2023/8/8 反芻ダイアリー 前編
Maison Margielaシネマインフェルノへ
コンセプトBYジョンガリアーノ
2023/8/8反芻ダイアリー。前編。
ミラノが気になったクリエイションと
スタイリングの記憶。
さんかくさん、イラストレーターSAYOさんと
マルジェラ徘徊。長文になるので2回に渡って
記事にしちゃいます。
2022年「アーティザナル」最新オートクチュール・コレクションの全ルック30体を 「CAST」と表現し、
衣類のひとつひとつに名前、、、「役柄」がありました。その「CAST」を登場させる映画仕立てなインスタレーション「シネマインフェルノ」。オートクチュールとゴミ袋、スポンジなどのアップサイクル素材が混然一体のスタイリング。会場と衣類たちにはとても見応えがあり、すごくかっこよかったです。
会場は2フロア、1F、地下室での展示。
床にはMMを代表するアイテム、
タビ・シューズの足跡👣その足跡を追ってゆく。
マネキンの前の足跡には、衣装の役柄、素材を書いていました。それはまるで、登場人物の名前、性格のキャプションのよう。
入り口でいただいたパンフレットに和訳が掲載。
今回の映像作品にも登場する物語の
「ミラールーム」など情景のセットがあり、
宙吊りのコンバーチブル・カー(4人乗りのオープン・カー)、手術室のような雰囲気とマネキン。空間の漂っている空気、美しい余白も渋谷の一等地に再現していました。(冊子には「再生した」と表現がありました。)
「危険な場所」「砂漠」「禁断の不運な恋人たち」「親殺し」・・・。
よくぞこんなダークなストーリーを思いついたな、、、と。ガリアーノ・ラグジュアリー節が全開!ドラマチックが過ぎて陶酔寸前。
衣類たちのバイアスカット、再利用アップサイクルの大胆さとアイデアは「へえ〜〜〜!』感動の連続でした。心がウルウル。
ガリアーノ様ならではかと感じChristian Diorの2000年秋冬「ニュースペーパー柄」のコレクションを思い出し。
1991年からスタートした「アーティザナル」は、
マルタンマルジェラの創作における想いが一番反映されたラインナップかと思います。
(アーティザナルはフランス語で「職人の」という意味。)
Prom Girl2
寝袋コート!(見る限りキャンプの寝袋ベースぽい)しかもチェックのチュールあしらい。
流石のメゾンならではのオリジナル生地ですね。愉快かつ素晴らしい。
Prom Girl4
このようなドレスを
「プロム・ドレス」というジャンルにする発想が面白くてじっと見入ってしまいました。
こんなプロム・ドレスがあるんかいっ!と
普段の自分の頭のカタさ?生真面目さに反省してしまうそんなネーミングでした。
Prom Boy1
エソラージュというMM
オリジナルストーンウォッシュ加工の
ピークトラペル(襟)
現在の時代的気分の新しいMIX感覚の素材とバランスの組み合わせ。
ふわふわチュール素材にラバーやPVC合わせのスタイリング、韓流のMVやファッション媒体などで
チラチラ見かけませんか?現在の時代的気分なのかもですね♪
Child4 styling
ビンデージ小花柄と
思いきや、よく見るとハエトリクサ柄でした笑。まさかのハエトリクサ!!
(強く表現したいので2度言ってみます。)
とんがり魔女帽ブローチクリスタル製。
この大きさがとっても良きですね。欲しい!笑。
Usherette
「シネマカーテンスカート」クラシカルな劇場を彷彿させるボルドーのベロアのフレア・スカート。ネーミングの響きが神すぎる。
(自他社関係なく「ロマンチックなサプライズ」2023ミラノ・ランキング1位はさんかくさんが閃いた知る人ぞ知る「着狂いの為のレース」扇子です笑。素敵な響きの商品ネーミング、キャッチコピーありましたらコメントやメッセージで教えてくださいね♡)
そしてこのマネキンがかぶっていた
「レチクラ・コレクション」のHAT。
過去コレクションの残布を再生、アップサイクル。リミテッドピースだそうな。
いただいた冊子には「ピローボックスハット」と表していました、もしかしてMMで使用していた
箱なのかもしれませんね・・・?もしそうだったら、アイデア凄すぎる!!!
緑川ミラノ的まとめ。
オートクチュールを間近で感じれて30分の映像作品まで。
「これが・・・無料で?贅沢すぎません か?・・・うぐぐ。」でした。
日本で展示してくれてありがとう( ´ ▽ ` )ノ
オススメしてくれた紳士ありがとう( ´ ▽ ` )ノ
後半へ続く。
#maisonmargiela
( #メゾン ルジェラ )とは?
脱構築・アンチモードといった世界観で世界に最も影響を与えたブランドの一つ。
デザイナーが初代マルタンからガリアーノに交代した今でも、服づくりの想いは継承され世界中のファンを魅了しています。
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