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無機質な数字の飛び交う空間で 漂っていたら 見つけたんだよ おかしな子がいたんだ 今にも死にそうなのに 慣れないひきつった笑顔で 手を振っていたんだよ 怪我をして痛そうなあなたに 私は手を差し伸べて 助けようとしてしまった そこからははやかった あなたは必死に手を握り返して 救護を求めたっけ その子は傷口から流血したままで べっとりと私についた血は 真っ赤だった それは生あたたかく どこか鬱陶しい 不思議なものだった *** 朝日が昇るのを数えて 窓の外を見て