「ばってん少女隊7周年記念ライブ」レポ

7周年ライブに向けて


2022年7月3日に福岡国際会議場にておこなわれた「ばってん少女隊結成7周年記念ライブ」同年2月3日に発表があってからちょうど5か月後で発表時には個人的にはまだ先だな、なんて思っていましたが東名阪+仙台ツアー、九州7県ツアーを駆け抜けていざ当日になるとあっという間だったなと感じています。人間って不思議ですね。

私自身、6周年ライブ前後からのまだまだ新規の隊員ですが、ツアーを通して新しい隊員さんが増えているなと感じていたころに1部がソールドアウトしたとの情報を耳にし、この感覚は間違いではなかったのかと思いました。個人的に、福岡で1000人規模の箱を埋められることは凄いことだと思っていて
①確実に地元(九州)で定着している
②遠征をしてまでも見たいと思える存在になっている
この2つがあったからこそできたことではないのかなと思いました。14時ちょうどにいよいよ開演です。

セットリスト

1部


M1 YOIMIYA
M2 Oisa(1番途中まで)
M3 KillerKillerSmile(上田理子ソロダンス)
M4 崇シ増シ×××物語(希山愛ソロダンス)
M5 乙女ノ手札(春乃きいなソロダンス)
M6 FORCES(柳美舞ソロダンス)
M7 MEGRRY GO ROUND(蒼井りるあソロダンス)
M8 己MYself(瀬田さくらソロダンス)
MC
M9 Just mean it!
M10 わたし、恋始めたってよ!
M11   Dancer in the night
MC
M12 スウィンギタイ
M13 ジャン!ジャン!ジャン!
M14 Number Shot
M15 6STARS
M16 虹ノ湊
En1 ばりかたプライド
MC
En2 おっしょい!

2部


M1 YOIMIYA
M2 Oisa(1番途中まで)
M3 KillerKillerSmile(上田理子ソロダンス)
M4 崇シ増シ×××物語(希山愛ソロダンス)
M5 乙女ノ手札(春乃きいなソロダンス)
M6 FORCES(柳美舞ソロダンス)
M7 MEGRRY GO ROUND(蒼井りるあソロダンス)
M8 己MYself(瀬田さくらソロダンス)
MC
M9 Just mean it!
M10 わたし、恋始めたってよ!
M11   Dancer in the night
MC
M12 おっしょい!
M13 ジャン!ジャン!ジャン!
M14 Number Shot
M15 6STARS
M16 虹ノ湊
En1 MILLION SUMMERS
MC
En2 Over

ライブの構成について(本編)

またまた更新してきた最強のメドレー
1曲目にYOIMIYA、2曲目にOisaが披露されたのでセットの組み方から和の曲を一通り披露してから…なんて思っていましたがさすがのばってん少女隊の運営陣は裏切ってきました。

8曲目までは曲間にOisaをアレンジしたBGMが流れたりoisaを披露しながら次の曲に入っていったり。簡単に言えば2つのステージが同時進行しているような感覚です。個人的にはFORCES前にテンポダウンしていく場所と2番Aメロを半音上げしたOisaから入るMEGRRY GO ROUNDが好きでした。

それ以外にも傘や扇子を使用した振り(傘→崇シ増シ×××物語、扇子→乙女ノ手札)やFORCES前や次ブロックのわたし、恋始めたってよ!の曲中にセットに投影された影がわた恋ライブと同じものだったり、曲中でソロダンスがあり、これもわた恋ライブの恋愛感情を表現した演出を意識したものでこの1年で行ってきたライブを振り返れるような構成でした。ここまでが和ブロック。続いてサイバーブロックに入っていきます。


やっぱり凄い、デジタルとの融合
9曲目から11曲目はセットの枠に組み込まれたLEDを活用していました。Just mean it!ではメンバーカラーを意識した演出でした。(愛ちゃんパートのLEDが下から上にかけて緑から白のグラデーションで長ネギにしか見えなかった

時間が進むパートに込められた意味とは
わたし、恋始めたってよ!では白を基調とした演出で時が進むパート(中盤:きっと君に~)ではメンバーカラーが入りますが年下2人のカラー(ピンクと青色)のみで、6人から5人、5人から4人と脱退やメンバーの活動休止のあった時が止まった時代から新たに2人が加入したことにより再度、時が進んでいる今のばってん少女隊を表していたのかなと思います。

