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OpenEXR AEで開けない!読み込む方法

皆さんお久しぶりです。
最近投稿していませんでしたが、今日は時間があるのでクリエイティブなことを初めてになりますが投稿します。
なんとフリーランスほどほどに成功継続できていまして、忙しいのです。
先日、案件が終わって次の案件が入るまで束の間の好きなことできるこの時間に色々とメモを書き込んでやろうというわけですね。
ということで今回は、OpenEXRをAfterEffectsで読み込む方法をメモします!

まず、After Effectsですが、3DCGにおける私の知見としてはNukeでコンポジットした後更に手を加えるために使用するツールだと思っています。
なぜコンポジットして更にコンポジットするのかですが、After Effectsは2Dメインのツールでありかつ標準で8bitの色しか扱うことができないからではないでしょうか。
一方で、Nukeは扱ったことなないものの32bitカラーのOpenEXRも3D空間上のコンポジットも対応しているそうです。
でも、After EffectsでOpen EXRを全く扱えないというわけではありません。
設定を変更すれば扱うことができます。

OpenEXRを読み込める設定

というわけで、これが設定です。
ファイル>プロジェクト設定
ですね。
他にここの画面で2Dアニメ向けの設定なんかもできたりします。

【変更箇所】
色深度    8bitチャンネル から 32bitチャンネル(浮動小数点)
作業スペース なし        から AdobeRGB(1998)
□作業用スペースをリニア化をチェックうぉおおおん☑

ですね!
これでOpenEXRを私の環境では正常に読み込むことができました。
デフォルトの作業スペース「なし」ってなんだそれ!って突っ込みたくなります。
ちなみにデフォルト設定で読み込むと色がおかしくなるんですね。
私はここで困っていました。

正常に読み込んだ場合
デフォルト設定の場合

こんな感じで色がぶっ壊れます。
特に最初に制作していた時は徹夜して朝この状況に陥ったので本気でむかついてたし、できなくて心が崩壊しかけていました。
(何のために夜通しモデリングしてたんだ、レンダリングにこんな時間かけたんだと思っていました。)
この時は解決する余裕なかったので、ひとまず.pngで読み込みました。
pngやjpeg、tiffなどは基本的に8bitカラーなのでこういうことは起こらないのです。
でも、OpenEXRだと32bitなのでこうなります。

ただし、ですね。
OpenEXRを扱わないのであれば、デフォルト設定のが快適であると思われます。
理由はAEは8bit, 2Dに最適なツールなのです。
したがって、32bitで動作させるのは処理が重くなるんじゃないかと思います。(そんなことないかもしれません間違っていたら指摘してね!)
でも、OpenEXRを使えばDCCツールで制作したフォグやライティングをレイヤー分けして超細かなコンポジットを実現できるんですよ。
浪漫主義者であるのなら使いたいですよね笑
あとOpenEXR本気で使うならArnoldのAOVの設定とかガチでいじってみたいなとか思っちゃいます。Blenderよりやりやすそう。
あとあとーAEなんか使わないでNukeかUE使ってーコンポジットしたらもっといいものできないかなーって…

最後にOpenEXRの読み込み方でも書いときますか。
AEで連番読み込みって、フォルダごとドラッグすれば連番で読み込めます。
でも、OpenEXRはレイヤーを保持できるという特性からドラッグで読み込むと正常に読み込めません。(この特性のためにPhotoshopだとレイヤー保持されない有料ソフトでしょう?????くそがっ)
なのでファイル>読み込みまたはCtrl+Iでウィンドウを出します。そして…

素晴らしきOpenEXRの適切な読み込み方

連番画像を読み込むときの「***シーケンス」に☑をいれかつ、読み込みオプションの「□コンポジションを作成」に☑しましょう。
これでレイヤー情報を保持したまま読み込むことができます。

では、コンポジット楽しんでください!
AEの限界なんか超えて制作したいなら無限のNukeへさーいくぞーわっはっはハー



以上


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