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仲本直輝の漫画家もがき紀行その8(8/18)

この紀行文は、漫画活動継続の危機を迎えたしあわせジョンの作者仲本直輝のもがき旅の記録です。

■20240818

朝起きて調べたらダ・カーポは「野に咲く花のように」の曲を作ったグループであった。私も裸の大将のようなものである。

三村先生に、散歩中に見つけて気になっていたパスタ喫茶のビアンコについてきてもらって飯を食い、岡山駅に戻り18切符3回目、切符としては5回目の判子をもらって13:30ごろ岡山を発つ。岡山から、遊びの上手い三村君やノムさんに広げてもらった新たな世界に踏み入れたような気持ちだ。一旦大阪に帰り、広くなった世界から何をやってみるか吟味したり、色々と補給したり、旅の間になぜか売れた通販の単行本2冊の配送をしたりせねば。

14時ごろ瀬戸、待ち時間30分ほどだが、歩かず体力温存。常に、旅を楽しむ最大のコツは、もう来ないかもしれないからと欲張って食べまくったり動き回ったりしないことだ。私は過去に、なかなか来れない町だからと何件も喫茶店に入って、たくさん行っているのになぜか落ち込む、というような失敗をたくさんしてきた。ピッタリ腹十分でもいけない。なんでも腹八分がいい。お茶でもなんでもコップに入れる時なみなみと入れないように、余力を含めて腹十分になるからである。

いつだって余力が必要だ。相生で降りてあいおい情報ラウンジで冷凍の塩まんじゅうを買って休憩した後、乗り間違って岡山方面の播州赤穂行きに乗ってしまう。播州赤穂駅発の新快速草津行きに間に合わず、折り返し姫路行きに乗り込む。というようなことが起きたときのためにも…


うつらうつら居眠りして大阪に帰った。やることがたくさんある。気持ちだけでなくほんとうに。帰ってから東京の友達に連絡して回った。わずかなお金と足りないオツムとなまった足で、地道に仕事するしかない結局は。

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