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[金錫友(キム・ソクウ)コラム]克日の完成

 この記事は、韓国、©ペンアンドマイクの以下の2022.04.12掲載記事をPapago翻訳したものです。

ペンアンド
2022.04.05

金錫友(キム・ソクウ)
客員コラムニスト

3月9日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領当選は膠着状態に陥った韓日関係も正常化する転換点となった。1965年の国交正常化以後、両国関係が今が最悪だと大騒ぎだが、その責任は文在寅大統領と安倍元首相にあると見ることができる。国内政治に利用するために反日、嫌韓を煽ったためだ。特に、文在寅が親日・反日フレームを選挙に利用しようとする意図が不純だった。一般国民の相互認識が最悪だったわけではない

尹次期大統領の対外政策は米中覇権競争と新冷戦体制環境で自由民主主義と市場経済原則を追求する。解決策は韓日米協力強化だ。すでにバイデン大統領と岸田首相との通話で交感を始めた。植民統治を経た韓日両国の間にわだかまりがないわけではないが、もはや未来志向的な関係を構築する段階に至った。

建国大統領の李承晩(リ・ショウバン)は時代をリードした。国際政治の大家であり、外交の天才だった。韓米同盟を確実に引き出し、金日成集団の南侵を退けた

李承晩は「反共」とともに「反日」を主要政策として掲げ、若い世代に反日教育を強化した。なぜそうしたのか?新生大韓民国のアイデンティティが曖昧だったからだ。日本が内線一体という口実でハングルの使用を禁止し、創氏改名を強制して文化抹殺を試みた結果だった。解放された後も日本語が日常生活に蔓延し、専門分野では日本語がないと難しいほどだった。もし、李承晩(リ・ショウバン)の反日教育がなかったら、国際社会が韓国を韓国ではなく第2の日本と考えていただろう。そのため、日本の色を早く抜き取ろうとしたのだ。

1961年に政権を掌握した朴正煕(ボク・セイキ)政府は、塗炭に陥った民生を解決しなければならなかった。当時、韓国国家予算の半分を米国の援助で満たした。減る米国の援助に代わる財源は日本の資金だった。韓日国交正常化を通じて得た無償3億ドル、有償2億ドルの日本経済協力資金を経済建設の元金とした。日本の技術も一緒に持ち込んだ。第2次世界大戦後、東南アジアのフィリピン、インドネシアのような国々が韓国より多くの賠償金を受けていながらも、まともな工場さえ立てられなかった結果と比べると、朴正煕(ボク・セイキ)政府は資源配分と発展戦略を非常に効率的に推進した。そのため、韓国経済を成功させた

韓国戦争に米国の参戦がなかったら、日本の影響力が圧倒的にならざるを得なかった。植民統治の痕跡を消すのに2倍以上時間がかかるという。さらに、解放後の国家建設に日本に依存するしかなかった。韓国のエリート達は日本の教育を受けたので、近い日本で先例を探すのが楽だった。太平洋を渡って米国から訪れるには費用と時間がかかりすぎた。韓国から国際社会に出る関門そのものが日本だった。汝矣島空港を出発したプロペラ機が東京羽田空港で国際線につながった。

韓国で工場を建てるのにも状況は同じだった。植民地教育の結果として結ばれた人的関係だけでなく、地理的・歴史的な近接性から日本企業が最低価格を提示した。韓国経済を日本が独占している。反日政策にもかかわらず、日本を通じて新しいものを導入するしかなかった。欧米留学派が成長する迄は日本の影響が圧倒的だった。

解放後の韓日関係を大きく整理すると、一方ではアイデンティティを回復するために反日政策を打ち出したが、他方では国家建設に日本を利用する克日の努力を並行した。韓国の近代化に日本が蓄積した経験と資産を活用したのだ。

ついに三星のように日本に付いて行っていた企業が今日は日本を凌駕するようになった。鉄鋼、造船、化学、機械、IT産業等全分野で日本とは協力と競争するようになった。重工業の基盤が弱かった韓国としては、日本を通じて産業を興すことがまさに克日の過程だった

