MET Asia Seriesの出来事をまとめようの会

・まえがき
 ども、説明系のコメントの人、ミッシュランです!
 今回は7月26日~28日に行われたPUBGのアジア大会「MET Asia Series」で起きた出来事についてお話していこうと思います。
 ちょっと長文になりますがお付き合いください!
 (記事の内容は2019年7月29日時点でのものです)





・Day1

 まずは初日のお話から。
 開催地はタイの首都、バンコク。日本とは2時間遅い時間帯となります (日本が17時の時、タイは15時)。

 開会式からぶち飛ばしてきた今回のMETさん。なんと選手入場の太鼓音が音割れ祭りに・・・リハーサルしているのにしょっぱなからリスナーの鼓膜を破壊していくスタイル。
 続いて司会の2人が登場。twitch日本語実況のコメントでは「岸タイ河」だの「みちょぱ」だの言われてましたが、正確には男性の方が「TAQTAQ(DJTAQTAQ)」さん、女性の方が「MIM(Mim Pongsuda)」さん。

 一応比較として岸大河さんと並べてみましたが・・・似ても似つかない・・・。

 そして忘れてはいけないのが「青森と東京」のお話。

 どうしても発音するとそう聞こえてしまうことから略されるようになりましたが、実はどちらも地元・タイのチーム。

 青森はArmory Gaming(あーもりー げーみんぐ)
 東京はTOKIO STRIKER(ときお すとらいかー)
 
 というのが正確なチーム名。でも当分はそう呼ばれそうな気がする。
 またArmoryGamingはこの日Round3でドン勝を獲得。インタビューを受けたGENERALGAMING選手が解説でお馴染みのMrYoppyさんに似ていると話題になりました。
 
比較してみましたが・・・うーん、似てる。


【その他の出来事】
 ・現地観戦のSPYGEA(スパイギア)さん、国際映像に映る。
 ・RJ_Wesker選手、字幕でRJ_SeakingJAWS選手と間違われる。


【Day1ドン勝】
 Round1:Black Ananas(中国)
 Round2:Gen.G(韓国)
 Round3:Armory Gaming(タイ)
 Round4:Rascal Jester(日本)
 Round5:17 Gaming(中国)
 Round6:VC Gaming(中国)



・Day2

 無事予定通り初日が終わり2日目へ。

 Round10でDetonatioN Gaming Whiteがドン勝!インタビューで応援に行っていたSOMちゃんが観客席カメラに捉えられたり(なおDay3でも見つかる)、Season4でネタにされそうな名言「I'm strong!」が誕生し、今後もDGWはネタに事欠かないでしょう・・・


 ・・・とここまでは良かった(時間も30分ぐらい巻いていた)のですが、今回のMETで書かなければいけない事態がRound12で発生しました。

 ゲーム時間25:12、残り6チーム11名という最終局面への1番盛り上がる場面で突如国際映像、オブザーバー視点が大きく乱れフリーズ。実況側もリスナー側も一体何が起きたんだと騒然となります。
 原因は液晶パネルの停電、PCが突如停電で停止したなど憶測が飛び交っていますが、公式の発表は原因不明とのこと。

 まさかの事態でゲーム再現も難しい最終局面のため、運営側の判断に委ねられた結果試合は仕切り直しの再試合、全体のラウンド数も1ラウンド増加の19ラウンドになりました。

 しかしこの状況の後の判断がとんでもない事件を巻き起こすことになるのである・・・。

【Day2ドン勝】
 Round7:VICI Gaming(中国)
 Round8:AHQ(中国)
 Round9:DPG EVGA(韓国)
 Round10:DetonatioN Gaming White(日本)
 Round11:Weibo(中国)
 Round12:該当なし
 Round13(Round12再試合):Gen.G(韓国)



・Day3

 Round12で起きたトラブルについての討論が繰り返される中で迎えた最終日。運営側でも裁定が二転三転する状態(Round13を無効にしRound12のみ加算にする、Round12を無効としRound13をRound12扱いとして加算するなど)で本日最初のRound14が開戦。

