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iPod miniを買う・修理する

はじまり

以前から興味があったのだけれどなかなか触る機会がなかったiPod。
ふと思い立ったので中古で探してipod miniを買ってみた。動作品とのことだったけれど、1時間ほど触っていたらこの画面になってしまった。

泣きマークがでている

古いものなので読み込みに時間がかかったりフリーズしたり、そういうものなのかな〜と思っていたのはどうやらハードディスクに起因する問題みたいで、うんともすんとも言わなくなってしまった。ということで修理を試みた。

・分解は自己責任でお願いします。また、詳しい手順を省略していますのでご注意ください。

分解開始

用意したもの

CFアダプターとSDカード。相性があるらしい
  • CFアダプター

  • SDカード (※これは使えませんでした)

  • 工具

どれもAmazonで買えます。すでに本体の購入価格を超えていることには目を瞑ります。

上面パネル

上面からあける

しっかりドライヤーなどでゆるく温めてから隙間を広げていくイメージで、すこしずつ開けていく。マスキングテープで傷防止をしつつも、思ったより固かったので壊しそうで苦戦した。

下面パネル

結構きたなかった。このあとめちゃくちゃ掃除した

正面から見て左下部分に出っ張りがないみたいなので、そこを起点に開けていくと良さそう。(分解歴があるとこの場所が変わっているかもしれない)

下部の金属ブラケットに対して4箇所のツメでとまっているため、折らないように注意した。

でもどちらかというと爪より出っ張り部分の方が折れそう。ピック状のものを差し込んで横にスライドする形になると思うが、その際にパキッといきそう。お気をつけて。

基板の取り出し

ごそっと外れる

ねじ、金属ブラケット、ホイールの線を外すと部品が取れる。

部品交換

右のものが取り外したマイクロドライブ

マイクロドライブを取り外し、アダプターを取り付ける。このまま戻せば完成……のはずだった。

なぜか動かない・解決

組み戻す前にmacに繋いで動作テストしたところ、動かない。
具体的には、Finder画面に現れたり消えたりを繰り返すため、初期化などの操作ができない。

ケーブルの相性を疑って変えたり、USBハブも疑ったりしたが、最終的には別のSDカード(64GBのMicroSD)に交換したところ動いた。何がいけなかったのか理由はわからない。

他の方の交換の記録を見ていると、128GBや64GBでやられている方が多いので、もしかしたらSDHCは合わないのかもしれない……?

CFアダプターを一番疑っているけれど、結局うごいてしまったのでよくわからない。

おわりに

このレトロ感がとてもかわいい

曲を入れるぶんにはiPhoneでいいだろうと言ってしまえばそれまでだし、サブスクにない曲だってAppleMusicで音源を読み込めば一緒に聞ける。必要ないといってしまえばそれまでなのだけれど、ひとつの時代を築いた音楽を持ち運ぶというiPodの概念をちょっと味わってみたかった、という目的は達成できた。

心なしか楽曲制作者さんの想いに普段より近づけるような気がして、音楽しか聞けないこのiPodに愛着が出てきた。

ときどき動作が不安定なことがあるため、気が向いたらコンパクトフラッシュに交換してみようかと思っている。

お読みいただきありがとうございました。

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