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名古屋出張ミッション イン パッセボル

あれは、確か30年近く前の新幹線の中での出来事でした。
当時はバブル! 私は、とある専門商社に勤めており名古屋地区の百貨店担当でした。当時の私の格好は、スーツは、カルバンクライン、カールラガーフェルド、セルッティ、ネクタイはFendi、靴はコールハン、とブランドでかため名古屋本店松坂屋に東京から向かっていました。
前日、お偉いさんと打ち合わせとその後飲み会、そして二次会・・・
確か終電で帰ったような気がします。
二日酔いだが颯爽と着替え昨日の疲れを微塵も見せずに出張に赴いていました。

静岡をすぎたあたりで私は車中販売で冷たい物が欲しくなり飲み物を買いました。「オレンジジュース 一ついただけますか?」
販売してくれた女性はにっこり微笑み
「こちらでよろしいですか?」
「ええ それでおねがいします」
私はそれを一口いただくとなぜか喉が案外乾いていることに気がついた。
そしてそれを一気に飲み干した。
ぼんやりと外を眺めて数分経つと尿意が始まった。

まーしかしここは新幹線 トイレくらい付いているので慌てずトイレのある車両に向かった。
すると男性用のトイレは、当時後ろ側のドアがオレンジ色の透明のプラスチックドアで通路をはさんで大便器のあるトイレがある状態でした。
当時まだ20代の私は、勢いよく男性用トイレで放尿
そして 次の瞬間  放屁した時だった。
「えっ まじ 」屁ではないものが出ていることに0.001秒で気がついた。
私は、トムクルーズが振り返った時のような顔で背後を見渡した。
「やばい ボクサーまでいってしまった」
時速200Km以上の速さで爆走する新幹線の中で私は最大のピンチを迎えたのである。
その通路は何人かの人が通りすぎていた。
私は悟られないように周囲の人を見回し
およそ0.5秒ほどで反対側の大便器のドアを素早くしかも静かに開け中に入り
私の下着の救出を試みた
「む り だ ー」
He was died
私は、他人に悟られないようにトイレットペーパーで包みジャケットに右ポケットに忍ばせた。
もちろんNoパンである。カルバンクラインのスーツの下は、ノーパン!
そして何事もなかったように席に着き
名古屋駅についた。

そして名古屋駅松坂屋に行き
受付嬢に「男性下着売り場は何階ですか」と聞き
その階に行く途中のトラッシュボックスに亡骸を捨てた

mission complete

まだまだ若輩者ですがよろしくお願いします。