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青嶋未来六段による指導対局会ふりかえり

2022年12月4日に、麻布十番のDream AcademiAで開催された青嶋未来六段の指導対局イベントに参加してきました!
内容は、自戦解説と指導対局でした。

自戦解説の題材は、今年9月にあった伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦予選・石田直裕五段戦でした。青嶋先生の三間飛車穴熊対石田先生の居飛車穴熊の棋譜で「自分らしい将棋が指せたと思ったので、この対局を選びました」と教えてくれました。「6七銀型で穴熊に組むのは珍しい」といった序盤のことから、終盤に「寄せがありそう」と判断してからの指し方など、とても勉強になりました。

はりきって会場に一番乗りしたため良席を確保できて、至近距離で解説を聞くことができました。ありがとうございました。

自戦解説の後は指導対局です。青嶋先生の将棋の指導対局を受けるのは三年半ぶりくらいのことでした。今回、初めて自分の駒を持って行ったのですが、先生に「駒袋かわいいですね」「いい駒ですね」と言っていただけて嬉しかったです。そして手合いも初めての二枚落ちに挑戦しました。銀多伝を勉強していったのですが、完璧に定跡を覚えることはまったくできなかったので、下手のだいたいの方針だけを頭に入れていきました。

棋譜はこちらです。

上手が右の金を攻めに使い、下手はその金を目標に指していく変化になりました。銀多伝の中では、おそらく下手がいちばん指しやすい変化ではないかと思います。

図は53手目△6四歩まで

ここまで定跡通りでしたが、自分がこのあとの手順をまちがえて覚えていました。定跡だと▲6五歩△7三桂▲6四歩△同銀▲5五桂△同歩▲同銀と攻めをつないでいくのですが、▲6五歩△7三桂▲6四歩が完全に抜け落ちていて「おかしいな、今64にいるのは銀のはずなのに……」と考えてしまいました。

▲5五歩△4二金▲5六飛△6五金

図は57手目△6五金まで

▲8六飛を指そうかどうか考えたのですが△7三玉のあとが分からず、飛車が狭くなるのも嫌でやめたのですが、感想戦で「△7三玉には▲6六歩がありましたよ」と教えていただきました。確かにその通りで、▲6六歩が見えていなかったのはちょっと恥ずかしかったです。
このあとは、やや難しく考えすぎて手が分からなくなってしまったのですが、中飛車らしく中央から攻めていく手で大丈夫でした。

図は92手目▲5三銀まで。ここで終了時間となりました。

89手目△6二銀のあと、▲同角成△同玉▲5三銀△同歩▲同歩成△同金▲7三金まで読んでいたのですが、そこで△5二玉と逃げる手は読んでいなかったです(△同玉▲5三飛成しか考えてなかった。)△5二玉に▲5四歩が詰めろになるので、△4三金に▲4四歩……のように指していけば下手が勝てる、という感じでした(メモを取らずに記憶のみなので、細かいところは間違えているかもしれません。)

指導対局終了後は写真撮影タイムとサイン会がありました。
ドリームアカデミア顧問の青嶋先生初の将棋イベント記念として、揮毫入り扇子・駒箱・色紙の販売がありました。扇子や色紙はおなじみですが駒箱は聞いたことがなくて、レアだなと思ったので、私は駒箱を購入することにしました。順番待ちをしている間に何を書いてもらおうかじっくり考えた結果、日向坂46・小坂菜緒さんの「緒」という字がすごくいいんじゃないかと思いつきました。

青嶋先生は将棋界随一のおひさまです。

サインを書いてもらいながら日向坂46についてお話しすることができてとても楽しかったです。詳細は先生と私だけの秘密にしておきます。

青嶋先生とオタク

この日は、青嶋先生のサインが入った『青嶋の結論』を持参している方や、青嶋先生の六段の揮毫をまだ持っていなくてずっとほしかったんです……と話している方など、先生のことが好きな人たちばかりのとても良い空間ができていました。青嶋先生が王位リーグ入りを決めたら記念イベントをする、という話も出ていたはずなので、その実現を楽しみにしています。

ドリームアカデミア様、今年は本当にありがとうございました!

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