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ダブルバトル シーズン8 最終43位(2007pt)&80位(1973pt) オオニューラニンフ雨

※構築の最終形
・シャングリラさん(43位)…オオニューラ:風船、ペリッパーオボン
・筆者(80位)…オオニューラオボン、ペリッパー防塵ゴーグル

構築の基本的な動き

オオニューラ+ニンフィアから展開して裏のペリイダイトウを通す。
サーフゴーゴリラorモロバレル+ヒードランなど2体以上ニンフィアが止められる場合にはオオニューラ+鋼テラスランドロスで有利をとる。
相手にねこだまし要因がいない場合はチオンニンフでスタッツを押し付けてペリイダイトウを通す。(こともある。)

構築経緯、変遷

6月の仲間大会で水ラオスの採用率が非常に高かったので一旦対策する側にまわることにした。水ラオスの水流連打を弱体化させる要素を検討したチオンジェンがヒットした。チオンジェンはチョッキを持てばトルネロスの木枯らしも2耐えするほど高耐久で一旦このポケモンを軸とすることとした。チョッキチオンジェンの隣に置くポケモンの要素として以下の点が必要だと考えた。
特殊アタッカーであること、できれば火力があること。
水ラオスに弱すぎないこと
ハバタクカミに弱くないこと
・平均以上の物理耐久があること

上記点を複数満たすのはハバタクカミ、ニンフィア、サンダー、ボルトロスであると考え、ヒードランを除くと一番火力が安定して出せるのはニンフィアだろうな…と考察しているとシャングリラさん(@pokeShangrira)も同じことを考えていたので一緒に考察することにした。
・ver1
チオンジェンニンフィアガチクレセを後発に置き、カミユイ対策ヒスイウインディという案を頂いたので一旦試すこととした。
このままだと壁ヌメルゴンに勝てないと思ったので呪いボディプレラッシャを採用した。

課題
鋼ポケモンが厳しい(サーフゴー、ヒードラン)
・テラスタルを切りたいポケモンが多くてテラスタルなしで強いポケモンが欲しい。
全体的にSラインが低い

上記を検討すると鋼・炎耐性がある水タイプがヒットした。折角水タイプなら水ラオスに強いポケモンがよいので検索すると水飛行タイプがヒットした。ギャラドスペリッパーが候補にあがったが、テラスタルなしを条件にするとギャラドスはサポートでしかバリューが出せないと思ったので不採用。ウインディ+ヘイラッシャの2枠を使ってペリッパー+イダイトウを採用。テラスタルしないイダイトウの強い型を模索した結果耐久振り+ゴツゴツメット強いと行き着いた。(これが最後までめちゃくちゃ強かった。)
ver2


日本晴れに弱くなったのでクレセリアを炎テラスに変更。
・課題…ゴリランダーが重い。

・この段階でランクバトルで高い勝率を出せていた。後発の雨展開が非常に強い。しかし2週目以降増加傾向にあったゴリランダー含めたねこだまし持ちへの対応が課題であった。またガチクレセは強いものゴリランダーが重いというチオンニンフと共通課題があり構築として△といった状態だった。

・ver3
ゴリランダーに強いねこだまし使いとしてオオニューラを採用、ヒードランやサーフゴー入りの構築の圧力として化身ランドロスを採用するという案をいただき構築が完成した。

個体解説


オオニューラ
特性:かるわざ
性格:ようき
持ち物:ふうせん、オボンのみ
テラス:ゴースト

実数値(風船):157(12)-170(156)-92(92)-54-101(4)-188(244+)
HB:A200ウーラオスの水流連打を86.5%で耐え
HD:耐久ぶりトルネロス(C実数値165)のダブルダメ木枯らしを75%で耐え
      C187ハバタクカミのテラスムンフォが最高乱数以外耐え
      C205ハバタクカミのテラス眼鏡マジカルシャインが13/16耐え
実数値(オボン):157(12)-166(124)-96(124)-54-101(4)-188(244+)
HB:オボン込みでA182ウーラオスの水テラス水流連打を99.7%で耐え
S準速135族抜き
技:ねこだまし / インファイト / フェイタルクロー / フェイント
最後に入ってきた構築の軸。オオニューラとニンフィアorランドロスを並べて初手から圧力をかける。このポケモンは耐久・タイプがかみ合いきあいのたすきを発動する機会はとても少ない。そこで風船やお盆を持たせることで
加速して相手が追い風化でも行動回数を確保できる。オボンはパオジアンのつららを耐えて不意打ち圏外に逃げながら加速するので個人的におススメ。襷オオニューラがしっくりこなかった人は是非試してほしい。



ニンフィア
特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
テラス:みず
実数値:188(140)-63-108(180)-167(172+)-151(4)-82(12)
技:ハイパーボイス / テラバースト / はかいこうせん / サイコショック
HB:A182ウーラオスの鉢巻水流連打を大体耐え
HD:C200ヒードランの珠ラスターカノン確定耐え
レギュレーションD開幕から使ってずっと強かったポケモン。オオニューラやチオンジェンの横でハイパーボイスを打ってるだけで強い。ハバタクカミとの違いは範囲技の火力指数と単フェアリー+高スタッツが耐性としてとても優秀。ラブトロスも試したが、パオジアンに抜群をとられ実質テラスを強要されるのでニンフィアのほうが使いやすかった。


イダイトウ(オス)
特性:すいすい
性格:いじっぱり
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:フェアリー
実数値:205(76)-165(140+)-104(148)-90(0)-97(12)-115(132)
技:ウェーブタックル / おはかまいり / アクアジェット / まもる

