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Dr.sevenのrage調整録

こんにちはDr.sevenことmissaです。「折角今回マネフィできたんでなんか書くか」と思い至ったのですが、特に伝えたいことも無かったので調整録と題して本番までのやったことを書いてみました。

情報の価値的には第一項の調整方針だけで事足りると思います。

調整指針

今回のRageはWinter大会であり、その調整期間の短さが最大の特徴だ。短期間調整では特にその効率が求められる。明確な指針を立てることによって効率のいい調整をすべきだろう。

そして私は歴戦のカードオタク、短期間での調整方針はすでに固まっている。

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(このフリ素の名前「できる会社員」でビビった)

Dr.seven式短期調整手順
1.カードプールから有力デッキを絞る
2.それら全ての練度をある程度まで高める
3.直前の大会(水曜日のJCG大会)などの情報から当日メタゲームを予想
4.予想メタゲームに基づき使用デッキを決定
5.使用デッキの練度を上げる
6.時間が余れば使用デッキの細部を詰める

特筆すべき点は細部の構築を軽視している点だろう。短期の大会では全体的なデッキの完成度が高くない傾向にある。それならば自身が使うデッキの完成度もそれほど高くなくても良い。それよりもデッキ選択やゲームプランに時間を割いた方がいいだろう。

プレリリース期間

今回から実施されるプレリリース期間。これはステップ1の有力デッキの絞り込みに充てるべきだろう。それ以上のステップには進まず、ひたすらに環境に現れそうなデッキの選定に徹するべきだと感じた。

ゲーム内のルームマッチを通して以下のデッキが有力そうであると感じた。
・リノセウスエルフ
・リオードロイヤル
・機械ウィッチ
・進化ライリーウィッチ
・ヴァイディドラゴン
・エイラビショップ
・疾走ビショップ

これを踏まえてこれらのデッキでカラーコピーによる調整を行った。使えるカードの枚数に制限がある環境では選定に限界があると感じたからだ。

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(この為だけにKATANA買いました)

その結果が
有力デッキ:リノ、ドラゴン、疾走ビショ
ダメそう:リオード、機械ウィッチ、ライリーウィッチ、エイラ

リオードロイヤルがダメそうなのは意外であった。2枚目以降のヴァイディがランダム除去を持ってくるのをプレローテでは見落としていたのだ。紙でやってよかった。

全カードが使える状態で回してないので、自然ロイヤル、ネクロ、各種ヴァンプは未知数とした。ネメシスだけは今回有力に感じたデッキ全てに不利そうだったのでダメそうとした。

リリース初日~JCG大会

まずはプレリリース期で有力に感じたデッキをランクマッチで回すべきだ。デッキの完成度や練度の底上げはもちろん、敵対することで未知数としていたデッキの中から更なる有力デッキの発見も容易だろう。

しかし私は非常にワクワクしていたので自然ベースのネクロマンサーとロイヤルに夢中になっていた。

参考までにこの期間で組み上げたリストである。

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後でもっといいリストが出でてくるので全くの時間の無駄遣いだった。ここでプレリリース分の時間的リードを失った形となった。

一通りのワクワクを解消した後、有力デッキの選定はJCGの結果から行えば良いことに気づきステップ2の練度を高める作業に移っていった。

まず手を付けたのはヴァイディドラゴン。既に金曜日のJCGが終わっており世間が疾走ビショップにざわついている段階だ。疾走ビショップとリノセウスに不利であり、このメタゲームの進み方だとドラゴンの有力なリストは今週末は出てこないだろうとこのタイミングで着手した。

ドラゴンの後はリストが固まっているという理由でリノセウスとエイラに着手した。両デッキともヘイトが高そうで出来れば持ち込みたくなかったが、今回はデッキ選択とゲームプランが物を言うはずだ。有力デッキは全て理解する必要があった。

After JCG part 1

金土日と3日間のJCGを終えてどうやらプレリリース時点で目を付けていたリノ、ドラゴン、疾走ビショに加えて自然エルフ、自然ロイヤル、自然ネクロ、エイラビショップも有力デッキのようだ。一応強さは感じないがコントロール系のヴァンパイアもメタ次第ではあり得るということにしておいた。

水曜日のJCGをタイムリミットとして各デッキの練度を上げ、下記のスケジュールで環境を解明することにした。

月曜日:疾走ビショップ、自然ロイヤル
火曜日:自然ネクロ、自然エルフ
水曜日:予備時間、相性表作成
(ドラゴン、リノセウス、エイラは習得済)

また今回は結構タイトなダメージレース環境ということで、ダメージレースの名手であるマトモさん(@Matom0_EP)と意見交換することにした。

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(許可とってます)

