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『あまりにも性急な恩返し』

『あまりにも性急な恩返し』
今日は少し落ち着いた一日になります。
矢張り、潮の満ち引きに干満があるようにですね。
2007年の私のブログからです。

『04/22/2007 20:00:00
TITLE: あまりにも性急な恩返し

良く人への贈り物をしたり、戴き物をしたり致します。

以前にもこんな事を書いた記憶がありますが、

今日もビルの新築のお祝いを差し上げてましたら丁寧なお返しを戴きました。

実は余り大したお祝いを差し上げたわけでもありませんのでお返しを戴くと恐縮をするところなんです。

でも時期、時宜を得た素晴らしいタイミングだと感心を致しました。

ところで皆さんも同じような経験、思いをされていると思いますが如何でしょうか。

お祝いなどの贈り物を致しました。

ところが早速2,3日後には返礼が届いてしまいました。

告別式の会葬御礼だって49日を過ぎてからですよね。(これは宗教上、そうなっているんですが)

送ったほうは一日でも多く、自分の送った気持ちを暖めておきたいもの。

相手にもその思いを出来るだけ長く噛み締めて欲しいものです。

打算のように思えますが正直なところではないでしょうか。

でも返礼、お礼が余りにも遅くなってしまうとこれまた、失礼な事ですよね。

余りにも早く返礼、お礼が戻って来てしまうと相手方に早くこの事の決着を済ませてしまおうとする意図を何となく感じてしまうものです。

そんなこともありますよね。

すべき返礼をいつまでも放っておくと貰った本人は気になって仕方がない、

早く済ませたい、開放されたい、義理を欠いているようで気持ちが落ち着かない。

そんなことから急いで返礼をしてしまう。

案外このことで人の気持ちを逆に作用させてしまう事もあるようです。

「急いては事を仕損じる」

こんな言葉もあります。

「あまりにも性急に恩返しをしようとするのは、一種の忘恩行為だ。ラロシュフコー」』

西日本ビジネス印刷株式会社
代表取締役会長 園田 慶一

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