HB:パオジアンのふいうち15/16耐え
HD:臆病カミのシャドボ15/16耐え
S:すいすいで準速スカーフイーユイ(S152)抜き

環境では珍しい妖テラス+耐久振りゴツメ型。数値がカツカツ。個人的にこのポケモンで勝ってたまであるぐらいには強い。テラスがなくてもパオジアンの不意打ちを耐えてウェブタで1:1交換が可能で、ゴツメ+ペリカンのハイドロポンプでパオジアンを処理できるなど後発の雨展開で襷持ちに触る回数を減らせることができる。テラス権を残せると悪ウーラオスとも有利不利が逆転する。試合展開によってはゴツメ要因としてニンフィアの不利対面での引き先になったりもする。火力が足りない対面はペリッパーのてだすけで補う。
※最近は意地パオジアンが増えてきたのでこの数値は少し信用できなくはなっている。


ペリッパー
特性:あめふらし
性格:ひかえめ
持ち物:お盆、フィラのみ、防塵ゴーグル、etc
テラス:あく
実数値:167(252)-49-131(84)-134(52+)-105(116)-86(4)
技:ハイドロポンプ / ぼうふう / てだすけ / まもる

HB:A204カイリューの無テラス災剣補正神速を確定耐え、A182悪ラオスの暗黒強打お盆込みほぼ2耐え
HD:C187ハバタクカミ眼鏡ムンフォ15/16耐え
   C187ハバタクカミシャドーボールをお盆込みで概ね2耐え
C:ハイドロポンプ
…D4振りパオジアンがゴツメと合わせて確定で落ちる。
145 ~ 172 (93.5 ~ 110.9%) 乱数1発 (62.5%)
数値が低いと言われるポケモンだが、水技が1.5倍で、暴風をメインウェポンとできるためC実数値は普通のポケモンより1.5倍高く見積もっていいポケモンだと思っている。またこのPTではまもるで採用。おいかぜは鈍足気味のPTであまりシナジーがなく、ゴツメイダイトウを採用している以上てだすけはきることができず、ドラゴンエナジーやゴールドラッシュは耐性で受けることができるのでワイドガードもあまり必要なかったりする。ランクバトルでは相手が勝手に考慮してくれるので第5技として使えるので問題なかった。オボンがないときは防塵ゴーグルがおすすめでモロバレルやイダイトウが苦手なトリルアラブルタケに強くなる。テラスタルはほぼ使わないのでイエアルマピンポイントの悪。



ランドロス(けしん)
特性:ちからずく
性格:ひかえめ
持ち物:いのちのたま
テラス:はがね
実数値:191(212)-117-111(4)-176(196+)-104(28)-130(68)
技:だいちのちから / ヘドロばくだん / ねっさのあらし / まもる

HB:テラス時A200ウーラオスの水流連打を耐え
C
熱砂の嵐
H174-D112サーフゴーまで熱砂の嵐で確定1発
H175-D81ウーラオス153 ~ 183 (87.4 ~ 104.5%) 乱数1発 (31.3%)

大地の力
H131-155ハバタクカミに79 ~ 95 (60.3 ~ 72.5%) 確定2発
H175-D81ウーラオス確定1発

ヘドロ爆弾
H207-D91チョッキゴリランダーに148 ~ 177 (71.4 ~ 85.5%) 確定2発
→チョッキでなければ確定
S:準速ヒードラン抜き
主にゴリランダー+鋼タイプのポケモンに選出する。流行りのAIアンセナパがトルネサフゴゴリラドラゴのような選出をすると鋼テラスしたこのポケモンが止まらない。終盤になるにつれてゴリランダー+サーフゴーの並びが増えてこのポケモンの出番が増えていった。運用のTipsだがこのポケモンはテラスしたターンがタイプ耐性が変わり強力。しかし2ターン目以降は中速の鋼単タイプなので脅威ではない。相手が初手両方守れるような選出をした場合(例:Sブーストカミ+パオジアン)は強気にフェイント+だいちのちからで無理やりもっていく択も重要。


チオンジェン
特性:わざわいのおふだ
性格:ずぶとい
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:どく
実数値:192(252)-81-167(252+)-115-156(4)-90
技:リーフストーム / カタストロフィ / イカサマ / バークアウト

構築の着想だったが保管枠になったポケモン、主にイダイトウミラーやイエアルマ、寿司、後発のツツミが予想される構築にニンフィアとセットで出すことが多い。スタッツが凄まじく一致抜群技は余裕で耐える。環境的にイカサマが非常に使い勝手がいい。(※チオンジェンはお札の影響を受けないのでデメリットなく使用可能。)ニンフィアと並べるとカタストロフィ+ハイパーボイスでハタバタクカミをもっていったり、カタストロフィサイコショックでモロバレルをもっていく動きもできる。刺さる構築に出すことで確実に仕事をしてくれた。ゴリランダーへの耐性を取るために毒テラスとしているが水やフェアリーでも強い。

レギュD雑感

TLでも一時期話題になったが筆者もレギュDのランクバトルは押すか押されるかのような大味なルールの印象を持っている。
個人的に悪さをしているのはウーラオスとガチクレセだと思っている。
・ウーラオスがまもるを使って盤面を整えるというダブルバトルの主流だったな展開を否定してくる。威嚇や壁で簡単に対策できない。
・クレセリアと隣のガチグマが強すぎて簡単に対策できない。特にクレセリアはメンタルハーブを考慮するとトリル阻止の要求値があがりイーユイやドラゴ、眼鏡カミなどPTに火力を要求してくる。そのため受けだしの試合展開も難しく対面気味で要所のテラス択の増加。

以上のことが合わさってレギュCとは別物の環境でアレルギー反応を起こした人がいたのではないかなと思う。筆者も大技を通す側に回った。しかし後半には草技を積んだバレルでガチグマを対策したり強い壁構築もTLに流れているのでまだまだこのルールも開拓の余地はありそうだと思っている。

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