増田の小しごとづくり~本講座3~
2021年12月12日。「まちとビジネスを組み合わせてみよう」というテーマで三回目の講座が開催されました。
増田の小しごとづくりのキモともいえる三回目のこの日は、フィールドワークからスタート。
秋田県増田町にある中七日町通りでのフィールドワーク。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、通りを歩いただけでは見ることが出来ない「内蔵(うちぐら)を有する建物群」と「これからの私たちの暮らし方」を、どう掛け算し、活かしていくか。
蔵の所有者からお話を伺ったり、最近通りに引っ越してきた花屋さんを訪ねたりしながら、自分のアイデアをより現実に近づけていきます。
二時間びっしり歩き回ってお腹もペコペコ。お楽しみのお昼ごはんの時間です。この日は増田の朝市の日(末尾に2・5・9のつく日、月に9回行われます)、メンバーが魚屋さんからたらこや筋子を調達してきて、くらをで白いごはんをオーダー、お振舞のお味噌汁で「いただきま~す!!」
お腹もいっぱいになったところで、午後の部スタート。
「自分の好きなことを仕事にする」のって、簡単なようで実はとてもとても難しい。自分が「本当に好きなこと」に気付くのにも、ものすごいエネルギーがいるんです。実際にほかの地域で小しごとをしている先輩から、オンラインでお話を頂戴します。
実際に小しごとを生み出した先輩の苦労や、自分へとことん向き合った結果出た答え、「好きが仕事になる」って、そういうことか!
受講生の顔つきがグッと明るくなった瞬間です。
「私は賑やかな場が好き。」「私はひとの話を聞くのが得意。」好きなことや得意なことに気が付いた自分たちは、賑やかな場がなぜ好きなのか、ひとの話を聞くことのどこが得意なのか、更に更に深く掘り下げていきます。もちろんお互いに惜しみなくアイデアを出し合います。質問を受けたり、答えたりしているうちに、だんだんとハッキリクッキリ、明確になっていきます。
「次にみんなに会うまで、自分の小しごとをまとめてきてください。」
沢山の言葉が飛び交いパンパンになった頭を整理して、いよいよまとめの段階に入ります。
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