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2019年予報①:Visual vs Homely〜ビジュアル系と アリノママ系の攻防〜

見栄えや人目を意識した行動「ビジュアル系」と
他人の目を意識しない自分のためだけ行動「ありのまま系」

インスタ映え・蝿という言葉が出てくるほど流行したInstagram。
そのため、多かれ少なかれ行動が”見栄え・人目”をより意識したものに。
顕著なのは食。ビジュアル的に映えるものを食べたり作ったり。味よりも美味しそうに見えるかどうかが重要なポイントになったように思います。
逆行する形で、力尽きた時に簡単につくれるズボラ飯などに代表される、”人に見せる必要がない自分のためだけ”のご飯も、たくさん紹介されるようになりました。

2019年は、食に限らず、見栄えを意識したモノ・サービスの需要は引き続き増えるでしょう。それと共に、誰かに見せる必要のない自分のためだけのモノ・サービスを提供するビジネスが伸びると考えます。

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2019年にあらわれる<かもしれない> もの

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ミールキットや冷凍食品はより手軽に「ヴィジュアル系」になれるサービスへと更に加速する1年になりそうです。同時に、「アリノママ系」に向けたサービスやプロダクトもより多く生まれてくると考えています。

例えば、
・ありのままでいられる時間を確保するための食事回数を減らすことができるサプリタブレット「満腹ミント」
・集中力をマネジメントしやるべきことをさっさと終わらせ、自由な時間を手に入れるための「マイ活」
・盛らない・自然すぎる・さりげない加工に重きを置いたスマホアプリの機能「素加工」
などが考えられるでしょう。

SXSWでも数年前からこのような議論はされてきました。
シェフからフードテックスタートアップ、農家やマーケッターなど食関係のプロフェッショナルが集まるSXSWのFOODトラックでは2017年にfoodporn(フードポルノ)という言葉が目立ち “ビジュアル系”に留まらない様々なケーススタディをもとに議論がされていました。

さて、2019年はどのような未来が読み取れるでしょうか??


<2019年予報全てのダウンロードはこちらから>


ちなみに本予報の振り返り記事はこちらです:


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