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【AC6 シングル】エツジンLRB 機体解説

※ PC(Steam)版, Regulation Ver.1.06.1

ランクマッチシーズン3(2024/5/17 ~ 2024/7/19)にて 6位 レート2320 と好成績を残すことができた。
その実績をもって使用機体である「エツジンLRB」機体の解説記事を書いてみることとした。


導入

機体解説を行うにあたっては、
① 基本的な戦い方
② 各機体相手の戦い方
③ テクニック、特殊操作
④ 武器とパーツの説明
を説明することになると思う。
本記事ではさらに 重二LRBとの比較 を掲載した。

ここに、①と②についてはランクマッチの様子を約300戦ほどライブ配信していたのでそちらを見てほしい。1配信内で20~30戦が収められている。
YouTubeプレイリスト↓

① 基本的な戦い方について、補足しておきたいことがある。
まず、私はこのエツジンLRB機体は引き機体と分類してプレイしている。さらには類似機体としては軽二ライフル(ハリス+ランセツ+3プラ+垂プラなど)と捉えていて軽二ライフル機体を使っていたときのノウハウを多く転用している。
機体がそこそこ硬く盾を持っているし武装が近距離向きなので接近戦で使う人が見受けられるが私としては引きながら戦うのが最も強いと考えている。
AC6というゲームは、片方の機体が前進しながら射撃しもう片方の機体が後退しながら射撃する関係にあると、後退している方が大きく有利を取る。この恩恵を最大限利用するのがエツジンLRB機体なのである。

またノウハウの流用について少し触れる。
引きながら相手をさばく機動は軽二ライフルから、
LRBの当て感、レザ機の戦い方については重二LRBから、
盾の使い方については重二重ショ(現中二重ショ)から、
それぞれ学んだ。
エツジンLRB機はそれぞれの合わせ技であるから上に挙げた機体もそれぞれ練習してみるとステップアップに役立つと思う。

テクニック、特殊操作

配信アーカイブにももちろん登場してるが、意識・練習しないとできない動きを挙げ説明もしてみる。

レレレ機動+ふわふわ機動

レレレは左右に切り返しを繰り返す挙動で他ゲームでもよく登場するので知っている人も多いと思う。
私は左右に揺れるというよりも、左か右に一定移動したら逆方向に少し入力するような機動を取っている。(軽二でもこういう動きになると思う)
プラスして上下にも一定間隔で揺れることで上下方向にもレレレの効果が得られる。

小ジャンプ

地上でのジャンプ動作はFCSをずらす効果があり、小ジャンプを連続で行うのが回避に有効なのは有名と思う。
これ以外に慣性を切ることができることも覚えておくと良い。具体的には右に移動しながら着地→左方向にジャンプと行うと慣性を切って左方向に切り返すことができる。

ふわふわ機動時のブースト連打

この機体だけではないが、ブースト入力による上昇は押しっぱなしとするより小刻みに入力するとかなりブーストゲージを節約することができる。上昇はやや遅くなるため相手機を振り切るには使いづらいが、引き展開や立ち回りで使いやすい。この操作で高度を維持しようとするとそのまま上記の上下レレレになるため手に覚え込ませておくと便利。

半チャ撃ち

一部のレーザー武器などは射撃ボタンを押しっぱなしでチャージが始まる。チャージしきる前にボタンを離すとチャージがキャンセルされ射撃が行われるが、実はこの撃ち方をすると射撃モーションの前半部分(LRBなら腕を上げるところ)を省略できてしまう。軽二相手には半チャ撃ちで銃口を突き付け、相手がQBをした終わり際に発射することでほぼ必中に近い撃ち方となる。かなり強力なので習得すべし。

AB逃げ(+ハードロック外し)

マウスもしくはスティックを大きく動かすことで、相手からターゲットアシストを外してフリー視点とし逃げるようにABをする技術。
エツジンLRBのAB速度は468ほどとそこそこある。スタートで距離を離せていれば中二ALULA(速度490)にも通用し、P10ブースター相手などはなおさら。
エツジンLRB機は特定の相手機以外にはスタッガー追撃が必須ではなく、お互いにACSゲージが冷えた場合はこちらの得となることが多いためできる限り習得したい。

3プラと同時にABで飛び込む

そのままの通りで強い。ABで相手に突っ込みエツジンとLRBを浴びせると、相手は盾を出したりQBをしたりするが、そこに3プラが当たる。
AB中はこちらも盾を出せないのだが、相手が攻撃しようとすると3プラが当たりダメージトレードが有利になるためどっちに転んでも有利になる
3プラの回転の速さからミラーでの崩し、有利状況の拡大などで使いやすい。ただし本来引き展開に持ち込みたい相手へは多用は禁物。

エレベーター機動

相手が近づいてきたらブースト入力で上空へ逃げ、相手が昇ってきたら自分は落ちるという機動のこと。これを利用する代表的な重二LRBや重二ライフル(げきろロボ)ほどではないが有効に使える。
基本的にABを使わない機体がABを使う機体を相手にするときに有効と覚えておくとよい。この機動を行うと空中にいる時間が増え、お互いの機体のブースト回復速度が遅くなる=ブーストを消費する行動の回転率が落ちるのである。
この機動をする際の課題はミサイル避けで相手のミサイルに対して自信がある場合は良いが、避けきれない場合はエレベーターは控えた方が良い。