後のMCで触れられた最後は鳥居の形をしていることは現地で気づいていましたがどうしてもTTにしか見えず、TT兄弟が頭の中を駆け巡る状態に。雑念はよくないですね。

Dancer in the nifhtではメンバーカラーを使用した演出でしたがサビでりるあちゃんがひっくり返りそうなくらい反るのが大好きでそこしか見ていなかったのでよく覚えていません(笑)

かませ!ばってん少女隊
1部はスウィンギタイ、2部はおっしょい!から始まるアゲ曲ブロックです。

Number Shotで希山さんが「かませ!ばってん少女隊!」と言ってからの「いま走り出す our future」が九州ツアーで出会ったお客さんと7周年ライブで再集結してそのパワーで未来へ突き進んでいく。と考えると奥が深いものだなと思います。

本編ラストは6月29日に発売された虹ノ湊でした。この曲はバチバチのサマーチューン曲で真夏日の炎天下でもこの曲を聴くとノリノリになってしまうような爽やかな曲だと思っています。

九州ツアー熊本公演で初披露され、ツアーやフェスで育てあがっているこの曲が今後発表されているフェスで更に育つと思うと今から楽しみです。

ステージからの捌け方も特徴的で春乃さんと蒼井さん、希山さんと瀬田さん、上田さんと柳さんの順でセットの上段から裏に行くといったまた新たな演出でした。

虹ノ湊のサビの振り付けがノリやすい
九州ツアー前半まではサビの部分は全員踊っていましたが途中からは両端の2人が手を振りっぱなし、中央の4人が踊るフォーメーションに変更されました。

サビの振りは特段難しいわけではありませんが、フェスやツアーで初めて見た人も一緒に楽しめるようにという思惑でもあるのでしょうか。7周年ライブのアーカイブを見て左右に揺れるサイリウムがとても綺麗でいつもいる方、初めて見る方も一緒に楽しめている様子が伺えました。

何度見ても最高のMC

MCだけでも成立するのではないかと思うくらい最高のMCで楽しませてくれるばってん少女隊。このライブで面白かったものをいくつかピックアップします。

私、完璧なので。
YOIMIYAでステージ上部から登場したときに嬉しくて1部では横を向いたときににやけてしまったりるあちゃん。(可愛い)2部ではにやけなかったという話から「きいなちゃんはどうでしたか?」と話を振られて「私、完璧なので」と返すきいなちゃん。さすがすぎます。

みんなでわちゃわちゃ
配信を見ている方々にばってん少女隊の公式Twitterに突如として上がった動画を真似るメンバー。カメラに向かって投げキッスをしていると美舞ちゃんのマイクがりるあちゃんの後頭部に直撃する事故が発生しました(笑)現地だとマイクを通してボン!といい音が響いていました。

唐芋ケーキ消失事件
楽屋で唐芋ケーキを食べようと思った愛ちゃん。しかしながら保冷バッグを中心に楽屋のどこを探しても見つからなかったみたいでステージ上で「どこ〜?」と聞いたところきいなちゃんより「冷蔵庫よ!」とのお返事が。無事解決したかどうかはわかりませんが、このようなやり取りがたまりませんね。

アンコール

アンコールは1部は6周年ライブの1曲目に披露されたばりかたプライドから始まり意外にも本編のセットリストに組み込まれていなかったおっしょい!で締める構成。昨年の6周年ライブの1曲目に披露したばりかたプライドを「今年はアンコールに入れたい」とメンバーからの意見で決まったそうです。

制作陣の意見とメンバーの意見の調和がばってん少女隊は本当に上手いと思っていて、ワンマンライブではそのライブのコンセプトを崩さない場所で意見を取り入れている、ツアーやフェスではメンバーの意見を全面に出している。それがメンバーやチームの成長に大きく貢献しているなと改めて感じました。2部ではMILLION SUMMERSを披露した後にメンバーが感想を述べています。

