ばってん少女隊年末ライブレポ「ばっしょー、素晴らしいものを見せてきたってよ!」

ばってん少女隊の年末ライブ「わたし、恋始めたってよ!」がとにかく素晴らしかったというお話。3月に星野蒼良さんの卒業、4月に蒼井りるあさんと柳美舞さんを新たに迎え7月には6周年を迎えた激動の2021年の締めくくりに相応しいどころかそれ以上の内容だったなと思います。
自分がばってん少女隊に本格的に通うきっかけとなった温故知新ツアー。今まではステージ上で激しいパフォーマンスをしてファンを楽しませたりバラード系の曲ではしっかりと魅せてくるイメージでしたが、それに加えてパネルや映像を使用した演出で新たな一面を魅せてきました。そして今回の公演では個人のソロダンスパートが加わるなどこの短期間で様々な進化を遂げていくばってん少女隊。これはもう只者ではないと確信しました。
前置きが長くなりました。ここからは年末ライブの感想とレポになります。

SE 映像
「恋、それは突然にさまざまな思い」から始まり時計の音に合わせて「楽」「喜」「不安」「怒」「悲」「希望」の文字とそのパートを担当するメンバー名が流れます。わた恋のジャケット写真と同じ映像が映されてからライブタイトルの「わたし、恋始めたってよ!」の文字。オープニング映像からこれから物凄いものが始まることを感じさせてくれました。

M1 わたし、恋始めたってよ!
ステージ上にあるスクリーンでMVを流しながらもステージ上で踊る演出。福岡公演1部では前列だったため開演前からスクリーンの存在を確認していましたがこの演出を見てなるほど!となりました。温故知新ツアーではパネルに映像を投影していましたが今回は1つ1つがスクリーンになっているため演出の幅が広がったように感じます。上から吊るされたスクリーンが上がるとわた恋衣装に身を包んだメンバーが登場し曲を披露。上ではMVが流れ、ステージではメンバーが踊っていたためどっちを見ればいいのか迷いました。ステージ上にも木の陰?(MVの瀬田さんが木の下で踊っている部分の地面に映る陰)が再現されていました。曲を披露し終え春乃さん以外が後ろを向くと…

春乃さんのソロダンス
M2 びびび美少女
M3 OTOMEdeshite

と立て続けに女の子らしい曲?を披露。映像もカラフルな縞模様や花柄などと可愛いそのものでした。今回のライブ、春乃さんは「楽しい」という感情がテーマになっていて恋をしたときのわくわく感やドキドキ感を表現したそうです。春乃さんのダンスは朝起きるところからスタートするとのことで途中ジャンプするところ(アントルラッセ)の着地は4公演すべて成功したそうです。ソロダンスの時計の音がわた恋そのものでアレンジVerか無限わた恋が始まるのかと一瞬考えてしまいました。

蒼井さんのソロダンス
M4 ころりんHAPPYFANTASY
M5 無敵のビーナス

蒼井さんは「喜び」がテーマ。春乃さんの感情から少し進んで嬉しさや喜びを表現した曲が披露されました。歌詞に少し不安な感情を含む無敵のビーナスを披露することで次の上田さんのブロックに繋いでるのかなと感じました。品川2部のころりんの間奏部分では希山家と蒼井家で流行ってるココリコ遠藤さんのウホホイを希山さんがやり、それにつられて蒼井さんと柳さんが始めるという微笑ましいシーンもありました。蒼井さんのダンスは喜びそのものを体現していて特に手を振りながら横に移動するダンスがめちゃくちゃ可愛かったです。

上田さんのソロダンス
M6 Oisa
M7 ことばテニス

希山さんに腕を振り払われるところから始まる上田さんのソロダンス。不安や切なさがある2曲を持ってきた上田さんの「不安」がテーマのブロック。Oisaでは神社や桜の映像を、ことばテニスでは煙の映像を使用することでより一層その世界観に引き込まれたように感じました。ここのOisaとことばテニスの曲のつなぎ方、すごく好きです。SEの映像と今までの演出から知っとっちゃんが披露されるのかなと思っていただけにここでのOisaは意表を突かれました。

瀬田さんのソロダンス
M8 己MYself
M9 BDM

瀬田さんは「怒り」がテーマ。怒りを表現した曲は皆無に等しいので映像も含め半ばかっこいいブロックというイメージを持ちました。感情をそのままぶつけるという見方もありそうです。メンバーを飛ばすような振りで上田さんと柳さんが身に危険を感じて気持ち早めに飛ばされる演技をしたくらい気迫溢れるものでしたが、MCで何かを叩きつける振りや144kgをいじられる瀬田さんらしい一面も見られました。

柳さんのソロダンス
M10 FORCES
M11 byebyebye

柳さんは「悲しみ」がテーマということでバラード系の曲、そしてスクリーンが降りてきてその裏で演技をする演出でした。FORCESでは様々な感情の文字や歌詞が次々に流れてくる映像、byebyebyeでは一転「bye」の文字が散りばめられたり音符や水玉模様の可愛い演出がありました。そしてこのブロック最大の見どころのスクリーンが上がりながらの柳さんと蒼井さんの落ちサビ。ここは今思い出してもぐっとくるものがあります。柳さんのダンスは今までのブロック以上に表情が肝心になっており、柳さんの演技力が光っていたなと感じました。

希山さんのソロダンス
M12 夢のスコール
M13 STORM!