その後、日本の限界を超えて、米国と欧州の最先端技術と文化に直接結び付けることで、克日の過程はさらに加速した。

しかし、その裏では植民統治の歴史に因む両国間の葛藤、日本人の優越感と韓国人の劣等感がもたらす感情的なしこりが随時爆発した。1953年の久保田妄言1982年の日本歴史教科書歪曲問題、1986年の藤尾文部相妄言等、所在無き台風が起きた。

韓国は、日本が過去の歴史を過度に美化しようとする試みに目をつぶらなかった。日本の歴史歪曲妄言日本軍慰安婦問題、靖国神社参拝問題、在日韓国人差別に対する抗議とともに日本の反省を促した人類の普遍的価値である人権侵害に対する抗議でもあった。大柄な日本が、小さな韓国の追及に戸惑う格好になった。日本経済が世界一だと皆が日本を驚異的に見つめる時、韓国だけは大したことないほど大声を出したりした。韓国の主張に国際社会も納得し、日本も守勢的になった。経済大国日本が政治大国に跳躍するためには、周辺国との円満な関係維持も必要だ。特に韓国との関係が円満でなければ大国の役割を果たすのに弱点となる。

もしという仮定をしてみる。日本の政治家達が戦後西ドイツのように植民統治と第2次世界大戦の責任を率直に認め、周辺国との関係改善を積極的に推進していたら、果たしてどのような結果になっただろうか。おそらく韓国は反日感情を大きく爆発させることは難しかっただろう。日本は1995年の国連憲章改正時、安全保障理事会常任理事国になった可能性もあった。しかし、歴史を過度に美化しようとする日本の偏狭さに反発していた周辺国が、日本の政治的浮上に反対した。韓国がその中心にあった。

反日と克日の過程で韓国は国際社会の共感を重視した。時には金大中拉致のようなことで両国関係を悪化させたが、韓国が発展する過程で普遍性のある主張を展開した。普遍的価値に日本も納得せざるを得なかった。良い例が在日韓国人に対する差別問題だった。1991年、在日韓国人3世の法的地位に関する両国間の合意を通じて差別の象徴だった指紋捺印や外国人登録証の常時携帯問題も解決した。

韓国の経済水準は今や日本に迫っている。原則や理にかなっていない無理な主張は、韓国も避けた方がいい。駄々をこねるのは自分で慎まなければならない。2018年10月30日、強制徴用に対する最高裁判所の判決で、日本企業の資産を差し押さえたことで起きた両国間の葛藤は、1965年の韓日請求権協定第2条第3項の精神に従って積極的に解決しなければならない。両国及び両国国民間の請求権等権利問題がすべて解決されたという原則を尊重するものだ。

1965年に請求権協定を締結した後、韓国内の被害者に対する補償は1970年代に第1次施行された。2005年8月盧武鉉政府が設置した官民共同委員会は強制徴用と関連し、「政府が日本に再び法的被害補償を要求するのは信義原則上困難だ」と迄述べた。盧武鉉政府は被害者補償が十分でなかったことを考慮し、2007年に特別法を制定し、追加補償を行った。徴用被害者約7万人に 6千億ウォンを支給した。

被害者全員を満足させることはできないだろう。しかし、この問題を尹美香のような勢力が個人的利益のために引き続き憂慮する構造にすることは望ましくない。
物乞いの様に食い下がるのは、小さなものを得るために大きなものを失う格好だ。日本に対する道徳的優越性を捨てる愚を犯すのだ。

また、反日と親日フレームを作って政権レベルで国内政治に利用することも避けなければならない。真の克日の完成だ。自由民主主義陣営の先頭に立った大韓民国が、自由と平和と繁栄のために踏み出す未来志向的な大きな一歩だ。

金錫友(キム・ソクウ)客員コラムニスト(北朝鮮人権市民連合理事長、元統一院次官)



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ペンアンド

長いひと言

コラムニストについて

 金錫友(キム・ソクウ)客員コラムニストは、外交畑をして歩んで来た人材です。戦後の教育で育った世代であり、反日を是とし、克日という日本利用を当然とする認識である保守系の論客の様です。

この脳内活動自体で日韓関係の進展は望めない

 機械翻訳の為、若干のニュアンスの差や抜け落ちがまだ、存在するかもしれないが、日本人の自分が読む限り、今の日本社会に国家の意思、そして国民の一般的認識として晒したら、日韓関係の進展は殆んど望めないであろう。

半島の朝鮮人にアイデンティティは無かったか?

