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あすに指切り(あとがき)

タイトル:「あすに指切り」
テーマ:朝昼夜、「約束」をテーマにしたショートショート3本

企画概要

 締め切りを設定してお話を書いた経験がほぼなく、いつもSDのイベント情報を見て「素晴らしいことだなあ」なんて思いながら、のんびりしたりせかせかしたりしている私です。
 ただ、「なんかやりたい!」という場当たり極まりない気持ちはあり、「じゃあ自分でイベントを作ればいいんじゃない!?」とはじまった企画。こういうの何年ぶりだろう? 最後にやったのが確か……(ぞっとしている)

 最初は朝昼夜の時間帯だけ決めていたのですが、何かもう一本軸が欲しいかも、となり。五月→GW→予定には約束がつきものだろう、ということから、〈約束〉をテーマにSDから三人を選ぶことに。

 そして! 「企画タイトルがどうしても思いつかないので考えてほしいです」とチャウネンさんに泣きついて丸投げ(大迷惑)したところ、「あすに指切りなんてどうですか」と、とっても素敵なタイトルを提案してくださいました。
 ちなみに……? と意味をお伺いしたところ↓

あすに指切り
 ずっと一緒にいられますようにという祈りでもあるし、明るい未来と約束するという意味でもあるし、自分のことも大切な人のことも幸せにしてみせるという誓いでもあります。そして、嫌なことがあっても明日はきっといい日だ! って前向きにとらえられたらいいなと思って考えたものです!

チャウネンさんより

 なんて素敵なんでしょう……!! あまりの柔らかさに聞いた私が元気をもらってしまいました。健やかな幸せを願う愛に乾杯! ありがとうございました🌷

 これは珠玉すぎますね!? とタイトルを冠するためだけに作った企画ページ。クレジットのところにチャウネンさんのサイトのリンクを繋げているので、ぜひ(ダイレクトマーケティング)!

以下あとがき



*エバーグリーン-流.川

 トップバッターはやはり彼に。朝のお話です!
 聴くたびに胸をおさえてしまうくらい好きな曲があり、こんな温度を出せたらいいなと思ったのがはじまり。そして、書いたものにはこのタイトルを付けるということまで決めていたなんとも珍しいお話です。

エバーグリーン
いつも緑葉を持つ常緑樹からの色名が転じて、いつまでも鮮やかで色あせない小説や曲など、不朽の芸術作品を指す言葉にもなりました。

西洋の色を愛でる会『西洋の伝統色』大和書房

 色褪せない日々、という意味として色名をそのままいただきました。
 生きていて起こることすべてがきれいなものではなくとも、何気なく過ごした日常やなんとなく吊るした日々だって、いつか輝いて見えてしまうのだろうな、というふりかえり。

 当時「これ青春じゃない!?」が口癖だった私ですが、思い返すとそれ以上に青春だったんだなあなんて、学生時代を思い返したりしました。

*0.74オンス-沢.北

 (沢.北くんを書いてくれ……)
 (書いてくれ……)
 (沢.北くんを……)
 (仙.道くんでもいいよ)←なんか聞こえたね?
 と、去年からずっと囁かれていたので、「書きたいかも」という気持ちに火をつけたお話。やった~! お昼担当です!
 こんなに彼のことを考えたことはないかもしれないってくらい、SDの映画をたくさん観て、原作を何度も読みました。
 憧れを持つほど現実との落差は激しく、仮にそれが彼にもあったとして。つまづいている人を見たとき彼はいったい何をして、逆にどう見えるのでしょうか。実力で認められている姿はとても眩しくうつるはずです。
 実際のところ無視するのが最善だし、彼が半分冗談で言っていることは分かっていつつも、一矢報いる余裕があるのとないのとでは全然違いますよね。彼の強さや自然体がかっこよく見えたら嬉しいなと感じています。でもこの後めちゃくちゃかっこよくない再会をしてほしいなとも思います。
 そしてタイトル! 心をまるごと持っていかれる出来事ってそうそうないとは思いますが、知らない土地であんな人と出会ってしまったらもしやと思い、〈人の魂の重さは21グラム〉という言い伝えを引用して、米国らしくオンスに変換してみました。
 画像はおなじみの鵠沼海岸です!
(最初で最後の沢.北くんになりそうなので長めに書いておきました)

inspired by
(音量注意です!)
(スマホだとなぜか二回再生ボタンを押さないと聴けない)

 マイケルジョーダンと入っているのにぴんときて。

 こっちは草案の段階で聴いていたもの! 二曲とも書いているときは歌詞を見なかったので、いまやっとへ~となりました。すてき!
 🍎musicだと各曲の埋め込みが上手くいかなかったので、ほぼ使っていなかったSpotifyのアカウントを動かしてみました。さっと聴けて、いいかんじ。布教するときはぜひ! リットリンクにも問題なく埋め込むことができました~

*帆を張りたい-三.井

 小学生・中学生・高校生・大学生と、それぞれ人気な男の子像って違っていたじゃないですか。それが全部シェアハウスしているような人こそ大人になった三.井さんかも、というお話をしたことがあります。(なんかごめんなさい) そんな彼は夜担当でした!
 最後のひとり、誰に登場してもらうかをとても悩んだわけですが、久しぶりに三.井さんはどうかな、となり。このお話だけお勉強がてらプロット(という名の走り書き)を練ってみました。そのときスポサンを履いてるところが浮かび、ばばばっと書けてしまったもの。見えてしまいましたね。リブ袖から覗くくるぶしが……(??)
 たっくさん語りたいことがあるのですが、答え合わせになってしまうので、このお話に関しては何も明かさずそっとしておこうと思います。
 タイトル! 船の帆を張って逃げたい、でもいいし、進みたい、でもいい。そんな気持ちを願望の表現に込めています。
 話が長い課長が存在するのかは分かりませんが、話が長い校長先生はたくさん知っているので、いることにしましょう。(?)

inspired by

 シチズンのCMでサビを聴いたことがある方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 こちらとあわせ、いまにも足音が聴こえてきそうな二曲を聴きながら。

 あとがきはいつも読み返しながら感じたことを書いています。あれ、それって感想って言うのでは……? まあいいや!

 突然はじまった本企画、最初から最後まで楽しい気持ちで書くことができました。どれかひとつでもお気に召していただけたらいいなと願っています。またやりたいな、という気持ちでいっぱいなので、いつか!

 ここまで読んでくださってありがとうございました〜🌷

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