希山さんは「希望」がテーマ。高音で軽快なリズムの音楽に希山さんの生き生きとしたダンス。希山さんのダンスはめちゃくちゃうまいのにダンス中に「ほぅ」とか「やぁ」と言ってたところが希山さんらしいなと感じました。STORM!の映像が青空や虹、桜吹雪など楽曲のイメージぴったりでこれからのばってん少女隊の希望を感じさせるものでした。
今まで6人が披露してきた感情は主人公の子が寝ている間の出来事(夢)を表現してきているのではないか、そして夢が覚めた後のことはお客さん自身に想像をさせるという意図を感じました。

MC

ここまでわた恋と各メンバーのブロック(2曲)×6人分の計13曲をノンストップで披露してきた今回のライブ。温故知新ツアーの11曲連続披露も驚きましたが、ここでもまた記録を塗り替えてきました。上田さんがMCで「このままだといつか20曲とか連続披露してそのまま帰っていきそう」と言っていましたがそれ、期待しています(小声
もう既にここまででおなかいっぱいの内容ですがここからは振りコピ曲が連続して続きます。

M14 おっしょい!
M15 MEGRRY GO ROUND
M16 ますとばい!
MC

MC終盤に突然希山さんの「セッツ!」の掛け声がありおっしょい!から始まるこのブロック。連続13曲披露で既に温まっている会場が更に温まったと感じるブロックでした。おっしょい!のジャンプするところやMEGRRY GO ROUNDのサビで手をヒラヒラさせるところ、ますとばい!のサビ部分は2階最後列から見ててファンの皆さんが振りコピをしてサイリウムが揺れている光景がとても綺麗でした。

M17 スウィンギタイ
M18 ジャン!ジャン!ジャン!
M19 
公演別に違う曲を披露
福岡1部 乙女ノ手札
福岡2部 ハカタダンスホールベイベー
品川1部 ばりかたプライド
M20 FREEな波に乗って

(品川2部はセトリ構成が変わっていたので別記致します)

瀬田さんの「一緒に踊ろう」から始まるこのブロック。またまた振りコピ曲ブロックです。スウィンギタイとジャン!ジャン!ジャン!がばってん少女隊の曲の中で好きな曲上位2つの私はここで記憶を飛ばしました。この組み合わせはメンバー発案で「いつかやりたいね」と前々から話していたとのことでメンバー自身も体力が持つか不安だったそうです。それにしてもファンの気持ちをわかってくれるメンバーさん、最高すぎませんか?19曲目で公演毎に違う曲を披露し、FREEな波に乗ってでは吊るされたスクリーンに2021年4月の蒼井りるあさんと柳美舞さんが加入してから2021年11月のかしいかえんでのリリースイベントまでに撮影された写真のスクロールが流される2021年を振り返れる粋な演出がありました。

En1 知っとっちゃん
En2 ばってん少女。
En3 フレッ!フレッ!フレンズ
MC

アンコールは知っとっちゃんからスタート。わた恋衣装から新作グッズのOisaTシャツとわた恋Tシャツに着替えての登場でした。知っとっちゃんの「やけん、けどね、あんね、ごめん」の振りが小島よしおさんの「そんなの関係ねぇ」の振りになっていました。(アーカイブで見て気づきました)
素朴な疑問なんですが「ズッ友」ってバリバリ世代なんですけど古い言葉なんですか?2曲目のばってん少女。ではオタ芸を披露。大閃光が1本折れなくて頑張って折ろうとする美舞ちゃんが可愛かった。終演後その道のスタッフさんから直接指導を受けたという裏話もありましたね。その大閃光を投げて始まったのはフレッ!フレッ!フレンズ。こちらでは全員サイン&メンバー1人からのコメント入りポスターの抽選会が行われました。ご当選された方おめでとうございます。

En4 Happy
En5 
公演別に違う曲を披露
福岡1部 Going My Way
福岡2部 夢のキャンバス
品川1部 Dear My Blues

アンコール後半戦はHappyと公演別に違う曲が披露されました。今まで振りコピ曲が連続しただけにここでのHappyは歌詞がすっと入ってくる感じがしました。ここまで25曲、約2時間ほぼほぼ歌いっぱなしの今回のライブ。大満足という言葉では足りないくらい濃い内容でした。

