独立前の心構えと現実

事前にInstagramで集計をとったら、サロン開業について知りたい

という方の方が少し多かったのでそちらについてまずは。

まず、私が独立しようと決めたきっかけは

当時勤めていたタイ古式マッサージのサロンで

自分の枠が、ほぼ指名の方で埋まり

新規の方に入る事ができなくなっていたことから。

完全歩合の業務委託契約をしていたので

当時の歩合率が46%くらいだったかな。

それでも経営者の方達は待遇をしてくださっていたほう。

(とっても良い経営陣の方でした。本当に当時はお世話になりました)

でも、これ以上ここで稼ぐのは無理なんだなと悟り。

当時24歳になったばかりの時、独立しようと決めました。

でも、自分で場所を借りて商売をする勇気は全くなく。

東京の一等地で働いてきたから、家賃もかなりするし、、

と、レンタルサロンでのプチ独立を決め、サロン探しと面談。

そんなスタートでした。

レンタルサロンも決まりそうになっていたところで

ひょんな事から、前の会社の同期と一緒に開業を決め

マンションの一室を借りての独立となりました。

このひょんな事については、また別の記事で。

独立をして、最初にぶち当たるのはやはり”集客の大変さ“

某有名サロンで350人中一位を取れたからって、

次のサロンでまたすぐに指名一位をとって、やめるまで継続できたからって、

サロンを作れば、お客様が来るは大間違い。

今となれば、そんな事は考えればすぐわかる事なんですけど。

わかってない人が、めちゃくちゃ多い。

だって、私もでしたもん。（笑）

自分である程度ちゃんとしたサロンを開業しようと決めたなら

・強力なスポンサーがいるとか、1年分くらいの蓄えがある

・実家暮らしもしくは配偶者がいて、とりあえず生活は保障されている

などの金銭的に余裕がある方は別として、、、

なので今回は

少々厳しい現実を書きますが、それでも自分のサロンを作りたいんだ！

という方に、心構えとしてもっておいていただきたい事が2つあります。

まず、

売り上げ予測を確実に立ててから、

サロンの場所、金額設定、メニューなどを決めてみてください。

お客様を引っ張ってこられる方であっても、

今サロン勤めしている時の売り上げで計算するのではなく

今の自分の顧客の売り上げの半分で計算する事。

経験談で言っても、周りで独立した人を見ていても

3か月くらいはご祝儀来店でなんとかなります。が

そこから先は本当にきつい。この時点で潰れたサロン、沢山知っています。

何よりもまず、目先の売り上げがない事で確実にメンタルがやられるので

予め、低い予想を立てておくこと。

50メートル離れたら、お客様は来なくなる

なんてざらに聞く話です。

予想が立てられた上で、金額設定、メニュー設定を。

これもサロン勤めしていた金額のままにしようとすると

正直厳しいです。

どんなサロンに勤めていたかにもよりますが、

私の場合は最初の会社は、めちゃくちゃラグジュアリーで豪華。

設備がしっかりしていて、いるだけでお金を払う価値があった。

なので1時間1万円を余裕で超えても、何も疑問はなかったです。

でも、それと同じ施設を自分の資本で作れますか？

雰囲気も大切になってくるリラクゼーション業界で

お客様に頂くお金は、技術料＋施設料。

金額設定をするときに、是非忘れないようにしてください。

自分の技術に圧倒的な自信があっても、

1人サロンを始めるのであれば、

普通の人であればこのくらいは厳しい現実が待ってるんだという

強いメンタルと心構えが必要です。

これを乗り越えていれば

自分の作りたい世界観で、サロンを作っていける。

最初から強気設定、固定費をドーンとかけると

自分で自分の首を確実に締めます。

今流行っているし

独立開業するのは簡単だけど

そこから維持していくのが本当に大変なんです。

一応断っておくと、あくまでも、普通の人が開業する場合という前提です。

最初から上手くいく人も稀にいるかもしれません。

(スポンサーがいる人以外で見たことがありませんが‥)

独立しようと決めたという事は

それなりにでも自信があるからだと思います。

あきらめずに試行錯誤して、

何があっても諦めず、やり続ける事が出来れば、

必ず自分の目指すレベルで仕事ができるようになります。

なので、まずは独立したばかりの最初の1番苦しい時期を

どうにか挫けずに継続させる為に、

まずサロンを始める前に知っておいて欲しい事でした。