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わたしらしく。

あけましておめでとうございます。
2020年、ものすごく苦しい一方でとても幸せな1年でした。
ちゃんと思っていることを言語化しておくことでいつか未来の自分、或いは同じ気持ちになったことがある方々がもしもいらっしゃればほんの少しでも何かの足しになると、嬉しいです。
(よし、書くぞ〜)

0. 「こうあるべき」が苦しめる

わたしは、生きていく上でキャリアウーマンを目指すべき。こう考えていた。
仕事ができないなんてカッコ悪い。
予算を大幅達成しないなんてカッコ悪い。
1番じゃないなんてカッコ悪い。
頼られなくなると終わり。とさえ思っていた。

私にとってのキャリアウーマンとは認められるための、曖昧な理由しかない理想のことばだった。

具体的に何が起こったかというと、
成果をだしてもだしても、自分のことを認めてあげられないまま、もっともっとやらなきゃと曖昧な理想に向かって終わりのない戦いを挑んでいた。
めちゃくちゃ苦しくて仕事が嫌いなりそうだった。

日常の小さな幸せも見つけられず、
視野は狭くなっていき、
自分のことが大嫌いになった。

自分と対話し続けて、苦しさが増す。
そんなこんなで、次の日が来ることが嫌だった。

1. こだわった理想を手放すこと

そもそもなんで私って「こうあるべき」を持つようになったんだろう。
これを振り返った時気持ちがだいぶ楽になった。

幼い頃、母は専業主婦だった。(元々は証券会社で働いていたが結婚を機に退職。)
そんな母を見ていて、どこか自由がない気がしていた。

中学から私立に入学することが決まったタイミングで母はもう一度働くようになった。
その時、キャリアがリセットされて苦労している姿を見て、こんなことになるのなら自分は絶対仕事を辞めない。仕事をバリバリやらないと苦しむことになるんだ。と考えるようになったのを覚えている。

いつのまにか、自分の人生なのに、過去に起きた偶然の環境によって体験したことに縛られていた。

勇気を出してパートナーに相談したとき、
返ってきたのは思いもよらない言葉だった。

「生きてさえいればなんでもいいよ〜。好きなことしなよ〜。もう1人で生きているわけじゃないんだから。」

これを言われて涙が止まらなかったのと同時に今まで持ってた荷物が一気に軽くなった気がして、周りの人のためにも、この日から自分で決めた選択を信じて生きようと思った。
その日はここ数年で1番ぐっすり眠れた日だったかも。

次の日、ちょうど土曜日だったこともあり、
自分の見たいもの、感じたいこと、知りたいこと、聞きたいことに素直に生きてみた。

まず、朝早起きをした。
落ち着いたバラードを聴きながら、なんていい歌詞なんだろ〜。なんて思いながら、
外に出ると朝方の空が綺麗で冷たい空気も心地よくて幸せだった。
そしてそのまま身支度をして、花を買いに出かけた。
いつも帰り道に花屋を通る時、綺麗だな〜。とは思うが、買うまではしてこなかった。
お花を選ぶときの、どれにしようかな〜。という穏やかな気持ち、店員さんとの何気ない会話、これもとても幸せだった。

そして前職の同期カップルに会った。
2人ともそれぞれ別の道に進んでいて、相変わらず努力してて尊敬したし、幸せそうな姿をみてほっこりした。
帰りに一葉の並木道を通った時、その幸せそうな姿と重なって、なんで素敵な景色んだろうって感動した。


帰宅。
「お帰り〜」って言ってくれる人がいて、こんなに1日中幸せだったのに、また幸せな気持ちになるなんて、自分はなんて幸せなんだろうって心から思った。


わたしの人生の理想って全然違う。
キャリアウーマンになるために生まれてきたわけではない。

見つけた幸せを手放したくないから、そのためにも人生を豊かにしよう。そして関わる人を幸せにしたい。
本気でそう思った。その中の1つに仕事っていうカテゴリがあって、じゃあ仕事ではどうする?が出てくるものなのだと。
仕事は人生でもあり人生もまた仕事でもある。ということは人生なのだ。

生きるって広いんだよな。
必死になると視野が狭くなる。でもその時ってなかなか気づけないんだよな。

だけど、ものすごく大切なことを学んだ。

2. 手放すと新たに得られるもの

生きていると、どうしても過去の体験とか気持ちにこだわってしまう。

24歳の私で思うということはもっと長く生きるとその分、体験や気持ちが増えていく。
大切なのはそれらをどれだけ勇気を持って捨てて新しいものに変えていけるかということ。

変化の激しい時代に起こる、大きな変化、たくさんの小さな変化にどれだけ順応できるか。

それが例え、自分を根底から変えなければならないとしても、一度受け入れ、変えるとどうなのかトライし、その結果を経て変えるべきか変えないべきか意思決定し、プラスに変わることを選ぶことができるかで、人生はものすごく変わることを身をもって体験できた。

だけど、変化が大きければ大きいほど、人間は苦しく、大変で、ものすごく辛いことの方が多い。
私みたいに自分が大嫌いになってどうしようもなくなることもあるかもしれない。
そんなの1人で乗り越えられる!って人もいるかもしれないけど、自然の力や人の力、情報の力あったからこそ発見できることが人生には沢山あることは間違いない。

だからこそ、周りに変化をしようとしている人がいたら、全力で支援し、私も一緒に変化したい。
そして、変化する時、したい時は先人をたくさん頼ろうと思う。わたしが変化することで変化できる=恩返しじゃん!って思うことにする。
少なくとも私はそんな風に巻き込んで欲しい。

小さなことに感謝を忘れずに1日1日を大切に生きて、自分のためにも大切な人たちのためにもどんどん変わっていこうと思う。

2021年、どんとこい。