品川2部のセトリは以下の通りでした
M19 知っとっちゃん
M20 ばってん少女。
M21 フレッ!フレッ!フレンズ
MC 感想
M22 FREEな波に乗って
En1 YOIMIYA(新曲)
MC

品川2部のアンコールでは新曲「YOIMIYA」を初披露。恒例の新曲を披露して逃げていくスタイルかな…なんて考えていたら今回は曲名の説明がありました。が、発売時期や作曲者名は伏せたままに。Oisaとわた恋を掛け合わせたような曲調と振り付けでOisa、わた恋とともにこれからのばってん少女隊の基軸になっていく楽曲かなと思います。

メンバーの感想(抜粋)

希山愛さん
今年はりるあちゃんと美舞ちゃんがばっしょーに加入して私たちも成長できた年だと思うし、人間が持つ感情に全部なったのではないかというくらいいろいろな経験をさせていただきました。最近ばっしょーを好きになってきてくださる方や昔から応援してくださる方、どちらも多くてすごく心強いです。皆さんやメンバーと一緒にもっと色々な景色を見たいし大きくなりたいなと思います。

春乃きいなさん
ライブはいつ何時笑顔で楽しいねというものだと思っていたけど笑顔が1番じゃなくて今回のわた恋ライブのようなライブもいいものだなと思いました。今こうやってライブができているのも4月に2人が加入してくれてすごい頑張ってくれて私たちもそれに感化されてもっと頑張ろう、もっといいライブにしようとメンバーやスタッフさんと一緒にライブを作り上げてきた集大成で「どうだすごいだろ」というライブができたことを誇りに思います。もっとたくさんの方と一緒に素敵な景色を見ていきたいなと思っています。

蒼井りるあさん
りるあにとって2021年はばってん少女隊に加入させていただいたことが1番の出来事だったし思い出だし、もう全部です。何もないただの女の子がこうやって「ばってん少女隊の蒼井りるあです」と言えていることたくさんの方と出会えたことがすごく幸せです。来年はもっとピンクのパワーを遠くまで届けられるようになりたいし、キラキラの魔法を使えるように頑張ります。

柳美舞さん
今年はりるあちゃんと一緒にばってん少女隊に加入させていただいてこの1年で色々な経験をさせていただきました。あっという間だったけどその間にもたくさんの思い出があるし自分の中で初めての経験もさせてもらって凄く幸せでした。大好きなメンバーと大好きなファンの皆さんと大好きなスタッフの皆さんがいるから凄い心が強くなりました。これからももっと頑張ろうと思うので応援よろしくお願いします。

瀬田さくらさん
今年、りるあちゃんと美舞ちゃんが入ってくれてグループの雰囲気ががらっと変わったというか新しい風が吹いてきて自分たちが頑張らなきゃと思うこともあったし、2人が頑張っている姿を見て自分たちが頑張ってきたところも新たに頑張りたいなと思うところが見えて凄く濃い1年だったなと思います。皆さんと特典会でお話したりライブで目が合ったときに優しさや温かさ、アットホームな感じがあるこの空間が大好きです。自分が大好きなこの空間をもっとたくさんの方と過ごしたいし楽しいこともやっていきたいと思います。

上田理子さん
「別れがあれば出会いがある」といいますが今年は凄いそれを感じたと思います。別れって寂しいイメージが多い中でりるあちゃんと美舞ちゃんが入ってきてくれたことによって今が凄い楽しいと思える状況になりました。Oisaをきっかけにばってん少女隊を知っていただいた方々とも出会えたし1年で起こることとは思えないくらいの経験をさせていただきました。新体制になって1年もたっていないのでまだスタートラインじゃないのかなと思います。周りの方に「ばっしょーってもうすぐ7年なんでしょ?」と言われても「まだスタートしたばかりの感じだから今来ても遅くないよ」と広げてくれたら嬉しいです。2022年もばってん少女隊6人で最高の1年にしていけたらなと思います。


2020年のOisaがヒットして以降確実に勢いが増している中でのりるあちゃんと美舞ちゃんの加入。メンバーの感想にもあったように妹組のお姉さん組に追いつこうと必死についていく姿勢、お姉さん組も妹組に誘発されるようにさらにステージレベルが上がっていくのが肌で感じられます。それに加えて妹組がお姉さん組のいいところを真似していくところ(6周年メイキングの食レポやわた恋ライブでも見られた春乃さんのあざといところを真似するところ)やライブ中に面白いことをやるところもグループがいい雰囲気になっている証拠だなと感じました。上田さんが言っていたように今からばってん少女隊に通い始めてもめちゃくちゃ楽しめます!この進化が止まらないばってん少女隊を1度見に来ませんか?









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