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次世代スーパーマイクロサージャリー研究会発足とオンライン講演会の開催

次世代スーパーマイクロサージャリー研究会を立ち上げ、初めての講演会を2020年10月14日に開催しました。その報告をさせていただきます。

次世代スーパーマイクロサージャリー研究会とは

リンパ浮腫を外科的治療を可能にすることで知られるようになった超微小外科。一般にスーパーマイクロサージャリーと言われます。私たちは、このスーパーマイクロサージャリーを医療面・産業面におけるさらなる発展・普及を目指し、光嶋勲先生(広島大学国際リンパ浮腫治療センター長)を会長とする「次世代スーパーマイクロサージャリー研究会」を発足しました。

本研究会では、医工・産学の研究者等が一同に会し、それぞれの最先端の研究動向を共有するとともに、次世代スーパーマイクロサージャリーに関する新たな研究課題の発掘やその実現可能性についての検討をおこないます。

オンライン講演会について

この取り組みの一環として、2020年10月14日より毎月1回のオンライン講演会を月に1回のペースで、全6回開催します。第一線で活躍する医師を講師にお招きします。超微小外科領域における最先端の動向を把握いただけるほか、講演の後には質疑応答を通じて、現場が求める技術ニーズを検討できるような有意義な機会になるものと考えております。また、医療関係者と企業の皆様が共に未来を築いていく場にできるよう、回を重ねながら工夫をしてまいります。

第1回『 超微小外科技術・再建外科の最新動向 』

第1回は、「超微小外科技術・再建外科の最新動向」テーマに、医学と工学で最先端かつ臨床で功績を挙げる4人の講師をお迎えし、医工連携の課題と未来への可能性についてご講演いただきました。聴講には、企業から21名、医師と工学系のアカデミアから19名で、合計40名が参加しました。

第1回のプログラムは以下の通りです。演題をクリックして、各報告レポートをお読みください。

超微小外科技術(スーパーマイクロ)の機器開発と臨床応用:世界への発信
広島大学病院 国際リンパ浮腫治療センター 光嶋 勲 氏

医工連携による新治療創出への期待
東京女子医科大学先端生命医科学研究所 特任准教授 岡本 淳 氏

再建外科の基本とスーパーマイクロサージャリー
国立国際医療研究センター 形成外科診療科長
国際リンパ浮腫センター センター長 山本 匠 氏

再建外科領域のニーズ、患者さんのペイン、医工連携の可能性
癌研有明病院 形成外科 医員 辛川 領 氏

第2回は11月25日18時〜20時に開催します。ご関心ある方は、みらいメドテックのHPから概要と詳細をご確認ください。

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