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産業保健職の思う新NISAにおける勝者

国策の投資であるNISA。
減税で利益を得られるのがメリットであるがデメリットも当然あり、NISAの特徴については割愛するが、来年から市場に多額の資金が入ることは間違いないだろう。

産業保健職の立場からみる「この投資で勝つのは誰か」を考えてみた。

社会では2000万円問題なんて言われているが、「投資と産業保健を結ぶやつは低俗!」と思われている方は今すぐこのnoteを閉じてください、誠に申し訳ございませんでした。

訪問する企業がどんな商売をしていて、単価がいくらで、どんな顧客がいて、社員がどんな働き方を知ることは、まさに産業保健を知ることでもある。
そして産業医として、契約している企業が成長するのは嬉しい。
訪問する企業が家賃の高いビジネス街に移転するなんてことはよくあることで、高層階からの眺めは、低いところから高くなってこそ思い入れが深い。
有名な話ではあるが産業医の報酬も社員数によって違う。

日本橋医師会資料引用


この医師会の産業医の報酬表をみたことがあると思うが、企業成長と産業医の報酬は直結していると言える。
従業員数の多い企業はきっとすでに優秀な産業医がいるだろう。
君が産業医として良い評価を得たければ、10年20年かかるかもしれないが、小さい会社が大きくになるまでサポートすれば良い。
非常にわかりやすい高評価を得る方法である。
50人未満から応援していた企業が700人規模となって、産業医の報酬はこの資料を参考にすると3倍近くなるわけである(実際にはそうならないこともあるが)。
そのお金の意味をしっかり理解できて、心から実感もするだろう。
ないとは思うが、企業成長させたいがあまり右寄り産業医として、企業活動よろしく長時間労働許容GOGO判定なら、あとで裁判で痛いしっぺ返しがあり、自信と信用を失ない、産業医としては終わるだろう。

産業保健職として企業を成長させたい、持続性を持たせたいと思えば、壮大なテーマで仕事をやることになるはずだ。
企業が大きくなればなるほど、社会のために必要なサービスを提供する企業になる必要があり、そして事業者は社員の働き方に注力しないといけない。
実際に上場を目指すと法令で様々な制限がかかり始める。
ブラックな働き方では、企業成長が止まる。
企業の信用を失い、良い人材は入ってこない。
成長し続ける企業の産業保健職の役割は、一定の効果を成しているということはできるのではないだろうか(賛否あると思います)。
決して小さい企業の産業医が粗悪で、大企業の産業医が良質と言っている訳ではないです。

話は外れてしまったが、国策のNISAの勝者は誰か。ここからは投資に興味がある人だけ見てもらったら良いと思う。

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