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思いわずらうことなく愉しく生きよ

この仕事をしていると自分の体を信用できるようになる
もってくれ、オレの体…!って割と毎日思ってるし
ああ絶対こける、絶対倒れる、絶対脚もげる、と数えきれないほど覚悟したけど、
こけたことないし倒れたこともないし脚もまだちゃんとついている
すばらしい
よくやっている、汗だくで、そんできもちいいんだからさ
気持ちよくないことを仕事にするはずがないんだ、自分が


けれど今更、体のコンプレックスを抱えている
受け入れて随分経つけど、最近はだめだ
とやかく言われることを受け流せず、
いまだけはわたしが全部答えを持ってんだよ、ヘタクソめ
と頭の中でキレてしまう
すさんでいる
太りたいんだけど
じょうずに太れない
ひとりで食べるごはんに興味がもてないんだ、なかなか
少し前の日記を読み返す
「ただただ、美しくない体はないということだけを知る」
大丈夫、分かってる


思い出して痛くてたまらないことがたくさんある
薄れていった痛みも
美化された痛みも
より強くなる痛みも
いまだに夢にみる
それで、そこからずっと逃げてきた
振り払おうとして、もうずっと逃げている
でももう逃げなくていい
あの頃なりたかった自分に少しでも近づけているだろうか?
あの頃の自分に大丈夫だと言ってやれるだろうか
そういう軸で生きてこなかった
でも胸を張って言いたいじゃないか、
だからこれからも足掻くしかないよ


かなりすさんでる
半人前のクソヤロー
たぶん与えるのももらうのも足りてない
ねえ、痛いくらいがちょうどいい
思いわずらうことなく愉しく生きよ
随分前に読んだけど内容はよく覚えている
家訓にして玄関に貼りたいね

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