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「ケーキの切れない非行少年たち」の主人公が女子高生だったことについて、NHKの回答

どうも、不良トランス女性のNoirです

今回は「ケーキの切れない非行少年たち」がドラマ化されるにあたり、ごく少数のケースだった女子高生の犯罪にスポットが当たってたということに関し、問い合わせ送ったんですね。
それについての返答が来たので公開してしまいましょう。

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○○ 様

この度は、ドキュメンタリードラマ『ケーキの切れない非行少年たち』にご関心をお寄せいただきありがとうございます。

原作(漫画版)をご通読戴けますとおわかりになると思いますが、原作の内容はオムニバスであり、ドラマ化リリース後に一部のSNS上で飛び交っている「男性の少年犯罪者が主人公の物語」ではありません。原作上では主人公は男子の物語もあれば女子の物語も掲載されております。
その上で、今回のドラマも原作も「境界知能や知的障害といった知的ハンディを抱える人たちの生きづらさ」を知ることが大きなテーマの一つで、そこに男女の区別はありません。
知的ハンディを抱える子どもたちが、その事実に気づかれないまま学校や家庭で苦しみ、虐げられ、結果として非行に走ってしまった現実をドラマでもきちんと描くべきだと考えました。
また、周りで子どもたちを支えようと葛藤する人々を描くことも大切だと考え、漫画版の数あるエピソードの中でもこれらの条件を最も満たす事例、4巻から登場する「小平恵」の事例、1巻から登場する「門倉恭子」の事例に着目しました。この2事例は幼少期からの家族や友達関係、生きづらさがひときわしっかりと描かれており、原作者である宮口幸治先生にも相談した上で、今回のドラマのベースにすることを決定いたしました。宮口先生は、脚本のプロットの段階から監修として入っていただき、様々なアドバイスをいただきながら制作を進め、台本の決定稿に対しても非常に高い評価を戴きました。
また、今回はドキュメンタリーパートにおいて宮川医療少年院を取材し、男性の声も取り上げます。
SNS上では、原作は「ケーキの切れない非行少年たち」というタイトルなのに、なぜ女子が主人公の話なのか?という声も聞かれますが、少年法では「少年とは20歳に満たない者をいう」と定義されており、男子と女子両方を含みます。
宮口先生も「ケーキの切れない非行少年たち」の「少年」には女子も含まれていることをまさに新書の冒頭で示されており、
新書の前書きに「非行少年の男女差についての考察は本書の主題ではありませんし、本書で私が指摘している問題の性質やその解決策については、男女で根本的な違いはありませんので、本書では敢えて男女を区別して論じることはしていません。なお本書で取り上げたケースの中には、私が女子少年院で遭遇したものも含まれていますが、矯正施設では女子でも少年と呼ぶことから、すべて少年で統一しています。」と書かれています。
従いまして、ドラマのベースとなった漫画版(今回は、新書も参考にしながら、個々の具体的なエピソードがより詳しく描かれた漫画版の方を主に脚本のベースとしています)では女子のエピソードも登場しており、今回は上述の要件分析からそちらを脚本のベースとしたため、主人公が女性となりました。

お便りありがとうございました。

「ケーキの切れない非行少年たち」担当
NHKふれあいセンター(放送)

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ですってよ。
恣意的な選択ですねえ、二本作るなら男女でよくね?
またこのスタッフ、全員男だとな。
いやー、こんなことして受信料取るの?
頼むからスクランブル入れてよね、見たくなったら払うから。

あー感じ悪いわ。

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