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2019年予報④:Air Pocket こころにエアポケットを

熱中≒中毒≒依存
やめられなくなる前に強制終了。
心身の平穏を自分に贈ろう。

今日起きてから、どのくらいの時間スマホを見ていましたか?
1日の通知が100件!何と70回もスマホを持ち上げているらしい…気付かない行動とは恐ろしいものですね。
英単語addictには熱中、中毒、依存という意味が含まれます。これら全て、どのくらいの時間を割いているか、自分でもわからなくなっている状態。言わば、ずっと「オン」の状態です。
合宿形式のデジタルデトックスが流行るなど、強制的に「オフライン」になる事が改めて見直されていますが、ますます遮断状態が必要になってくるでしょう。
楽しんでやっていた事も今ではシガラミになっているかもしれませんし、重要だと思っていた事も実は単なるノイズでしかないかもしれません。遮断して、心に平穏を取り戻し、改めて要るもの要らないものを整理する時間や空間が必要です。
2019年は、強制オフ会サービスや、他人にオフライン状態を通知する機能が重宝されるかもしれません。

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2019年にあらわれる<かもしれない> もの

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iOS12から搭載されたスクリーンタイムが象徴するように、デジタルライフの中の健康が見直されたり、瞑想などで深く内省する人々も現れてきています。
2020年のオリンピックに向けて一体感が社会に溢れていく一方で、このような個人の心身健康のための内省の時間を取り戻していく流れは2019年も加速していくでしょう。
例えば、
• 何もしないことを奨励するサービス、イベント、ブランド
• スマホ通知を一時的に預り良いタイミングで配信する機能
• 音声認識で日記を記述してくれるメンタルヘルスサービス
• 遺伝子から判別して最適な労働・睡眠・休憩時間を把握し
スケジューリングしてくれるサービス
などが考えられるでしょう。
2012年からSXSWに参加するDesign Ethicist(デザイン倫理家)のトリスタン・ハリス氏はいち早くからこの問題を取り上げ、 サービスデザインの目標設定をあり方に警笛を鳴らしました。サービスの利用時間に比例してユーザーの幸福度は上がっていくわけではないという気づきを与えたのです。
果たして2019年はどんなデザインが良しとされるでしょう?


<2019年予報全てのダウンロードはこちらから>


ちなみに本予報の振り返り記事はこちらです:


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