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白青黒ダグラーク解説〜その0〜

0.はじめに


はじめまして、misawaです。
先日東京で行われたディバイドバトル1stセッションで優勝させてもらった「白青黒ダグラーク」について、ありがたいことにデッキの構築や戦い方を知りたいというお声を頂いたのでnoteでまとめます。
初noteなので、拙い文章にはなりますが、よければ最後まで見ていって下さい。

1.概要

まず本記事ではその0として、ビルディバイドというカードゲームの自分なりの環境考察とその上でどうしてダグラークという選択をしたのかについて書きたいと思います。

※注意事項※

自分は、今回のディバイドバトルに参加するまで公式大会やDiscordのオンライン大会などに参加出来ていません。かといって身内で死ぬほど調整してるとかでもなく、対人戦は一人の相手(弟)と何戦かやった程度になります。
そのため、ここから先の記事わかりやすく言うと「めちゃくちゃエアプが想像した環境考察」です。
実際の環境やランキング上位のプレイヤーが考えていることとは違うことが書かれている可能性が高いです。
興味のない方は次の記事からダグラークの話をがっつりする予定なのでお待ち下さい。

2.デッキ分析

長々と前説失礼しました。ここから本編になります。全て文で断定していますが、あくまでも「自分の推測」になるのでよろしくお願いします。
まずは環境(ディバイドバトル前)に存在した各デッキタイプについて自分が思う強み、弱みをまとめます。

不屈の獅子 ライオネル

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エース単体で完結してる盤面制圧、維持能力が魅力。そのため組み合わせる色も自由度が高い。

赤青ライオネル

強み:ライオネルによる面制圧と青のドローによってリソース差をつけ続ける。3エナにノーリスクでなカードが多く、序盤からマウントを取ることが出来る。
弱み:除去が赤のエナ送りや青のダメージといった状況によっては撃ちづらいものが多い。ヤルミラとライオネルが共存しづらく受けのパワーが低い。

赤黒ライオネル

強み:ライオネル、リヴァワート、その他黒除去による圧倒的な盤面制圧能力と黒の回収による継戦能力の高さ。
弱み:7エナ以降に機能するカードが多く、5.6ターン目の強カードに対処し辛い事。またショットも大型を一枚で処理出来るカードが少ないためリヴァワートの有無に勝敗が左右される。

赤青黒ライオネル

強み:エースを多数投入して高打点で詰めることが出来る。ショットも強力なものが多い。
弱み:8エナに到達するまで単体では弱いカードが多くなってしまい3色なので安定性は低い。

烈火の逆鱗 バドラトス

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現状唯一の6エナエースにして数少ない強力な耐性持ち。グラナディガになることが出来るとショット以外での対処は難しい。

赤青バドラトス

強み:赤のエナブーストからゾフィア→地に潜む脅威による大型展開。
弱み:序盤を凌げるカードが極端に少ないためビートダウンに弱い。

赤黒バドラトス

強み:黒の軽い除去によって苦手な序盤をどうにか凌いでリヴァワートに繋げば後は除去を構えながらバドラトスorグラナディガで殴るだけで強い。
弱み:正直デッキ自体に弱点らしい弱点はない。敢えて挙げるなら観測者で代用できないので最速テリトリー解放からの強い動きが安定しないこと。

魂を賭ける者 ブルーム

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スターターとは思えないテキストの複雑さ。テリトリーで除去、エースで展開と違う役割を担っている。ノーコスト除去、ノーコスト蘇生が弱いわけがない。

黒青ブルーム(スカウトブルーム)

強み:スカウトによってテリトリーの効果を安定して使用する。スカウトを繰り返し蘇生できる状況になると盤面が残ることはほぼない。
弱み:ブルーム全体に言えることだが、バドラトス及びグラナディガにとても弱い。安全に対処する方法がテリトリーの全体除去か王位簒奪しかなく、ほとんどのブルームデッキが50枚にしているため的確に対処するのが難しい。

黒白ブルーム

強み:黒の除去と白の展開維持を組み合わせたデッキ。ブルーム→エリザベルト→マグナレアの展開はとても強力。
弱み:決まった時のインパクトは強いが、ほぼコンボデッキなので必要なものが多く毎回同じ動きが出来る訳でもない。またバドラトス系に弱いのは黒青と同じく。さらにテリトリー効果も完全に運になる。

邪眼の魔王 マーギュリス

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リスクの低いアタックで無理矢理ライフを削ることが出来るので速攻にうってつけのエース。テリトリー効果によってデコイやブロッカーに対して強い。

