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活動再開が遅れていますが

 2024年。
 新しい1年がスタートしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 足の怪我以来、長らく梟文庫をお休みさせてもらっていて申し訳なく思っている。10月初旬、左膝をバリバリに割ってしまって入院・手術。11月上旬に退院したものの、膝だけではなく全身の不調に悩まされて、本当にしんどい2か月を過ごしていた。実は膝の怪我1週間前に消化器官の炎症で入院を促されていたのだが、教育トレーニング中だったので外来治療で乗り切るという無茶を選択していた。そして退院後また軽く再発、それをきっかけに食事があまりとれなくなって体重が激減。同時期に歯の調子も悪くなり、余計に食べることができなくなった。「正直、膝にとっては体重が軽いほうがいい」とリハビリの先生に言われながらも、1カ月で骨と皮ばかりになったビジュアルに本人は大きなショックを受けるし、内科にもかかった。おまけに痩せすぎて耳管解放症になり耳鼻科のお世話になるわ、歯科治療がうまくいかなさすぎて不安マックス、セカンドオピニオンで転院するわのてんやわんや。年末に向かってようやく食事がとれるようになってきて、気持ちが安定してきたな・・・と思っていたところに、家族がインフルエンザ。この弱り切った体にうつったらどうしようと恐怖におののきながら看病する。でもやっぱりインフルエンザをもらっちゃって、持病の発作。また病院で検査検査の数時間・・・もう本当にこの2か月、医者通いばっかりで気持ちが滅入ったというのもあるけれど、今まで「色々あっても概ね健康」な体を原資に様々な活動ができていたんだということを思い知り、それを失った&取り戻すことができるのかという不安を御すことができず、過去ワースト3には入るんじゃないかという心身の調子の悪さだった。今も様々な症状に煩わされてはいるんだけれども、不安に100%支配されて何にもできなかった時期は脱し、脳に少しずつ「すきま」が生まれて活動範囲を広げられているのを感じている。とはいえ薄い氷の上を歩いているような感覚は払拭できず、ちょっとしたことであの状態へ転げ落ちてしまうんじゃないかとヒヤヒヤもしている。

 膝に関しては、ずいぶん楽に歩けるようになってきて嬉しい限りである。ただ「曲げる」ことに関しては、マックス135度くらいまでは曲がるようになっているのだけれども、それを生活動作に反映させるのが難しい。どういうことかというと、「体育座りができるのに、かがんで物を拾うことができない」感じ。膝を曲げたまま体重をかけることができないので、生活の中で不自然な動作がまだまだ多い。それでも退院当初と比べたら各段に出来ることが増えていて、リハビリ室の中だけではあるけれども自転車をこいだり(道路上はまだ禁止)、家では車の運転を練習し始めている(膝を曲げて運転席に乗れるようになるまで時間がかかったのだよ・・・今のネックはサイドブレーキを骨折した足で踏みにくいこと)。移動の自由度が上がっていくことは、心に「すきま」(余裕)を増やしてくれているように思う。

 本当にしんどい2か月で、正直入院中のほうが心身ともに(膝以外は)調子がよかった。受傷・入院・手術の様々なストレスは、退院してほっとしたところで、あちこちに現れたんだろうと思う。でもお年頃的にもちょうど(健康の)曲がり角だと思うので、メインテナンスのきっかけをもらったのだと前向きに捉えたい。そしてこの間、多くの方々に食事を含めて健康維持のためのご支援を頂き、本当に心から感謝している。全く食欲のない時期、具沢山のレトルトスープや手作りのお料理、おやつや果物などの差し入れは私の食生活を支えてくれ、おいしく頂くだけではなく「きちんと栄養がとれている」安心感にどれだけ救われたか分からない。また何にもせず引きこもっている私を気にかけ、おしゃべりやお散歩をご一緒してくれた友人・知人のみなさん、本当にありがとうございました。

 もうそろそろ活動再開を考えているが、まだ落ちきってしまった体力が戻っていないので、今月末に向けて少しずつ活動範囲を広げていけるよう、スケジュールを組んでいきたいと思っている。文庫の再開に関しても、またお知らせしますのでよろしくお願いいたします。

 本当に当初考えていたよりも長ーい時間がかかってしまっているように思うけれども、確かに主治医の先生は「普通に生活できるようになるまで、3カ月」と言っていたなぁと、一緒に入院&手術の話を聞いてくれたムスメさまと思い返している。

※写真は、お友だちがプレゼントしてくれたしろくまちゃんのゆたぽん。毎日温活中。子どもちゃんたちも千羽鶴を折ってくれて涙。

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