夏の夢 THE ALFEE 46回目の夏

なかなかコンサートが開催できない。
彼らには、席を間引いて、歌わないで、拳振り上げないで。なんてコンサートはきっとイメージにない。私達もそうだ。
だから、今の政策が続く限り、コンサートは開催できない。そんな中、夏のイベントが急遽ネット配信されると聞いて、迷わずチケットをおさえた。

本当に夢のような2日間だった。

実を言うとコンサート会場以外で、生ライブを迎えるのに不安しかなかった。だって、画面に向かってどれだけ叫んでも声は届かない。どうやってアンコールって叫ぶの???
でも、幸ちゃんと高見沢さんが一生懸命声をかけ続けてくれるから、声を直接届けられなくても、楽しもうと覚悟を決めて。

そしたら今度は彼らのことが心配になってきた。他のネット配信では、全然気になってなかった(ごめんなさい。)けど。どれだけ頑張っても、観客の居ないそこでやるのが1番寂しいと実感するのは彼らだ。

そんな複雑な想いを持ちつつ、友人と連絡を取りつつ、スタートを待った。待つしかなかった。


いつものように彼らが登場して、楽器を持って、マイクの前に立つ。
不安過ぎて。久しぶり過ぎて。
最初4曲目まで、涙か止まらなかった。
で、5曲目で大号泣。
6曲目で高見沢さんの声を聞いて、さらに泣く。笑


気遣いと工夫が、選曲や会話の随所に散りばめてあったセットリストだった。
初めて生でちゃんと話を聞きつつ、演奏された新曲「友よ人生を語る前に」の思うところも、すごく伝わった。
彼らには伝わっただろうか?
多くのファンが彼らの想いをきちんと受け取ったと思う。
途中途中、やりにくいなぁ。さみしいなぁって感じの言葉が彼らから出てくる。正直に言ってくれてうれしい。
でも、そこにまるで私たちがいるように、いつものように観客席を見渡しながら、演奏をする彼ら。
何をとっても、心が溢れる。
Eveの本編最後はPRIDE。ハーモニーが多い中、彼らの力強いユニゾンが心に響く。
そして、やっぱり星空の(ソーシャル)ディスタンス。笑 それからラストはSWEAT & TEARS。泣いて、笑って、拳振り上げて、一日目は終わった。

すごかったよ。よかったよ。本当にやってくれて良かった。
こんなに頑張ったんだもん。明日の誕生日は、彼らが彼らの為にやって欲しい。そして頑張った分だけ、報われてほしい。

そして、迎えた2日目はもう少し私にも余裕があった。
が、1曲目から、まさかの大号泣。
だって。
泣かないで いつも僕はここにいるって。
彼は本当にその言葉を伝える為に歌ってるんだなと思えるから。
そこからの2曲は、ファンには当然だけど、知らない人からみたら、こんな感じもあるの?こんなのも?の連続だっただろうな。
ジェネレーション・ダイナマイトは私が初めて行ったアルコンのオープニングで、思い入れも一入。

とにかく、アコースティックなものも、ハードなものも、ダンサブルなものもプログレみたいなものも何でもある。だけど、そのどれもが私たちに語りかける。
諦めるな。闘え。愛と夢のために。
僕達はここにいつだっているから。

そう。だから私も帰ってきた。いろんなことがあって離れてた20年。
でももう、命尽き果てるまで、絶対に離れない。
改めて、この人たちに出会えてよかったと思う2日間だった。

高見沢さんが真剣にギターを弾く
幸ちゃんがやさしい顔でみんなを見てる
桜井さんが、みんなにいじられる
そんないつもの光景

でも
ふと熱い顔を見せる幸ちゃんが
素直にさみしいという桜井さんが
私たちがそこにいるように語りかける高見沢さんが
いつもと同じようなコントをやる彼らが
そのいつもと違う現実を
一生懸命受け取ったよっていうファンの声が
本当にうれしかった。
この人たちに出会えて
この人たちのファンだと言えて
本当によかった。

今はただ、お元気で。
必ずあの会場で会えることを願って。
泣くのも笑うのも
あなた方御三方と、それを取り巻く皆さんと
一緒でありたい。

2日目は終わって、しばらく放心。。。
やり切ったという思いと
終わってしまったという思いと。
やっぱり会いたいという思いと。
少しは伝わったかな。
頑張った分、少しは報われてくれたかな。

We are ALFEE'S CREW, too.
Happy Birthday dear THE ALFEE.

ありがとう。



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