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2019年予報 結果発表 第2弾|VISIONGRAPH Inc.

【HPブログより転載】

2019年予報 結果発表 第2弾です

こんにちは、VISIONGRAPH Inc.です。
寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2018年の年末に発表させていただきました【2019年未来予報】ですが、 前回に引き続き、第2弾 結果発表をさせていただきます。
当社の予報、果たして当たっていたのかどうか!?
9つの兆しの中から今回も2つの結果を報告させていただきます。

目次

「 Air Pocket こころにエアポケットを  」
・予報1 何もしないことを奨励するサービス
・予報2 音声認識で日記を書くメンタルヘルスサービス
・予報3 遺伝子でスケジューリングサービス
・予報4  スマホ通知を一時的に預り良いタイミングで配信する機能 “

「 経済と病理を生む0秒 Realtime-Economy 」
・予報1 来店前にオーダーして待ち時間ゼロで食べるサービス
・予報2 5G到来に向けた新しい形のARデバイスの登場
・予報3 サマリーを読んだ後に理解を深められる学習サービス
・予報4 空きスケジュールに焦りを感じる空白恐怖症という社会病


まず一つめ
「 Air Pocket こころにエアポケットを  」

2020年のオリンピックに向けて一体感が社会に溢れていく一 方で、個人の心身健康のための内省の時間を取り戻 していく流れは2019年も加速していくでしょう。との考えのもと打ち出した4つの予測を検証しました!


■ 予報 その1
何もしないことを奨励するサービス、イベント、ブランド

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当たり!

今年に入り、ネスカフェの「睡眠カフェ」、何もしない時間をコンセプトにしたグランピング、ホテルなどが登場しました! 忙しさにかまけて、寝不足・・・なんてことはありませんか?
睡眠不足で心の余裕がなくなって、となる前に、いってみませんか?
スマホやネットが普及することで、いつでもどこでも、仕事ができ、誰かと繋がる事ができてしまう今、「なにもしない」を意識的に行う必要があるのかもしれません。今後は更に需要が高まりそうです。
また、「レンタルなんもしない人」が話題になりました。彼自身も「ストレス、義務を感じないことしかやらない」という意味で”何もしない”そうです。そのような彼のスタンスは、今後の働き方に大きな影響をあたえそうです。


■ 予報 その2
音声認識で日記を記述してくれるメンタルヘルスサービス 

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はずれ

現在、音声認識で、日記がつけられるものや、AIが励ましてくれるもの、動脈でストレスを感知し、記録してくれるサービスは、いくつかありますが、まだ、メンタルヘルスサービスといったものまでは、できるものはありません。
ただ、おむつメーカーのピジョンが去年から、育児日記(授乳、おしっこなど)をスマートスピーカーで行えるものを開発中とのことと、他社で、音声からストレスや感情を感知するサービスがあるため、近いうちに育児をする層からストレスを感知する、スマートスピーカー日記が普通になるかもしれません!


■ 予報 その3
" 遺伝子から判別して最適な労働・睡眠・休憩時間を把握しスケジューリングしてくれるサービス “

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はずれ

現在、唾液を使った遺伝子検査、その検査結果から、性格、体質、能力、食生活、コミュニケーション能力を調べる事が可能で、それに合わせたレコメンドをしてくれるサービスはありますが、スケジューリングまでしてくれるサービスはまだありません。
しかし、現在「顔の表情、声のトーン、速さなどから感情を認識してくれるサービス」や、「心拍数からストレス、気分などを感知するウェアラブル端末」は既にあり、そういったものと、遺伝子検査を組み合わせた、正確かつ的確なパーソナルスケジューリングサービスが近いうち、生まれそうです。


■ 予報 その4
“ スマホ通知を一時的に預り良いタイミングで配信する機能 "

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申し訳ありません!もうすでにありました。。
こちら、iOS12(2018年9月18日リリース)から搭載されている、お休みモードの時間設定で、通知オフを時間指定、場所指定、スケジュール指定で可能になっておりました!
また、特定の番号だけ通知するなど細かい設定機能が追加されており、今後は更に細かい設定が増えそうですね!


