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#7|現場3日目

こんにちは、みささぎ・松本です。

現場3日目。
着くと1階ギャラリーの床をはつっていました。


建築時竣工図には、モルタル下地御影石貼H50と書いてあったのですが、はつってみると御影石の下地はマサ土?でした。高さもH40しかなかったため、ほんの少し床断熱改修部分と既存部分に段差ができることに(テーパーをつけた堅木とする予定)。

つづいて製作家具の現調打合。
今回の造作据え付け形家具は、(株)キクスイさんに作ってもらいます。私は前職の時からお世話になっており、独立後もこちらのなかなかの超絶難度(製作的に)の什器を作ってもらいました。いつも精度の高い製作図を描いて頂けるのでとても助かります。

現場に来られたのは図面担当の管さん(奥)と、現場担当の河股さん(手前)。


河股さんは御年70近いはず。私が前職で初めてお会いしたのが、12年前。。。変わらずお元気でまた一緒にお仕事できて嬉しいです。

諸々追い出しや逃げを現場監督寺嶋さんと協議して、レーザーでびっしり採寸して帰られました。もうバッチリですね!河股さん。

建築工事は、本日解体撤去部分がほぼ完了し、木工事に入ってきました。
元設計で使われていた鉛板貼り壁の撤去部分。もったいない。。


上記中央にいらっしゃるのが、建築工事担当の大登建設(株)/寺嶋さん。
建築工事だけだと2.5週間ほどの短期決戦で、ほぼ現場張り付きで段取り・手配・管理して下さっています。毎日お疲れ様です。


今回、壁面や天井面の断熱は硬質発泡ウレタン吹き付け(λ=0.026)を25mm厚で施工します。その仕上げ面は構造用合板などで、また壁面(ほぼ)全面に可動棚が展開するため、棚受け柱下地兼仕上げ下地として、ヒノキ胴縁をコンクリート面に取り付けています。

使用する金物メーカー/ロイヤルのカタログによると、樹種別のビス引き抜き強度が記載されており、ヒノキが最も強かったため、(可動棚が本の重みで取れないように)ちょっと贅沢ですが下地は総ヒノキです。

また、RC内断熱のため、内部の湿気による壁内結露が起こらないよう、断熱面と仕上げの間に防湿フィルムを張り巡らすのですが、万一結露した場合でも比較的水に強いヒノキでリスクヘッジ、という側面もあります。


定例打合や現場打合終わり、帰る頃には1Fの床もきれいすっきり。断熱材が敷き詰められるのを待っています。

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