QB交差(ABへの鋭角交差と、飛び越えorくぐり抜け)

軽二が主に使うテクニックの流用。
本機体の巡航は速いが、ALULA中二やP10重二のABを巡航だけでさばくことはできない。
相手のABに対しては、相手の軌道に鋭角になるようなQBを行い、振り向き撃ちを誘う。振り向き撃ちはモーション中は足が止まるため時間が稼げるほか、やや命中率も下がる(?)よう。この交差QBは、重ショやエツジンなどには有効だがLRBなどレーザー相手にはリスキーなので注意。重ショエツジンは交差際の弾が一部しか当たらないがレーザーはかすりでフルダメージなのが大きいと思う、理由はあんまりよくわかっていない。
エレベーター挙動の際には、飛び越えやくぐりぬけのQBも活用したい。鋭角交差と同じく振り向き撃ちを誘発できる。
補足としてLRBは振り向き撃ちが得意な武器なので、上記機動で交差した場合にLRBを撃っておくと有利なダメージトレードを望めることがある。言葉では説明しづらいので練習してみてほしい。

LRBチャージショット

無理に習得しなくていい技術。盾なしの相手へのリーサル、スタッガー追撃のリターン増、盾の上からダメージを取るといった用途がある。

LRBパージ

無理に習得しなくていい技術。ミリの相手機体(特に軽二や軽四)を仕留める際に、LRBパージが選択肢に入る。相手視点だと急に速度が上がったように見えるため不意を突けることがある。
数字を載せておくとAB速度が468→476、巡航が346→365となる。

AB交差逃げ(+ハードロック外し)

無理に習得しなくていい技術。相手機体へABで飛び込み、両手武器を一発撃ちこんでからハードロックを外し、そのまますれ違いながら離脱する。
タイミングがシビアな割にリターンもそこまで大きくない。
私が得意(重二重ショ時代から多用していた)なので使っているが、優先度は低い。
ただしこれを習得できると、相手の突撃ABに合わせてすれ違うことでPAのやりすごしやACSゲージ冷やしが望める。

武器とパーツの説明

中二エツジンLRB

エツジン(MA-E-210 ETSUJIN)

巡航機動がメインの機体と抜群に相性の良い武器。有効射程が200mほどあることと速い弾速が噛み合っている。
武器としては、一定距離下では押しっぱなしでダメージと衝撃を稼いでくれパフォーマンスが安定しており防御行動に集中させてくれる。また軽二・軽四相手に強力であることも見逃せない。
アセンパーツとしては、軽量・低負荷であるためLRBとの相性が良い。

LRB(VE-66LRB)

150ジェネとの組み合わせにより反則級のダメージを叩き出すレーザー。弾速は遅いが命中判定が大きいため、近距離では回避困難で、引き展開では相手に引っかけやすい。そして自分から当てにいく分には半チャ撃ちが存在するなど恵まれている。
エツジンLRBで各環境機体に勝っていくためには、このLRBの命中率が非常に大切なため常に意識していきたい。当て感を鍛えていきたい。
150ジェネLRBはロマンのある組み合わせとして様々な機体が開発されてきたが、巡航重視とした本機体が最も扱いやすいと思う。

3プラ(Vvc-703PM)

意外に思われるかもしれないが、私は3プラがこの機体のメインウエポンと考えている。閉所に籠っている相手への回答、相手の進路に置くことで引き展開のサポート、自分より体の硬い相手への打点、膠着時にABとあわせて崩しの手段、とこの武装が担う役割は大きい。リロード時間も非常に短く隙がないと良いところづくしである。
やや難易度が高いかもしれないがゲームメイクを、3プラを中心に組み立てられるようになると上級者と言えよう。

0.6盾(VP-61PS)

特別な使い方はしないが、相当な速度で後退しながらの盾なので一般のインファイト機体に比べて盾の難易度は易しいだろう。
余談だが、以前から攻撃の当てづらい速い機体に盾を搭載すると詰む機体種がいくつか存在すると言われており、それを実現してしまっている面がある。近接メインの機体、スタンガンやバズーカ主体の機体は、そもそも当てづらい上に、針の穴を通すように当てた先で盾があるのでかなり苦しい戦いとなる。

ベリル頭(HD-033M VERRILL)

性能が高水準にまとまっている頭部。個人的にはスキャン範囲・持続・待機の性能を特に評価している。地形戦をよく行うので、遮蔽越しの相手の動きを見たり3プラを先置きしたりするのにスキャンが必須となる。

ダーフォンコア(DF-BD-08 TIAN-QIANG)

