近況⑨

9月がもう終わるらしい。早すぎる。

今月は何も身になる勉強などできていない。
7月から通い始めたダンス教室だってまるきりサボってしまったし、苦手な料理もぜんぜん練習しなかった。

その代わり、今月は久々に沢山旅行できた。
宮崎と神津島。前者については夜行バスと青春18きっぷを使って片道32時間もかける大旅行になった。

後者の神津島も、生まれて初めてだった。
関西に住んでいた頃に淡路島までフェリーで行ったことは何度かあったものの、なんたって距離がぜんぜん違う。
夜行便で大変な時間をかけて行く島というのはそりゃもう新鮮だった。

いちおう趣味『旅行』を謳っているのに、
去年9月に欧州旅行したきり、この1年ほぼ全く旅行できていなかったので嬉しい。

名古屋と東京行ったり来たりする生活こそしてたけど、旅行とはまた全然違うし。

ただ、旅行の無理が祟ったのだろうか、この週末から体調を崩している。
最近、1〜2ヶ月に1回は体調を崩してしまう始末だ。何とかならないものだろうか。

うーんだめだ。体調不良のせいかぜんぜん面白いことが書けない。

なんだか沢山現実逃避しているが、私ときたら10月に受ける資格試験の勉強がまるきりできていない。やる気も起きない。でもやらなかったらこの先1年恥ずかしい思いをするハメになる。

どうすんだもう...このストレスもあってか面白いことなんて何ら思いつかない。それになんか今日は特別うまく文章がまとまらない。今の今書きながら悲しくなってきた。

最近宮崎旅行した時の記録をnoteに記しているが、あちらを書くことについては何らストレスがないし、私はもう旅ブロガーにでもなった方がいいのかもしれない。

一応、この近況シリーズは月末になるとかならず書いているから、という使命感だけで今この分を書いている。だからと言って、ここでしめるのも悔しい。
近況シリーズで通例にしている、今月摂取した作品の感想でも書いておくか。

まず、今月は1冊も本を読破していない。
かじった本があるとすれば、菅原洋平著『やらなきゃいけないのになんにも終わらなかった...がなくなる本』くらいだろうか。
なんか、あまりにも現代人っぽくて悲しい。

あとは月刊誌『設備と管理』。
こちらは読破こそしていないものの、建物設備について勉強中な身としてはなかなか面白い。良い雑誌に出会えたものだ。

法改正情報や最新設備紹介、設備故障の事例と対策等盛り沢山で、現業にも大変役立ちそう。
これは毎月読もうかなと思う。

まあ、これ読む暇があったらもっと直接的に業務に役立つ資格勉強を頑張れという話なんだけどね。資格の勉強みたいな、自身の計画性が問われる行為は昔からとにかく苦手だ...

この他、映像作品はちょこちょこ視聴した。
まず『きみの色』。世の中の評判は妙に良いが、私は正直辛いレベルで楽しめなかった...

まずストーリー。キリスト教、恋愛、音楽などの要素がそれぞれ点としてふわっと存在しているのみで、結局何がしたかったのかもイマイチ分からない。
それに、ツッコミどころの多さ。列挙は避けるが、なまじ長いことミッションスクールに通っていたせいか、キリスト教考証の薄さやリアリティの欠け具合がどうしても気になってしまった。

映像と音楽は最高だった。山田尚子作品らしさが出ていた。それだけに悲しい。次回作に期待。

次に、去年のドラマだが『最高の教師』。
こちらについては、私は結構楽しめた。
学級崩壊クラスを多数経験し散々な目にあってきた身としては、かなり真に迫るものがあってよかった。

そんなにうまく解決しないでしょ、とか、そんなセリフ口調はないでしょ、とか思うところは多数あったものの、私立学校の病的な姿は実にリアルに描かれていたと思う。

動画投稿型のSNSが更に発達し、パワハラだのモラハラだのという言葉が乱用されている近年の教育現場。当事者じゃないけど、おそらく今ってそうなんだろうなと実感し、ゾッとした。

私が高校生をしていた10年前の教育現場もたいがい酷かったが、今はもっと深刻な状況だろう。

人手不足もあり、教師の立場は更に悪くなっているのだと思うといたたまれない。

おまけに主役の教師だって、少し歳上なだけでほぼ同年代だ。同じ社会人としてつい感情移入してしまうし、教室の惨状には心を痛めずにいられない。
かなり気合入れて作られているだけあって、なかなか良い作品だったように思う。

それから、『虎に翼』。こちらは見られる時だけだったので飛ばし飛ばしだが、全体的にとても良い作品だった。法律は弱い人のためにこそ、という根底の考えもとても一貫していて素晴らしかったし、時代考証もよくされていて、舞台美術なども良かった。
ただ、、ちょっと思想は令和に寄りすぎな気もする。特に夫婦別姓のあたりとか。

考え方を否定する気はないし、マイノリティに寄り添う当作品との相性の良さも認めるが、、ちょっと過去改変に感じなくもない。

最後に、『終りに見た街』を視聴した。
こちらはちょっと微妙。大泉洋の演技は良いが、期待していたほどではなかった。戦時中の苦労の描写はもっと色々できたんじゃないかな、、なんて思う。

結末の展開もちょっと謎な部分が目立ちすぎて、せっかくの伝えたい要素がボヤケている気がした。

モヤモヤしていたら、1982年版オリジナルの存在に行き着いたため、こちらも視聴。
結果、1982年版の方が遥かに良いという結論にたどり着いた。
1982年版の方が遥かに戦前描写にリアリティがあり、ストーリーだってこちらの方が良くできている。大筋は2024年版もほぼ変わらないが、2024年版の方が違和感は大きい。

様々なドラマに言えることだけど、近年の作品における1980年代以前の描写、極めて解像度が低くて悲しい。

着々と、過去の時代が遠くなっていることを痛感する。そう言う私も90年代生まれだが、じじばばっ子なのでこのあたりの違和感は強烈に感じている。

上記3作品の感想からも言えるが、私はつい作品にリアリティを求めてしまうタイプだ。

リアルなことが全てじゃないとは思うが、あまり現実離れしていると入っていけない。

特に、現実世界をテーマにしている作品であればそのあたりはついつい無視できなくなってしまう。
いっそ『これは完全に現実世界とは関係のない、フィクションのお話です』くらい言い切ってくれれば割り切れるが、なまじ現実の地名や事実が基になっているとダメだ。

うーん、なんだかクレーマーみたいな感想ばかりになってしまった。

好みの問題だし、私のわがままでしかないものの、ぜひ時代考証やリアリティが圧倒的に担保された作品を視聴したいものだ。

いつの間にか作品評の話になってしまったな。。
とりあえず、皆さんオススメ待ってます。

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