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2019年予報⑦:Inside-Out ナカソト ごちゃまぜ 現象

中と外の境界が曖昧に。
屋内でも屋外でも、逆転の発想で楽しんだもん勝ち。

窓のない部屋で自然光を再現する照明、崖や岩をプロジェクションマッピングしたボルダリングの壁面。ジェクションマッピングしたボルダリングの壁面。逆に、屋外で快適でオシャレな空間を体験できるグランピング、公園にクッションや寝袋を持ち込んで見る野外シネマ。屋内にいながら屋外を感じたり、屋外にいながら屋内を感じたりという逆転現象が起きています。
他にも、都会のビルの屋上や中庭に、木々が生い茂る公園や畑を作ったり、田舎の廃校の中に水耕栽培の施設を作ったり。これも空間を交換したような逆転現象が起きています。
歴史的に日本の建物を見てみると、日本庭園や茶室、障子文化など、外光や景色を家の中に取り入れる工夫がなされいてます。元々、自然と共生する事を良しとして、中と外の区別が曖昧なものを好む傾向にありますね。文化的背景も踏まえ、中と外の境界を曖昧にするサービスや商品が、流行するでしょう。
2019年は、外の公共空間がジムのようになったり、都会にいながらサファリパークを味わったりという事が人気になるかもしれません。

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2019年にあらわれる<かもしれない>もの

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2018年多くの人がインスタグラムで見ただろうチームラボのデジタルミュージアム。インスタ映えする体験型施設が一躍人気となりました。また同時にSNSで見かけたのは公園で映画を見たりグランピングしたり、屋外でやることとは思えないような新しい体験です。
2019年もこのような屋外空間で行う屋内アクティビティや、屋内空間をデジタル技術で屋外のように体験できるコンテンツ、また都会に田舎をインストールしたりする「ウチとソトをごっちゃにする」ものが引き続き人気となるでしょう。
例えば、
• VRやプロジェクションを使い五感で感じる都市型サファリ
• 屋外の公共空間をジム的に改築。市民の健康を促す仕組み
• 寒さ / 暑さを再現して新しい試着体験を提供するショップ
などが考えられるでしょう。
SXSW2016でも、都市空間で楽しむアウトドアスポーツのセッションや、屋内で映像を使って楽しむサイクルジムSOULCYCLEの創業者たちが新しい都市の楽しみ方について議論を重ねていました。さて、この先にはどんな体験が待っているのでしょうか?


<2019年予報全てのダウンロードはこちらから>


ちなみに本予報の振り返り記事はこちらです:


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