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再会のとき、感じたこと

去年の7月に留学先から帰国して、
気づけば遠距離恋愛も8ヶ月目に突入している。

あんなに、先が見えないような中で遠距離をスタートしたのに、こうやって再びスウェーデンに行く日になると、あっという間だったなと思う。でもそんな簡単にあっという間といったら、この7ヶ月間に起きた大事なことたちを軽く言ってしまいそうだから、あっという間とは言わないでおこう。

留学のときは、いざ1年間日本に戻れず家族や友達にも会えない実感が湧いてきて、フライト中にホームシックになり、機内食もほとんど食べれなかった。

今回は乗り継ぎ含めて3回機内食が出たけど、ぜんぶおかわりしたいと思うぐらいぺろりと食べきった。

乗り継ぎのイスタンブールでかなり時間があって、色々作業したりして時間潰そうと思ってたけど、まさかのイスタンブール空港はWiFi が有料。ほんとにこれはしんどかった。有料といっても、24時間プラン9.5ユーロくらいで、まあ払えない額ではないけど、ほんとにこれから少しでも節約しないとやばいので、WiFi なしでボーッとしながら過ごすことに。

はやく着きたい。そう思えば思うほど、時間って過ぎないよね。笑
初のイスタンブール空港、しんどくていやな思い出になっちゃった。

東京からイスタンブールまで13時間。
イスタンブールからスウェーデンまでは約4時間。

あとスウェーデンまで1時間くらいだ!と思った矢先、ものすごい天候の悪化で飛行機が揺れだして、着陸にめちゃくちゃ苦戦している様子。あれ、わたしたどり着けずにこのまま終わるのかなとか、せめて死ぬなら彼氏に会ったあとにしてくれとか、悲観的なことばかり考える。笑
 
無事に着陸すると今度は入国審査で、なぜか私だけが色々質問されて長丁場に。

なぜ!もしかしたらそのときの審査の列では、私だけがアジアから来てる(遠くから来てる?)から、色々聞かれたのかな。観光目的で、滞在期間と滞在先ぐらい言えれば大丈夫っしょとか思ってたら、どれくらいお金持ってるか銀行の残高見せろって言われて(留学のときでさえ聞かれなかったのに)、銀行アプリがメンテナンスで開けず、途方に暮れて、え、ここまで来て入国できないとかある!?とこれまた不安に。そのあとどこに滞在するのか聞かれて、彼氏の家と答えたら、あっけらかんとそのままオッケーされた。どゆことやねん。

ほんとは、空港についてから、新しい服に着替えて、メイクと髪ももっかい直して、出口に行こうと思ってたのに、着いた瞬間にはやく会いたい気持ちしか出てこなくて、すべてを放棄した。笑

審査は長かったけど、幸運にも2つのスーツケースたちはすぐに見つかって、走るように出口に向かった。

7ヶ月ぶりに会う瞬間、なにを感じるんだろう?

ずっと考えていた。空港でばいばいするとき泣いちゃったみたいに、また泣いちゃうかな。嬉しくて飛びついちゃうかな。すぐにいろんなことを話したくなるかな。

いざ、久々に彼の顔をみたら、なんだかとっても照れくさい気持ちになった。
スーツケースを持って近づいていくと、どんどん緊張した。
毎日毎日ビデオ通話で話してたのに、こんなにも緊張するんだ。
はやく手も繋ぎたいのに、なんだか照れくさい。
顔を見られたら緊張しちゃう。

こんなに新鮮な気持ちになるんだ。

そのあと車に乗せてもらって家まで帰っているときも、道路に見えるスウェーデン語の標識とか、スウェーデンのスーパーとか、ぜんぶに実感が湧かなくて、あれわたしほんとに戻ってきたんだって、信じられない気持ちになる。

全然会えなくて、果てしなく遠く感じられる遠距離恋愛だけど、でもそれがあるからこそ、また会える日がこんなにも新鮮で、一緒にいられることに心から感謝できるから。そう考えたら、とっても貴重な、経験なのかも。

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