黒単マーギュリス

強み:黒は単色で除去もアドバンテージを取ることも出来て、軽いマナ域に強いカードも多いので綺麗に展開しながら攻撃することができる。
弱み:ライオネルやリヴァアートに盤面をぐちゃぐちゃにされると復帰が難しい。また、カードプール的にバスター、ショット枠が微妙。

黒青マーギュリス

強み:青の軽いドロー系を入れた形。ほぼ確実にエースにたどり着くことが出来る安定性が魅力。
弱み:全体除去に対して弱いことは変わらず。またごく稀に色と出したいユニットが噛み合わないパターンがある。

TX-07 双連新星 アイオラ

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スペル主体のエース。単体ではなにもしないがアタック時効果やショットとテリトリーが噛み合うととんでもないことになる。

青黒アイオラ

強み:黒の3エナ除去をアイオラで唱えることで5エナターンの弱さをカバーしている。ブルーバーストを採用しやすいのでビートダウンに対してはとても強い。
弱み:単体で強力なユニットが少なく中型ユニットに除去を使わなくてはいけないので除去が足りなくなる可能性がある。また、アイオラがアタック前に除去された時のアド損が大きくリスクがある。

青赤アイオラ(t黒)

強み:エースとテリトリーでスペルのコストを誤魔化しつつ優秀な軽量ユニットでビートダウンする。ショットの弱さを黒をタッチすることでカバーする形もある。
弱み:ショットが捲れるかどうかや、3色の場合色事故なども存在し安定するかは微妙。

リードストライカー クラウディア

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登場ターンに3点叩き込めるのはもちろん、ブロック不可、アタックされないと生き残りやすい性能なのが強力なアタッカーエース。

青赤クラウディア

(このデッキ関しては正直ほとんど考えていなかったのでここだけ大会で当たった感想です。)
強み:バドラトスを採用することで死なない3点で殴り続けることが出来る。またラビアンが生き残りやすく、テリトリー解放時の除去に対するリスク分散にもなる。
弱み:大型デコイにショット除去を当てる必要がある以外は弱点が少ない。

青黒クラウディア

強み:死んでもアド損にならないユニットが多数入っていて継続的に攻撃することができる。軽い除去とデコイも採用できるので殴り合いにも強い。
弱み:ユニットのサイズが極端に小さいので大型どころか中型デコイも突破できず、また全体除去にとても弱い。

審判の天使 マルグレア

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断罪カウンターによる特殊な動きをするエース。盤面維持能力がとても高く、エース自身の打点も高いのが魅力。

白黒マルグレア

強み:黒の除去と回収を組み合わせた形。展開力と回収によってテリトリーのカウンター追加能力が活かしやすい。
弱み:大型を除去する方法が少ないのでバドラトス系に弱い。

討伐の天使 ダグラーク

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この後たっぷり語るので割愛するが、単体の性能はあまり高くなく、テリトリーも運が絡んでしまうが上振れ時のパワー高いエース。

3.環境予想

これらの考えを元にディバイドバトルに多いと思うデッキタイプ次のようにを予想しました。

とても多い:赤黒バドラトス
多い:赤黒ライオネル、黒青ブルーム、黒白ブルーム、青黒クラウディア
少ない:赤青ライオネル、黒青マーギュリス
とても少ない:その他

特にバドラトス、ライオネル、ブルーム、の3つが環境の中心になりつつ、自分のように練習時間が足りない人がクラウディアやマーギュリスといった速攻系のデッキを使用すると予想しました。

当日実際にどのような分布になったのかはわかりませんが、体感としては青赤クラウディアの存在以外はなんとなく合っていたかなと思います。

4.なぜダグラーク

上記を踏まえて、自分がエースとしてダグラークを選んだ理由を説明します。
まず、候補として
・赤黒ライオネル
・赤黒バドラトス
・青黒クラウディア
の3つを考えました。しかし、どのデッキも7戦を安定して勝ち続けることが出来る自信がなく、その自信を持てるほど店舗大会などに参加できる予定もありませんでした。
そのため、折角なら好きなエースで悔いのないようにしようと考え、ダグラークを選択しました。

なので、強いデッキを考えた結果ダグラークになったのではなく、ダグラークを使うのを前提として「ダグラークで環境のデッキに勝つにはどうするか」という思考プロセスでデッキを構築しました。
そうして完成したデッキがこの白青黒ダグラークです。

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5.予告

長々とお読みいただきありがとうございました。次の記事では、具体的にダグラークの構築について書く予定です。

なるべく全てのカードの解説をする予定ですが、構築に対しての質問、特定のカードの採用理由、不採用理由等気になる方がいましたら、コメントしていただけたら可能な限り次回回答したいと思っているのでよろしくお願いします。

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