つづいて二つ目

「 経済と病理を生む0秒 Realtime-Economy 」

チャットbotなどは人工知能によってレスポンスのスピードがより早くなっていま すが、2019年は0秒に近ければ近いほど価値が高くなるリアル タイムエコノミーが萌芽するという考えのもと、4つの予報を検証しました!


■ 予報 その1

” 来店前にオーダーして待ち時間ゼロで食べるサービス ”

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当たり!

マクドナルドでは、スマートフォンのアプリで事前に注文して、レジに並ばずに商品を受け取れるシステム「モバイルオーダー」を今年の1月に沖縄、7月からは静岡県内の75店に先行導入しました。
オフィス街のランチタイムなど、込み合い、時間の制限がある場所では、店内・テイクアウトともに喜ばれ、店舗にも在庫リスクが減るなど、メリットがあり、早急に普及するのではないでしょうか。


■ 予報 その2
” 5G到来に向けた新しい形のARデバイスの登場 ”

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当たり!

先日、中国から新ARグラス「Vivo AR Glass」が発表されました。5Gスマホに接続し、主に「ゲーム」「オフィスワーク」「5Gシアター」「顔識別」「物体認識」の計5つの使用用途を想定して開発しているそうです。同じく中国のnreal社はMRグラス「nreal light」を発表しました。こちらは、Vivoのものよりも小型な眼鏡に見えるデバイスで、注目されています。どちらも2019年秋頃、発売を予定。
またマイクロソフトやGoogleなどは産業用、軍事用のARデバイスは既に発売しており、今後は一般向けデバイスも販売されると予想されています。
国内では主要キャリアが2020年3月頃から5Gのサービス開始を予定しており、それにむけて、KDDIやNTTドコモが5G対応スマートグラス系の企業との連携をしているそうです。
またスマートグラス以外では、運転用のARデバイス、遠隔医療、透過型AR、スマートシティ向けのデバイスも開発が進んでおり、2020年から一気にARデバイスの普及が進みそうですね。
現在行われているラグビーワールドカップでは5GのプレサービスにてVRで臨場感溢れる観戦を行っており、東京オリンピックでも5Gを使ったAR体験ができるかもしれません。


■ 予報 その3
” サマリーを読んだ後に理解を深められる学習サービス ”

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はずれ

現在、本の要約が読めるサービスFlierが人気がありますが、今年に入り富士通が、AIで瞬時に記事を要約して書き出してくれるサービスを無料公開しました。まだ一般には公開されていませんが、要約の精度が高いようなので、一般向けサービスとして提供されれば、ニュース記事などを短い時間で読みたいときに使えそうです。
また、最近、AIによる学習最適化サービスが効率的に学べると人気です。それぞれの得意、不得意、つまづき、集中状態を感知し、一番適した学習を提供してくれるといったものです。今後、精度がアップし、更に効率的な学習サービスがうまれそうですね。


■ 予報 その4
” 空きスケジュールに焦りを感じる空白恐怖症という社会病 ”

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ほぼ当たり!

最近、若者に「Zenly」という位置情報アプリが大変人気となっている。このアプリは自分、友達、家族などが、今どこにいるかが、一目でわかるアプリで、常に誰かとつながっていたいとの想いから、流行っているのではないか、と言われています。
ただ、その反面、空白恐怖症の人が気にしている、予定がないことがすぐに解ってしまうアプリでもあります。
よって、このアプリの普及により、空白恐怖症を更に加速させてしまうかもしれません。
実際、Zenlyを始めてからは、予定をわざと作り、それがストレスになっている人がいるそうです。また自分の位置を知らせない、ゴーストモードなどがあり、相手にこのモードを使われると、信頼関係が崩れるという問題も生まれているようです。
常に繋がれる便利さの反面、ストレスを感じやすい状況が生まれており、そういったケアを考える必要があるのかもしれません。


次回も引き続き、2019年予報の結果報告第3弾をお送りします。

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次回を楽しみにしていてください。どうぞよろしくお願いいたします。


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