Cさんを大切にしたいスタッフさんから移乗介助の相談をいただきました。
こんにちは。
『今持っている可能性を引き出し、あきらめない未来を支える専門家』
ライフサポーターPOST★まんの保田です。
少し気を抜いたら投稿が滞ってしましました(笑)
その間にキャッチコピーの小幅な変更。
前のよりは、「いいよ」って言ってくださる方も!
その人のチカラとは、周りの条件で大きく変わります。
そんな「条件づくり」について、今回も書いていきますね。
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毎月訪問させていただいているデイサービス。
経営者もリーダーさんもスタッフの方も、「利用者さんを大切にしたい!」という気持ちにあふれている素晴らしい事業所さんです。
Cさんは、一人で座ることのできない女性の方。
車いすのように背もたれがあると座る姿勢はできるますが、座り方で容易に傾いてしまう方。
拘縮はありませんが、まったくと言っていいほど足にも力が入らない方。
そんななか、座って食事、トイレで排泄、湯船につかってお風呂を護っていてくださってます。
スタッフごとに丁寧に、できる方法で移乗介助をしてるけど、それぞれがバラバラになっているので、見直しをしたいというご相談でした。
「介助者が楽ならCさんもきっと楽。だから自分が楽な方法でやってます」
これも一つの考え方で方向性ですが、でもきっとそこに違和感があるから相談されたんですよね。
「Cさんを大切にする」とはどういうことだろう?
こんなところから見直しを始めてみました。
✔ 大切にしたいのは、Cさん食事、排泄、お風呂であり、コミュニケーショ ンであり、休息。
✔ 人に助けてもらうばかりだけれど、少しでも自分で「動けた」とか「できた」という実感を持ってほしいな。
✔ 少しでもCさんに残っているチカラを活かしたいな。今あるチカラを大切にしたいな。
✔ 丁寧にコミュケーションを大切にしていきたいな。
この大切にすることを、具体的にCさんに手渡しできるか、できないかで、
Cさんの未来って変わる気がするんですね。
こんなことを提案させていただいて、「Cさんを大切にする」ということの方向性を確認させていただいて、実際に、移乗介助の実際に、思いと考え方と理論を落とし込んで動きながらシェアさせていただきました。
とはいえ「私難しい!」という方ももちろんいらっしゃいます。
そんなときは「あなたにためのちょっと一工夫」を一緒に考えて
「できた」「やれるかも」を目指したいのです。
この日も皆さん、ここにつながることができました😊
⭕さらにびっくりしたこと2つ⭕
1⃣ Dさんのトイレ介助に活きた!
Cさんの後に検討する予定だったDさん。DさんはCさんに比べ、難易度が高い方。研修担当の方との打ち合わせでも「Cさんの後取り組んでみようね」ってなっていましたが・・・
ポイントを確認していただくことで、Dさんの介助でも手ごたえを感じていただけました。
2⃣お風呂が難しいときあるんだけど、こうしたら安心できたよ!
スタッフご自身が動いて皆さんにシェアされ理屈を解説させていただきました。
いやーみなさんすごいわ!
次回の来月の訪問では、この日のことをふまえてやってみた結果、
できたこと、難しかったことを共有し、一つ一つ解決していきます。
利用者さんを大切だけでなく、もちろんスタッフさんも大切にできるために
できないことや人をを放っておかないために
私自身も進化を求められる「大切な時間」です。