メンバーの感想

希山愛さん
1年振りに同じ日に同じ会場でライブができると聞いた時は、前回のリベンジだと凄い思ったし、もっともっとたくさんの方と一緒に楽しい時間を共有したいなと思っていて今日それが叶って凄い嬉しいです。アイドルを7年やってきて7年前に「アイドルをやりたいですか?」と聞かれ「はい」と言った自分は間違っていなかったと思います。そして未来にはこうやってたくさんの方がいて、幸せと笑顔とハッピーが詰まってて、私の人生最高です。学生時代も20歳もそして7周年も皆さんと過ごせて嬉しいです。ばってん少女隊が私の青春そのものだなと思っていて、私は現在進行形で青春をしています。皆さんも僕なんて、私なんてと言わずに一緒に青春しましょうね。今日、福岡に来てくださって、そして再集結の約束を守ってくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

春乃きいなさん
今日ここにお越しくださった皆さん、そして配信をご覧のあなたー!今日は本当にありがとうございました。メンバーのみんなとファンの皆さんと7周年を迎えられたのは、私たちの行動や選択があってこそだと思っています。私たちは、アイドルになるとかの大きい決断もあったけど皆さんの中には本当に些細なきっかけだったりする方もいらっしゃると思うんですね。大きな決断だと思っていなかったことの積み重ねでここに来てくださってる方、配信を見てくださってる方、応援してるよって方に出会えたことが嬉しいなと思います。これからのフェスなどでもっとたくさんの方と出会ってもっと綺麗な景色だったり、私たちが見たい景色を見れるようにしたいなと今日改めて思いました。Number Shotの「かませ!ばってん少女隊!」からの「our future」という歌詞があるんですけど、かませ!ばってん少女隊からの未来を歌う感じが今日凄いぐっときてまだまだ頑張っていきたいなと思いました。

蒼井りるあさん
りるあにとって福岡国際会議場は思い出がたくさん詰まっている場所で、こうして1年越しにここに立たせて頂いてることを嬉しいなと思います。1年前は不安でぎゅぅってなりそうだったんですけど、今年は去年と違って楽しさ1000%!ちょっと不安が500%くらいある感じ…不安じゃない緊張です!不安はなかったけど緊張があったり、皆さんがいるという楽しさがあって今日も1日があっという間でした。1年間でたくさんのライブをさせていただくたびに先輩たちの背中はすごく大きくて温かいし、すごいなと思うことがたくさんあってそんな先輩についていけるようにもっと頑張りたいってまた思いました。1年前、先輩みたいに魔法が使える人になりたいって話をしたんですけど、先輩みたいに魔法を使えてる自信はないけど先輩たちの背中を一生懸命追いかけて、そしてりるあもキラキラの魔法が使えるように頑張ります

柳美舞さん
1年前の6周年ライブが私にとって思い出深いライブであるというか、入って数ヶ月でのライブで楽しみもあったけど不安が大きかった。って話を今までしてきましたが1年経って同じ日に同じ会場でやるこのライブはあまり不安がなく楽しみが大きくて、自分に自信が湧いてきたというかこのライブは絶対にいいライブになるという自信がありました。それは皆さんが私にくださった自信だと思っていて、今日もこんなにたくさんの方が見に来てくださっていると思っていなくて、私がばってん少女隊に入らせて貰ったことでたくさんの方といつでも繋がっていられるというか隊員さんやスタッフさんを始め、たくさんの方がいてくださるおかげで私はここに立って自分が好きなこと、やりたいことをできていると思っているし、本当に心から幸せだなと思っています。このライブが成功したことで11月26日の中野サンプラザも絶対に成功させると共に皆さんとも絶対に会いたいのでこれからもよろしくお願いします。

瀬田さくらさん
今日ライブをやってて思ったことが、1年前の6周年ライブが凄く楽しくて、この新しい6人になってここが新しいばってん少女隊を魅せる場所だ。って準備して練習したことを今日のライブで思い出して、あの時は大変だと思いつつも楽しかったって思うこともあって、心にくるものがありました。その時のライブの景色を覚えていて、お客さんの間隔もディスタンスがある中でもライブができて楽しい、嬉しいって気持ちがあったけど今日この満員の会場を見てやっぱりみんなと会えるライブっていいよなって思いました。ライブはオンラインもあるけど私たちが見せるものでもあると思うし、皆さんとアイコンタクトを取ったり、楽しい気持ちを共有するものがライブだと思っています。なので今日こうやってライブができてたくさんの方と幸せだなって思いを共有できてばってん少女隊最高!って気持ちになれて本当に私は嬉しいな、幸せだなと本当に思いました。最近、ライブにたくさんの方が来て下さるようになってきて、ばってん少女隊に興味を持っているよって声をたくさん頂いて凄い嬉しいなって、もっとばってん少女隊のライブで楽しめる方が増えるといいな、増やしたい、一緒に楽しみたいと思っているのでこれからも末永く仲良くしてくださると嬉しいです。

