見出し画像

森の隠者

過去生を思い出す第三弾です。

新しい順に公開する予定でしたが、結果的に古い順の公開となりました。
どうかご容赦ください。

時代は15世紀~16世紀くらい、場所はイングランドのどこか、性別は男性です。

---

私は森の中で暮らしていました。先祖代々受け継いだ土地と生活様式、そして白魔術。家族はすでになく、一人だったけれども庭木や森にすむ精霊たちと一緒だったからさみしくなかったように思います。
薬草から薬を作り、お祓いに霊視、時には妖精にまつわる事件、こういったことで生計を立てながら、昔ながらの伝統に従って質素だけと豊かな日々を過ごしていました。

森の中での静かな暮らし、時折訪ねてくる人、請われて村に出て行っては困りごとの相談を受けたりして、市井の人々とともに笑い、喜びや悩み・苦しみを共有しながら生きるのが喜びでした。

生活様式や暮らしぶりは「魔法使いの嫁」のエリアス・エインズワースの人間版、といえば想像がつくでしょうか。

村にある教会とも懇意だったかもしれません。

ある時教会からあなたの力を貸してほしい、と言われました。具体的な内容は覚えていませんが、きっと「あなたの力を必要としている人が他にもたくさんいる」と言われたのかもしれません。
村人たちも喜んで送り出してくれたと思います。
必ずまた戻ってくると精霊たちに別れを告げ家を後にしましたが、二度と帰ってくることはありませんでした。

私は教会の中でもとても権力のある司祭の片腕だったようです。おそらく私には地位はなかったと思いますが、彼の良きアドバイザーとして右腕的役割をしていたようです。彼とともに奮闘する私に天使たちが味方をしてくれました。

当時教会は絶大な権力を持ち、政治にも深くかかわっていました。
政権争いは教会内部の政権争いでもあり、私は政権争いに敗れた側になったようです。

政権争いに敗れたものに待っていたのは迫害でした。
もしかしたら責任をすべて負わされたのかもしれません。
もともとは何の後ろ盾もないただの森の住人ですものね。

私は利用されてしまったのでしょうか。
こんははずではなかったという思いと、必ず戻るという約束を果たせなかったことが心残りでした。
できればもう一度帰りたかったー。

---

この記憶自体にメッセージ性はあまり感じませんが、この記憶をきっかけにほかの過去生を思い出しました。
また、この記憶を思い出すきっかけをくれたのは、当時一緒にいた精霊さんで、最近になって私を見つけて来てくれました。

この精霊さんは出雲でも一緒だったかもしれないなと感じています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?