 精神的にも動揺が隠せるかわからない状態でプレイを開始した選手たち。その途中にRound12の裁定が確定。
 裁定は「Round12途中の分とRound13の全てのポイントを加算する」ということになった。
 Round13では上記にあるようにドン勝をとったGen.Gが25ptを獲得し頭1つ抜け出したRoundだった。

 しかしこの裁定に不服を示したチームがいた。中国・台湾地域の7チームだ。
 その内の1つである17Gaming(中国)は問題のRound12でトラブル前に3人生存していたチーム。このままRound12が進んでいれば15pt前後は回収することができ、首位戦線に残れたかもしれない。しかし裁定はキルの5ptと6位相当の2ptで7pt止まり。大きな損となったのだ。


 Round14終了後、「確認中」として試合開始時間が遅れた。長い間があり、日本語解説陣も戻れない中で急にRound15が開戦。しかし中国・台湾の7チームのブースに選手は1人もいなかったのである。そう、不参加宣言(ボイコット)だ。理由としては先ほどのRound12、13の裁定の件とRound13、14において観客の中に大声で相手の位置を知らせる伝書鳩(ゴースティング?)がいたことによる公平性・競技性の欠如としている(伝書鳩の事実はまだわからない)。普通ならさらに時間をかけて説得すべき、もしくは公式アナウンスをするべきだが運営側はRound15を強行。残った9チームでの戦いを行った。
 残るはRound16~19の4ラウンド。このままならば中国・台湾の7チームが残りの4試合も不参加となる可能性が高く、観戦勢としては悲しまざるを得なかった。

 Round15終了後、再び協議のためインターバルを延長。Round16開始前に裁定を再び改定。確定した裁定としては以下の3点である。

 ・Round12~15までを無効試合としRound11時点の総合ポイントで再開

 ・公平性・競技性を保てないため、今大会でのPGC(PUBG世界選手権)の追加スロット付与は無効に

 ・Round12(16)以降をMiramar→Erangel3試合からMiramar2試合  →Erangel2試合に変更し勝負を付ける

 この裁定により中国・台湾の7チームが戻り、全15ラウンド戦による戦いが再開された。
 またこの裏で悲しみを背負った1つのチームがいた。地元タイの「TOKIO STRIKER」である。Round14、Round15で2連ドンを達成したがその2ラウンドが全て無効となり、今大会で「ドン勝をしていない」扱いになったのだ。
 TOKIO STRIKERはその後の4試合でもドン勝は取れず、結果今大会はドン勝できずという結果に終わった。
 余りにもかわいそうではあるが、TOKIO STRIKERがPGCに出場しドン勝を取り返すのを心から願い、応援したいと思う。




・あとがき

 最終的に全15ラウンド戦で行われた戦いは、既報の通り韓国のGen.Gが優勝した。
 色々な事件が起きた今回のMET。次回韓国で8月9日~11日開催の国別対抗戦「Nations Cup」では今回のトラブルが起こらないよう願うしかない。

ではまた次回の記事で、ミッシュランでした。
さようなら。

【裁定後のドン勝】
 Round1:Black Ananas(中国)
 Round2:Gen.G(韓国)
 Round3:Armory Gaming(タイ)
 Round4:Rascal Jester(日本)
 Round5:17 Gaming(中国)
 Round6:VC Gaming(中国)
 Round7:VICI Gaming(中国)
 Round8:AHQ(中国)
 Round9:DPG EVGA(韓国)
 Round10:DetonatioN Gaming White(日本)
 Round11:Weibo(中国)
 (Round12:無効試合)
 (Round13:無効試合(GEN.G(韓国)))
 (Round14:無効試合(TOKIO STRIKER(タイ))
 (Round15:無効試合(TOKIO STRIKER(タイ))
 Round12:DPG EVGA(韓国)
 Round13:DPG EVGA(韓国)
 Round14:DetonatioN Gaming White(日本)
 
Round15:ViCi Gaming(中国)

【総合TOP3】
 優勝:Gen.G(韓国)
 2位:DPG EVGA(韓国)
 3位:Weibo(中国)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?