2022冬/北海道18〜飛ばない飛行機と神対応
このままこのホテルに連泊し、天候が回復するまでまつか。
ステイ・オア・フライトの選択を迫られる。
ふと思い出した。そうだ!私たちはバスでこのホテルまで来たじゃないか!
知床から新千歳方面に行く、バスがもしかして出てるんじゃないか!?
慌てて調べると、なんとこのホテルを経由して走っている、札幌行きの高速バスの路線があった!
なんという幸運!天候には恵まれなかったが、運には恵まれた!
早速予約しようと思ったが、問い合わせ可能な時間帯ではないので繋がらない。
くそっ!
困った時は、ホテルロビーだ!
と思い、朝食会場を後にしホテルの受付へいき、事情を説明した。
するとホテルのスタッフさんが札幌行きの高速バスを手配してくれたのです。
神対応!
心の底からスタッフさんに感謝をし、ホテルの部屋に戻る。
出発は40分後に迫っていた。そのバスに乗らなければ、新千歳からのフライトには間に合わない。
スーツケースをざっくりと片づけ、トイレを済ませバスの到着を待つ。(道中お腹が空くといけないのでブラックサンダー北海道限定版の大袋も売店で購入した)
ちなみに知床から札幌までは
8時間かかる。
勤務時間並みに苦行が始まる。
おまけに景色を眺めて楽しむような天気でもない。
ホテルの前にバスがやってきた。
ホテルのスタッフに何回もお礼を言い、エントランスを出ると細かい雪が地面を這うように乱舞している。風がとても強い。
昨日とはまるで違う一面を見せつけられて、自然の怖さというのを目の当たりにした感じがします。
バスは昨日来た海沿いの道を走って行きます。座席がたまたま海側だったのですが、昨日まで穏やかで流氷が敷き詰められていた港に荒波が押し寄せています。流氷ははるか水平線まで押し流されて、あんな大きなものが動くくらいに風は強いのか…となんだか、恐怖心が押し寄せてきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?