまだまだ出来たと思ってます。
だけど、所謂「良いライブが出来る」だけでは続けていける範囲に限界があることも事実です。結局は売れなければいつかコンテンツは終わってしまうし、売れるためには運も、時には人脈も必要です。

私たちは人脈には大きく恵まれていたと思いますが、上へ行くための人脈という意味では私が上手く作れなかったこともあるし、運やタイミングも自分達の活動の波と少しズレてしまったところがあったなぁと、感じていたりします。

なんか上手く言語化出来ないんだけど、運営としてそういったことを感じることが増えて、定期的に悩むことが増えていました。


そしてアイドル・勇者としての私。
私はライブが好きで、みんなと過ごす時間が本当に好きです。
出来るなら、もっと長く続けたいと思うくらい。
だけど、みんな気にしないって言ってくれるけど、どうしてもプレイしている側としては年齢もそれに伴う衰えも感じてしまっていました。
周りの年齢との差も大きくなる一方で、めちゃくちゃ慕ってくれる子達はたくさんいるけど、そこには一線があるように感じることもあって、分かりやすい言葉にすると「御局様」感なんですよね、私がw

少し前は周りも同年代が多くて、めちゃくちゃお互いに切磋琢磨してる感があって、それも地下アイドルならではって感じがあって、めちゃくちゃ好きでした。
だけど、気付けば当時一緒に頑張ってた子達も自身の夢や人生のためにほとんどの子が旅立ってしまって(もちろんそれはいい事なので自分のために頑張ってる子はみんな応援してる!)
地下アイドルの中でも多分かなりの先輩のようなポジションになって、それも悪いことじゃない、むしろ長く続けてきたからこそ辿り着いた場所だから誇っていい事なんだけど、私の好きな、好きだった文化から自分が離れてしまっている感じもしたんですよね。なんだか少し、寂しいような。

それでも私は私だし他人は他人だから、私の好きなようにここまでアイドルとして、ラスクエの勇者として生きてきました。

長く1つの場所でアイドルを続けて来ていることが私の1つの誇りであり、同時に最大の寂しさも作ってしまいました。
長くやっているからこそ、いつでも会える安心感を色々な人に提供してきたと個人的に自負してるとこもあるんですけど、それ故にいつでも会えるからと、会わなくなってしまったなぁって人の顔がたくさん思い出せてしまうんです。9年間、たくさんの人と出会ってきた喜び故に、ね。

あくまで私たちはエンタメであり、みんなにとっての趣味なので、来る来ないの選択肢は当たり前にお客さんにあって、そこを私たちがとやかく言うことはないのですが、そうは言ってもね、人が途絶えてしまうとどんな老舗でも続けていくことが難しくなるように、それはエンタメも同じである、という部分を少し感じる日々が続きました。


みんな桃井はいつでもいてくれるからって信頼してくれてたのに、その信頼に応え続けられなくて本当に申し訳ないなぁと思った。
推しがやめた時、グループが解散した時、何となく桃井に会いに行くか~って人とか結構いてくれたのに、もうみんながふらっと傷を癒しに来るその場所になれないなぁって。ごめんね。

けど、私の所にあまり顔を見せなくなったのはそれぞれの人の中に今ちゃんと寄り添える場所があるってことだから、いい事なんだよね!
きっと桃井っていう、何となくずっとある場所がなくなっても大丈夫。
実家がなくなっても、新居でみんな上手くやっていける。そんな感覚が私の中に強く芽生えたから、私が勝手に背負い続けた私の役割は終わりだなぁって正直思ったの。

ただ、そんな場所じゃなくて、ずっと私や私たちのところに来続けてくれた人達のこと、もちろん忘れてない。
特にラスクエのファンの人は稀で、最近知ってくれた人もたくさんいるけど、長く応援してくれてる人が本当に多くて、それこそ私のオーディション時代からずっとずっと応援してくれてる人が今でも最前にいたりしてくれるんだよ!
これは本当に凄いこと。桃井をずっとアイドルにし続けてくれていたのは間違いなくそんな愛溢れる君たちです、本当にありがとう。一生感謝しかないです、本当に。
私をアイドルでいさせてくれて、本当にありがとう。

もっと長く自慢の推しメンであり続けたかったし、きっといつも来てくれてるみんなにとって私たちはちゃんと心や日々の生活の支え、癒しになっていたんじゃないかなって思うと、その場所を無くしてしまうことが本当に悲しい。
頑張りきれなくなってしまった自分が、なんともやるせないです。


あぁ、書いてたらやめたくなくなっちゃうな。
もっとみんなといたいな。離れるの、嫌だな。
そんなことを思ってしまうんだけど、応援してくれる人がいる限り、頑張らない訳にはいかないんです、この活動は。
だけど、その頑張りに限界を感じてしまったから、このまま無理して自分自身を失う前に、1度全てを終わらせて自分自身や自分のこれからの人生と向き合っていくために、私はこの冒険にピリオドを打とうって思いました。


この先のことはまだ全然わからないけど、少しだけ自分に休憩をあげたいです。
本当に毎日、駆け抜けて来たのでね。
一旦アイドルという肩書きを外して、1人の30代の女としての人生を考えて、この先どんな生き方をしたいのかゆっくり考えつつ、少し休んでみたいと思いました。

音楽が好きだから、音楽とは繋がっていたいなぁとかふんわり思ってます。
もしかしたらソロで何かを自分のペースでやるかもしれないし、ひょんなことからアイドルとして戻ってきちゃうかもしれないし、完全に社会に紛れて姿をもう表さないかもしれないし、なんか違う所で活動してるかもしれないし、なんともわからんです!


だけど、少なくともラストクエスチョンの勇者・桃井美鈴はあと3ヶ月で役目を終えて姿を消します。


だから、この3ヶ月はたくさん会いに来てくれたら嬉しいなって思います。
最後を見届けようも嬉しいけど、最期までにたくさん目に焼き付けておこうってたくさん来てくれる方が嬉しい!!!
だって最期だけ見に来て貰っても、今のラスクエのライブや曲、絶対楽しみきれないよ?
最後なのに、この曲わかんないな~とかなっちゃうの寂しいじゃん!!!!

これは私の最後のワガママです。

最期はみんなと、8年分の想いを込めて過去一楽しくハッピーエンドで終わりたいんだ。
懐かしさに浸りたいわけじゃなくて、最後だから、今の最高で最大のラスクエとみんなの笑顔と熱と汗と想いを飛ばしあって混ぜあって、もうこれ以上出せない全部をそこに置いていきたいの。

ラスクエの専ヲタじゃない他界隈の人も、いや俺専ヲタじゃないし、他にもっと行くべき人がいるだろうし…とか言わないで!
色々な会場で出会った、他のアイドルちゃんのファンの方々もラスクエのライブ楽しんでくれて、盛り上げてくれてたこと、ちゃんと知ってるよ!!私そんなみんなの笑顔も本当に大好き!!!!
だからね、私たちのライブを好きでいてくれるなら、本当に最後まで一緒に駆け抜けて欲しいんだ、君たちにも!!


1度でも好きでいてくれてる君にこの3ヶ月で会って、ありがとうって伝えられることを願っています。
届かない後悔が、1番心に残るからね。約束。



2023年6月24日(土)
@渋谷GUILTY
OP16:00 / ST17:00
前売り3,000円(+1D) ※vip sold out
🎫…https://tiget.net/events/236855




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