なぜか中二脚に載ってしまうコア。破格のAP・防御値・姿勢安定を持ちながら重量75,000台に抑えることができてしまう。
ここをマインドアルファコアにアレンジする型もあるが、盾を使う上ではAPや姿勢安定が高い方が良いのでこれが最適と思っている。アキバス重コアは一考の余地があるがあちらは姿勢安定の低さがやや気になる。
見た目で好みが別れるそう。私は、戦い方が自分でヘンだと思っていてこういうヘンなフォルムの方が似合っているんじゃないかと気に入っている。

バショウ腕(AA-J-123 BASHO)

重量とEN負荷に対して防御性能が高い。腕部積載を超過しているが、OCELLUS FCSにより踏み倒せてしまっている。
重量75,000というのが詳細は省くが、AB速度と巡航速度の効率が最大となるラインである。これをオーバーしていくとAB速度や巡航がガンガン下がっていって対軽量も対重量もしんどくなっていく。
アセンをアレンジする場合はできるだけこの重量をキープしておきたい。

アキバス中二脚(VP-422)

中二脚の中で重量と防御性能のバランスが良い。積載上限もギリギリである。
より硬い腕部を採用するためには積載上限がより高い脚部を載せる必要があるが、すると腕部とあわせてみるみる重量が増えてしまう。本アセンのフレームはかなり奇跡的に成り立っている

SPDブースター(BST-G2/P06SPD)

EN供給がカツカツな150ジェネLRB機体に革命を起こしたブースター。軽二機体としてもQB性能を買ってALULAが採用されることが主だった。
対軽量機、特に軽四を相手取る場合はALULAの方がAB速度が速いのだが、使い込んでいるうちにSPDブースターでもAB速度は十分と感じている。

OCELLUS(IA-CO1F: OCELLUS)

揉み合いになったときのエツジンやLRBの命中率が必須であるためOCELLUS一択となる。

150ジェネ(VE-20B)

レザジェネにしては低いEN出力が扱いづらさを生んでいるが、そこさえクリアしてしまえば、軽い重量・重量の割に大きいEN容量・最高のEN射撃適正と利点が大きい。同様に低いEN出力を克服したネビュラオーロラ型のタンクが有力機体の一つであることからも弱点を克服した際のパフォーマンスの高さが伺える。

重二LRBとの比較

P10型の重二LRB

姉妹機とも言える重二LRB機。重二LRBと中二エツジンLRBと比較して長所短所を挙げておく。(重二LRBとどちらに乗るかの目安になるはずだ)

操作難易度の低さ、扱いやすさ

重二LRBが優れていると考える。機体が硬く火力も優れているため単純な殴り合いは重二LRBの方が当然強い。最高パフォーマンスを発揮するには重二LRBも相応の練度を要求されるが、少ない練度で高いパフォーマンスを出しやすいのは重二LRBである。

ミスの許容さ

ラウンド内でのミスの許容さは重二LRBが優れていると言える。(これはそのまま直前の難易度の低さにも繋がる)
エツジンLRB機は中二機体なので一度崩れてしまったときのロスが大きく取り返しづらい。例えばスタッガーからの近接追撃は、エツジンLRBだと耐えきれないが重二LRBだと耐えて巻き返すことができたりする。

対軽量機への戦いやすさ

エツジンLRBの方が戦いやすいと考える。機体が柔らかいが機動力に優れるためストレスなく接敵しやすい。片手がエツジンのためとりあえず近づければ最低限の打点が得られるのもうれしい。
重二LRBではかなり苦しい軽二セラピやAB逃げミサイラー相手にも、エツジンLRBならいつも通り戦える

対重量機・高火力機への戦いやすさ

エツジンLRBの方が戦いやすいと考える。重二LRBだとどうしてもインファイトで殴り合うことになってしまうが、エツジンLRBだと鈍足高火力の相手は機動+盾でいなしながら安定して戦うことができる(と思っている)。
ランクマッチに一定数いる一発系のアセン相手に安定することを買って私は使用していた。

作戦の豊富さ

突撃or引きやタイムアップ狙いといった作戦の豊富さ、地形戦やスタッガー冷やしといった戦闘機動の選択肢の多さはエツジンLRBに軍配が上がる。巡航速度が速く操作感が良いところもP10の重二LRBにはない長所である。

環境機体への相性、競技シーンに出すならどちらか

これは難しくどちらとも言えない。対軽四を考えるとエツジンLRBの方が戦いやすいが、肝心の重二LRB対エツジンLRBだと重二LRBの方がやや有利なのだ。そのほかの環境アセンに対しても、重二LRBとエツジンLRBで有利不利が切り替わるものがほぼないため、対軽四を筆頭とした軽量機を重く見るか、レーザー機ミラーを重く見るかの選択になりそうである。

おわりに

テクニック部分を中心に、配信アーカイブだけでは伝わりづらいだろう箇所をテキストに起こした。
精力的にランクマ配信を行ったせいかわからないが、エツジンLRB機を使う人が最近増えているようでうれしい限り。エツジンLRBを使う方へアドバイスを最後にのこしておくと、
・基本的に後退入力をしているときが強い。瞬間的でいいので戦闘機動の中で引きの展開を何度もたくさん作ること
・ミラーは3プラ+ABで崩しに行くこと
の二つを覚えておくと役立つと思う。

以上

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