 半島の朝鮮人にアイデンティティが無かったかと言うと、そう言うことでは無い。在ればこそ、三・一運動で万歳も叫んだし、廃華事件も起こし半島の中華街を殲滅したし、内地でも同様の反応を起こしました。これは、日本人では起こりえないことです。明らかに、そう言うレベルのアイデンティティだったら育っていた。それが今も変わらぬ素の民族特性です。今の韓国人が、「情」とか「恨」とかの概念語で著す、「主観脳」がやらかす感情的な反応の特性なら、群れ共通として保有しています。されが無限ループし、その反応に順応出来ない個体は生物学的遺伝子的にリセットされて今に至っています。望む望まないに拘らずそれが本性です。

一世代程度の親子が文化的恩恵を享けて終った

 しかし、日韓併合期はたったの35年間であり、一世代程度の親子が辛うじて、日本式の教育に染まっただけです。
 先ずは諺文と漢字混じりの文章を半島全土で読める様になることを目標にし、その基底を確保した上で、高等教育は、日本人教師と日本語文献で、学ぶ体制と成ったのである。半島に諺文つまり朝鮮語の書き言葉で書かれた学術文献はほぼ存在しなかったのだから、発展を目標にすれば、当然の帰結であった。
 この日本式教育で、半島全土に書き言葉としての「京城語」が普及しました。それで遷ろう方言も学術的調査を進め記録したし、古典の半島語も研究し辞典に納め消滅を防いだのが、日韓併合期でした。半島の言語研究の第一人者小倉氏は一生を半島での言語学研究に捧げ、半島で生涯を閉じました。
 官製辞書として辞典も残しましたし、史実として併合期に民間の朝鮮語辞典の出版もなされていた。戦後は反日熱を煽る目的で「群れの真実」を量産しているだけです。そういう群れに劣化変質したのは半島から日本という文明の実体か消えた戦後のことです。

教育しようにも文献が無い朝鮮語には無理だった

 戦前の日本式教育を享けた世代は、日本語で学習したので日本語前提の技術や知識を持っていましたが、朝鮮語では著し次世代に伝えるしかありませんでした。しかし、それは、反日により封殺されました。教育現場から日本語は消えましたし、従来の高等教育の書籍は使えなく成りました。不足を補っていた日本はもう居ませんから、不足は不足のまま放置されました。
 今韓国語時点の語彙は、併合期に総督府主導で方言や古典文献を研究することで集積したものです。需要の観点から、日本人が利用する前提の韓日辞典のみが公的に発刊されましたが、民間での辞書出版は併合機に実際に行なわれていましたし、新聞等も諺文漢字混じり文で終戦間際迄発行されていました。民心掌握は当地の基本、歴史にタラレバは在りませんが、本当に朝鮮語禁止を総督府主導で行なっていたら暴動が絶えなかったことでしょう。しかも、地域で言語も異なり通じないので両班同様の暴力での統治しか出来ません。戦前の朝鮮人も、今の韓国人同様の性格でした。群れとしてみれば同じ行動をとります。そのスペックは、35年の前の少なくとも千年以上の半島社会が、形成したものです。一朝一夕で近代化するとこは在り得ません。
  物理的に、世代を超えた積重ね無く、文明の形成は無理筋ですし、今でも韓国人は借物は借物のままです。土台が無く、下駄を履かせて貰い、同じことを出来る様に成っただけの群れなのは、そういう理由です。用日を叫ばねば、維持すら出来ない現実を思考で理解しなければなりません。