月曜日は彼のゲーム感を聞いて疾走ビショップ、自然ロイヤルを練習。火曜日のネクロ、エルフは両デッキ難航し水曜日の予備時間までもつれ込んだ。余裕を持っておいて良かったと思う。


そして自然ネクロの調整中、マリガンの都合上どうしても2/2/2の枚数が10枚以上欲しく四苦八苦していた所に、マトモさんからアイアンツールドクター入りの後ろに寄せたリストが送られてくる。

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(送られてきたのはこの形)

ネクロマンサーの強みであるヘリオとアイシャが抜けた構築でデッキパワーは落ちている印象。しかし、徹底して後ろに寄せておりデッキに一貫性がある分デッキの完成度は高いと思えた。特に疾走ビショップが後ろに寄っており、各種デッキの完成度の低い今回のRageに於いては纏まっている分こちらの方が良いと感じた。

After JCG part 2

リノセウス 無双する。

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(解像度の高い画像募集)

予想していたメタゲームと大きく剥離しており、大きく衝撃を受けるも(30分ぐらい嘆いた)冷静に結果を分析することにした。いよいよステップ4.5だ。

・自然ビショップが最有力 構築は母なる君3枚の後ろ寄せ
・相方はリノセウスが大勝
・ネクロ、ロイヤルはほぼ母数通りの進出
・自然エルフは予選ラウンド3回戦をほぼ超えず
・エイラは予選ラウンド2回戦までの進出率は高いが、3回戦以降は上がらず
・疾走ビショップのスフィンクスはラウンドを重ねるごとに減る

有志のまとめやTwitterで情報を拾うとこんな感じであった。

ここから先の分析は企業秘密なので割愛。

最終的に想定メタゲーム上ではビショップは確定だが疾走とエイラは僅差、相方もまたドクター入りのネクロと自然エルフが僅差ということになった。

木曜日の朝の時点でデッキが決まっていないのは誤算であったが、諦めて4つのデッキを仕上げることにした。以下木曜日に調整終了した時点のリストだ。

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クルトは2枚取りたい。すると進化権を取られるので案内人を取りたくない。案内人がないなら母なる君も弱くなるので2枚。

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ヘクターは1枚取りたい。デッキが弱いので底上げでムラがあるがスフィンクス。マーセナリーが被ると弱いが2コス減らしたくないのでユニコに。

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後手のワンダーコックが弱かったので2枚。単除去3枚はこの環境で使い道なさげなので2枚。先手のキープ基準、ミラーの2面除去、ケルの安着、リノへのプッシュを見てヘリオ。(ちゃんとマトモさんにシェアしました)

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ラティカ2枚のためにナテラ絡み10とサークル1。ミラーのオムニス安着のためにエルプリ3。エルプリ3とバランス取って対空2。

そしてデッキ登録前日の金曜日の朝、エイラビショップがランクマッチの自然エルフに悲しいぐらい負けたので疾走ビショップに決定。経験上ランクマッチで負けるデッキは良くない。自然エルフは使いたかったラティカ2エルプリ3という形がどう組んでも無理がありそうなので断念した。

最終調整

持ち込む両デッキが決まったのでステップ6、最終調整である。

金曜日の夕方にランクマッチを疾走ビショップで10連勝、自然ネクロで6連勝した所で「これ以上やっても不安になるだでだな」と思い終了。その過程で「ヘリオってカードやっぱ強いし、コンバはプレイし難い」と思い変更。

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書いていて「リスト決まってからマジでなんもやってないな」と思ったが、短期間調整のオープントーナメントではデッキの細部はあまり重要ではないのだ。そんなことより生活リズムを整えたほうが何倍も優勝に近づける

反省

今回の失敗は主にメタゲームの読み間違えなのだが、その辺を秘密としているためここでは反省できない。

あえてもう一つ挙げるなら初日2日目のワクワクタイムだろう。カードゲームのオタクたるものワクワクしてしまうのは仕方ない事だが、せめて短期調整大会の時ぐらいは控えたいものだ。あまりにも期待値が低い。

その他に関しては上手くいっていたように思う。持ち込みデッキも想定していたメタゲーム通りなら上手くいっていたし、構築も大きなミスはなかった。最初に立てた調整指針を守りながらいいデッキを選べたと思う。当日の2回の負けも不運によるところが大きかった。

最後に

いかがだったろうか。見切り発車すぎたのか、最初に書いた通り殆どやったことの箇条書きのようになってしまった。せめてあなたが読むのに労した時間分ぐらいの価値があることを祈っている。ご一読下さりありがとうございました。

missa(@missa_sv)

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