上田理子さん
7年もやっていると楽しいことばかりではなかったし、出会いもあれば別れもあった中で1番自分の中で大きいなって思うことが、あまり大きな夢を堂々と言えなくなったなと思ってて。目の前の目標しか言えなくなって、ちょっと前まではヤフオクドーム行くぞ!なんて言っていたんですけどそれをりるあちゃん、美舞ちゃんが入ってきてくれて今の6人だったらそこを夢見てもいいのかなってまた改めて思えるようになりました最近ばってん少女隊を知ってくれたり、ファンになってくれた方がたくさんいらっしゃると思うんですけどそれは昔から応援してくれている隊員さんが暖かく迎え入れてくれるこの状況ができているからだと思っています。ありがとうございます。私は、今のメンバーの雰囲気、スタッフさんや隊員さんとの関係性、そして隊員さん同士の関係性も本当に大好きなのでこの状況がずっと変わらずに駆け抜けられたらいいなと思います。これからもこんな私たちですが応援よろしくお願いします。

歌わせてください

2部のアンコール最後の曲は新体制になってからは初披露のOverでした。僕自身、上田さんが歌唱前に言った「歌わせてください」には深い意味が込められていると思っています。

今までのオタクの経験上、このタイミングでは「聞いてください」が多い中でなぜ「歌わせてください」になったのか。それは「聞いてください」はメンバー自身が自信があり、お客さんにちゃんと届けられると思っているから、「歌わせてください」はチャレンジの段階で自分たちが挑戦する場所をください。といった意味が込められているからで、上田さん的には後者の意識が強かったのかなと感じました。

実際、上田さんはライブ後のブログでこう言っています。初めて生でOverを聞きましたが、めちゃくちゃ良くて客席で泣き崩れていました。最高のライブを見せてくれてありがとう。

メンバーの関係性

上田さんと柳さん
よく柳さんが上田さんのことを尊敬(バカ)にしている。と言う話が出ますが、これは心の底からの信頼関係があるからできることなんだな。と思うことがこのライブでありました。

最後のMCで上田さんがボロボロに泣いている中で次の曲(Over)を披露しようとした際に両手を広げて迎え入れる柳さん、そして柳さんの肩に顔を埋める上田さん

エモいとかそういう言葉じゃ表しきれないほどの感動がありました。加入前から数えると約1年半で築いてきた絆はかなり深いものであることを証明したものでもあると思いました。

上田さんと希山さん
年上2人で遠征先のホテルでも同じ部屋になることが多い2人。天然な希山さんとよく笑う上田さんのコンビは隣の部屋まで笑い声が聞こえるくらい賑やからしいですが…。

ジャン!ジャン!ジャン!の落ちサビで希山さんが上田さんに抱きつきに行く姿Overの後に他のメンバーは手を振る中で2人は頭を下げる姿など、恐らく2人でしかしてない話(グループのことや個人のこと)をしていて、ジャン!ジャン!ジャン!ではこの景色を見れて最高だね!Overではお客さんにこの景色(満員)を見せてくれてありがとう、これからもよろしくね。といった意味が込められてたのではないかと憶測しています。

泣く予定ではなかった(あとがき)

僕はこのライブ、正直泣く予定ではありませんでした。ホールで踊り狂って楽しんで…。そんな気持ちで会場に足を踏み入れました。が!蓋を開けてみれば涙、涙でした。

特に最後のメンバーからの感想で蒼井さんが「先輩みたいに魔法が使える人になりたいって話をしたんですけど、先輩みたいに魔法を使えてる自信はないけど…」のシーンで上田さんが首を横に振っていたり、涙でボロボロの上田さんを両手を広げて迎え入れる柳さんなど、年上組、年下組の関係性はもちろん、年下組と年上組の関係性がエモいシーンが多々見受けられ、恐らくこの関係性に涙された方も多いと思います。

今年の夏はフェス三昧できっと新しい風と共に新しいファンの方増やし、そして11月26日の中野サンプラザはもっとたくさんの隊員さんでフロアを埋めつくしてメンバーに最高の景色を見せてあげませんか?ご覧くださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?