文明成立の前提となる言語システムの存在vs吠え言葉

 文明は、言葉のその言葉に結び付く概念が社会に存在することで、その地域社会に有意な概念語として定着し、群れの中で使われ存在可能なものです。そして、その定着には、次世代への継承が更に数世代経て、全てが入れ替る迄継続することで仕上がるものです。
 言葉には欧米近代国家の概念語が在るからと言っても、社会に概念の実体が存在しなければ、社会で共有された概念語は、不安定で歪な別の用途の用語に変質してしまうものなのです。
 英語やフランス語を公用語とした発展途上国で、発展がままならないのは、社会に概念の実体が適切な形で定着出来ないからなのです。これは、今の韓国も例外ではありません。
 この記事にある「道徳」の観念は今の韓国人独特のものであり、日韓併合に当り、李完用が現況した「日本は何かにつけ『道徳』と五月蝿いが」とした『道徳』とは別物なのです。日本における道徳は、内なる規範であり、自決するものです。良い悪しは、自らが判断し、自らを処す、糺すものなのです。今の韓国人には存在しない概念です。
 日本型の道徳は、日本社会の他者を「慮る心」によるつながりを前提に積重ねられ実体が存在したものを著す言葉です。
 それに対して、今の韓国人社会の「道徳」は、他者をして諌めるというより、マウントする時に使う効果的な「吠え言葉」としての用語に変質しているのです。

多重異民族支配の歴史下の半島人類

 半島社会は、少なくとも中華帝国成立以降、その官吏として派遣された「漢族」に皇帝と同じ儀礼を王が尽くす、皇帝→漢族の官吏→王→半島の官吏→民衆という、固定された多重異民族支配の中に置かれ続けました。
 中間管理職的な「漢族」の持つ現実の中華文明は、文字と言葉を武器としたマウント関係の構築にあります。「小中華」とはその模倣を欲し、あわよくば、「漢族」に取って代わりたいとの願望を著す概念でした。
 眼前で、自らが使える王に皇帝へと同じ礼を尽くさせる「漢族の官吏」を視続ける半島の官吏は、同じことを、民衆に強いることに成りました。それは、当然、民衆の中にも蔓延り、高階層のマウント社会が半島では実現したのです。それは20世紀初頭迄続きました。今、今の韓国人が口にする人類の普遍的価値は存在すらしませんでした。それを意識させたのは、日韓併合期だったのです。
 女性の地位は、元々低いもので物扱いでした。毎年の貢女選抜の影響かと思われますが、幼年婚で幼くして嫁入り先で家事に専念させられる麗しい文化が在りました。女性の教育は家事と子を生むこと。しかも長男をあげることでしか存立の地位を確保出来ませんでした。娘だけでなく妻も販売対象でした。「身売り」では在りませんよ。売切りでした。
 それが、日韓併合期の35年間の法秩序社会の教育と行政と刑罰で少しずつ他者に対する人権意識が身について言ったのです。今もそけが不充分だから、群れの外の他者である日本に対しては人権意識がまだ持てませんよね。
 今も、そのレベルの文明なのです。人類の普遍的価値の獲得は出来てません。それを世界に晒しているだけです。このことで、どれだけ有色人種が貶められていることか、考える脳みそが働くものなら考えて欲しいものです。

コラムニストは主観脳で吠ているだけ!こんな韓国要らないよ!

 結論です。「日本に対する道徳的優越性」は主観による「群れの真実」に過ぎません。「克日」と言おうと「用日」と言おうと、主観基準の吠え言葉に過ぎません。吠ているだけに過ぎない。そんな内容のコラムを晒しているだけです。「無償3億ドル、有償2億ドル」は貰いが少なかったとの主観に、群れの本性が現われている。そう視えませんか?韓国人が、そう思える時に、初めて日韓関係は正常化に向かう可能性が産まれるものと、日本人の自分には視えます。このコラムを眼にした日本人は、韓国との関係は要らないと思いますよ。これが韓国の現状と言うことですね。


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