ひと回り大きな気遣い

学生の頃からポヤ〜っと生きてきた気がするが、良くない家庭環境だったのもあって、「自分には一般的な感覚が抜けている」とよく注意して人の『考え方』を考えて取り込んでいくようにしていた。

「先を見越して考える」というのは高校生の時に友人から学んだ。
彼女は頭が冴えていて、ポヤ〜っとしたまま部活の長になってしまった私に様々な助言をくれた人だった。
何か事態が起こってから判断をすることしかできなかった私には大きな革新だった。
「こうなるかもしれないから対策しておく」「次の次の予定に繋がるような行動をしておく」
シンプルな事かもしれないが、私が得た知見の中ではかなり大きいものだったし、今でもよく注意して考えるようにしている。

もう一つは「配慮に感謝すること」
これは誰か一人から学んだというより複数の大人の言葉から気づいた事。
例えば「資料のココが間違っていますよ」と言われた時、初め私は「本当ですね、直します」という返事しかできていなかった。
「昨日のあの件はどうなりましたか?」には「◯◯という事になりました」と答えていた。

尊敬する先輩を見ていると、「本当だ間違ってる!気づいてくれてありがと!」「その件は◯◯になったよ、気にかけてくれてありがとう」と、
『相手が気づいて声をかけてくれた状況への感謝』まで付与されている。

私には足りていなかった言葉だった。
これも気づいたら直ぐに取り入れてなにかと感謝の意を伝えるよう心がけた。

先を考える事も、配慮に感謝する事も、起きた事象のひと回り大きな部分まで考えているように感じる。
視野を広く持つ事で円滑なコミュニケーションに繋がるように感じる。




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