FXのボラティリティとは?ボラティリティを活かしたトレードをしよう!
FXのボラティリティとは?
ボラティリティとは通貨ペアの価格の変動率、値動きの幅のことを表しています。
単純に「ボラ」という風に略されて、「ボラが高い or ある or 大きい」や「ボラが低い or ない or 小さい」などと表現されます。
FXだけでなく投資全般で扱われている単語であり、ボラティリティを見極めることによって、より有利に取引を進められることになります。
今回はそんなボラティリティに着目して行きます。
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通貨によってボラティリティが違う
ボラティリティは通貨ペアによって異なってきます。
基本的にボラティリティが小さい通貨ペアは、値動きの上下が少なくなります。
逆にボラティリティが大きいということは、値動きの上下が大きい通貨ペアであるということです。
例えばデイトレードをしていたとして、ボラティリティが大きい通貨ペアの方が日に動く値幅が大きいため、より利益が見込めると思うでしょう。
しかしボラティリティが大きいことは同時にリスクを抱えやすくなるということでもあります。
予想と異なった方向に為替が動いてしまうと、値幅の分、損失の額も増えやすいことになります。
これには通貨の流動性も関わっていて、流動性が低い通貨ほど少しの要因でも市場が動きやすくなる=ボラティリティが高いと言える状態になっています。
お馴染みの米ドルは流動性が高く、大きく値動きしないことが特徴の通貨です。
ボラティリティが小さいことは悪いことばかりでなく、急暴落などを起こしにくいという利点もあるため、米ドルが初心者におすすめされる一因となっています。
ボラティリティによって運用方法を考えよう
ボラティリティを知ることによって、ただ闇雲に取引するのではなく、自分に合った通貨ペアや取引スタイルを選択することが出来ます。
ボラティリティが高い場合・低い場合、2つのケースでどのように運用して行くのがオススメか見ていきましょう。
・ボラティリティが高い場合
①流動性のある通貨か確認する
流動性とボラティリティの関係については先ほど触れた通りです。
所謂、流動性の低い通貨というのはマイナー通貨に分類されます。
マイナー通貨だと、ちょっとの要因でレート変動が激しくなってしまい、なかなか予想を当てるのが難しくなってきます。
メジャー通貨と違ってセオリーに沿った取引が出来ないので、FXに慣れていない初心者の方にはあまりオススメ出来ません。
②リスクの管理をする
大きく値動きしているのをチャートで見ると、頻繁に取引を繰り返してしまいそうですが、闇雲に参入するのは禁物です。
取引回数を増やすことによって、トレードで負けた時の損失の膨れ上がる可能性も出てきます。
そのため無理に相場に飛びこむということは、自らリスクを高めてしまっていると言えます。
そこできっちりとリスク管理をする、落ち着いた精神状態が重要になってきます。
例えばレバレッジを低めにする、口座資金に見合った取引にするなど、事前に対策をしておくことでリスクを抑えることが出来ます。
・ボラティリティが低い場合
①レバレッジを高め設定する
先ほどとは逆になりますが、レバレッジ率を上げることを考える場合です。
ボラティリティが低い通貨の場合、値動きが狭くなることによって期待される利益も少なくなっています。
そこで数量を増やすことで、利益も通常より増やすことができるのですが、取引に使える資金は自身と相談することになります。
急暴落の可能性が少ない流動性の高い通貨であれば、レバレッジを上げて少し強気な取引もしやすくなりますね。
これは無理に取引をするというのではなく、高いレバレッジでも管理しやすいことを利用しようという考え方です。
実際、損切りなどのリスク管理はしっかり行いたいところです。
②スワップポイント狙いで取引
長期で通貨を保有するスワップポイント狙いの取引も、ボラティリティが低い方が安定します。
あまりに為替変動が激しいと、通貨を保有している間に取り返せないほどの為替差損が発生する可能性もあるからです。
流通量の多いメジャー通貨であればここ数年の為替市場の様子が見て取れますし、一方向だけに動き続けるといったことも起こりづらく安定しているのが確認出来るでしょう。
賢くコツコツ行きたい派には特にボラティリティの低い通貨ペアがオススメです。
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